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泉山磁石場_佐賀_工芸思考

泉山磁石場。

有田焼、日本の磁器発祥の地。

有田焼、伊万里焼、唐津焼、鍋島焼 ...
佐賀になぜ焼き物がこんなに沢山あるの?と思ったら、
豊臣秀吉の時代の朝鮮出兵が関連していました。

朝鮮出兵の際に、唐津を起点に日本へ多くの陶工と職人が連れてこられ、その中の朝鮮人陶工が有田の泉山で磁器の原料を発見する、という。
火山の中で奇跡的に生まれた土だといわれ、
鉄を除去した土から、柿右衛門窯が初めて白い磁器を作り出しました。

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1616年から400年近く、山がなくなるくらい採掘されていたので
ふたつの穴に足を踏み入れると、
手掘りの跡が無数にあるのを確認できます。

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いまは、天草の土の方が白くて粘り気もあり扱い易く、
佐賀県内の磁器でもそちらを使われることが多くなり
ほとんど泉山磁石場の土は使われていないけど

何も足さずに粘土を生成できる、
ここの土の可能性を探るために土を寝かすなど実験をしている姿も印象的でした。何を特長と捉えて、活かすか。

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申請して許可をとって、採掘の洞窟の中までご案内いただいた
李荘窯の寺内さん、ありがとうございました。

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お時間いただきありがとうございます。