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全裸監督を見て(一部ネタバレ)

話題作『全裸監督』を見た。

伝説のAV監督「村西とおる」の自伝をベースに、フィクションとノンフィクション交えて、アダルト産業黎明期をまとめたNETFLIXオリジナルドラマ。

全8話で圧倒的スピード感で話が進んでいった。天才村西とおると、それを目の敵にして潰しにかかる大企業、甘い汁を吸おうとするヤクザ、それに癒着する警察など、世の中のダークサイドが次々出てくる。

世の中の賛否両論

もともと興味を持ったのは、Twitterで賛否が分かれて、それに関してずっとトレンドが続いていたから。賛成派否定派双方、どういう主張かはしっかり見ていないけれど、ヒロインのAV女優の許可がないということと、村西とおる自身の過去の犯罪行為(出演の強要等)の2つが流れで目に入った。

それに関して言うと、自分は「全裸監督」自体を完全にフィクションとして見たように思う。

合わせて、業界の裏側だったり、アウトローなシーンを多く見て、正直怖いなと思った。そもそも作品自体が、AVサイコー!村西とおるサイコー!!みたいな感じよりは、裏世界もあり、時代の流れもありな中で破天荒な村西監督を題材に作られたエンタメ、という印象を持ったので、エンタメに対してあまり真面目な意見になれないというのがある。

もちろん、人によって感じ方は違うのだろうけど、自分は、という意味で。「全裸監督」や村西とおるがめっちゃ好き!ともならなかったし、特段、不快だ!とも思わなかった。単純に面白かったなぁと感じた。

リスクを取る

見てて思ったのは、とにかくリスク取りまくっているその生き様が、痛快だなということ。警察に捕まりそうになって逃亡劇を繰り広げたり、撮りたいものがあるからと借金してハワイに飛んだり、ハワイで逮捕されて懲役370年と判決を受けたり。(保釈金1億円)

破天荒な生き様で、周りの人をどんどん惹きつけていく様も痛快だった。保釈金1億円集めちゃう周りの仲間たちもすごいなと思った。そこまでさせる何かがあったのかなぁと。助かったとして、1億円の借金からスタートだし、それでも助けてしまうカリスマ性だろうか、そういう人望に少し憧れる。

信念を持つ

そして、リスクを取れるためには、信念が必要だと思った。成さねばならないことがあって、それを自分がやらねばならない、という信念があることで、どんだけ借金抱えようが、敵が現れて邪魔しようが、突き進むことができるんだろうなぁと思った。

振り返って、そういう熱狂できる何かが自分にはあるだろうか、と考えてしまった。それを探していくのが人生なのかもしれないし、日々日々変わっていくものかもしれない。どういう方向にせよ、自分の選んだ道に熱狂できるよう、本腰を入れてやるのが大事なんだろうなと思う。

やっぱり歴史に名を刻む、って憧れる。

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