チャンピオンズカップファイナルJAPAN & KOREA 白単人間 13位 備忘録


前週のアメリカのチャンピオンズカップで優勝したリスト
僕が日本の本戦で使用したリスト

変更点・雑感
・マナベース
1ターン目に特定の色マナを必ず出したい場合のアンタップイン有色土地枚数…17枚。下限は16枚。
3ターン目にダブルシンボルを要求する場合の必要色マナ枚数…18枚。
白単は土地2枚で止まって勝てるデッキでは無く、必ず土地3枚まで伸びて欲しい。また土地5枚までなら複数アクションをする際、またミシュラランドや徴兵士官の起動などで許容できる。適正な土地枚数は23~24枚。
ミシュラの鋳造所を減らす前提で2枚入れてテストしてみたところ、変わり谷と同時に引いている場合に追加の変わり谷に近しい働きをし、使用感は良かった。総土地枚数23、必要な色マナが18で1枚無色土地に割けたので採用。
・スカイクレイブの亡霊
メインボードの除去枠は粗暴な聖戦士4枚が一般的だが、このカードの強みは対緑単信心戦で茨の騎兵を追放できることのみ。それ以外のマッチアップ、除去が多いイゼットフェニックス、ラクドスミッドレンジには帳簿裂きやシェオルドレッドを確実に追放できる亡霊のメリットが大きく、またTire2以下の一時的封鎖やアクロス戦争を使用するデッキ、天使などのマスト除去を連打するデッキに対しても亡霊の方が優れている。
粗暴な聖戦士メイン4枚、サイドに亡霊2枚でテストしていた際にほとんどのマッチで亡霊をサイドインし聖戦士がサイドアウトされたりされなかったりしていて疑問を感じた。粗暴な聖戦士の3~4枚目が緑単信心、クリーチャーデッキへのサイドボードカードである。
・精霊への挑戦
4枚必須枠ではない。初手のキープ基準にならず、サリアとの噛み合いが悪く受動的なプレイがし辛いシーンが多い。緑単信心戦の鍵となるカードではあるが、それでもゲーム中1枚引ければ十分であり追加の追放除去の方が初手からプランを立てやすい。調整中はずっと3枚でプレイしていて追加で欲しいと思うことも無かったのだが、サブミット直前に粗暴な聖戦士とスカイクレイブの亡霊の配置換えを行ったため、緑単信心へのゲーム感が崩れることを恐れてこれも直前に4枚に変更。本戦の緑単信心戦で「徴兵士官×2、精霊への挑戦×2、平地×2、変わり谷」のハンドをマリガンした時に後悔した。次は必ず3枚にする。
・それ以外
それ以外の1枚だったり3枚だったりするカードは、サイドボードのスロットの関係で押し上げられたカードだったり各マナ域で一番微妙なカードをカットしたり。光輝王の野心家だけはキープ基準として4枚目が欲しい寄りだったので入れられなかったのが心残り。

各マッチアップ
vs緑単信心
有利
先手の優位が大きいゲームだが、サイドボード後にポータブル・ホールでマナ加速に干渉できる分白単側が後手でも勝ちうるマッチ。キープ基準は十分なクロックと除去。使っている側からは分かりづらいがサリアが実は効いている。
in ポータブルホール3 粗暴な聖戦士1
out 不屈の護衛3 救出専門家1

vsイゼットフェニックス
有利
帳簿裂きの定着に全てがかかっているマッチ。フェニックス側がブロック・墓地貯め・手札操作の多くを帳簿裂きに依存しているため、そこを除去されると白単の物量を防ぎきれず、逆に維持できればフェニックス側のイージーゲーム。若き紅蓮術士、氷の中の存在、弾けるドレイクなどフェニックス側の切り返しは基本クリーチャーなので、全ての除去とリソース源をサイドインする。
in ポータブルホール3 邪悪を打ち砕く2 安らかなる眠り3 婚礼の発表4
out 粗暴な聖戦士2 精霊への挑戦4 有望な信徒3 キテオン1 光輝王2

vsラクドスミッドレンジ
不利
ラクドス側の除去とブロッカーが軽い上にカードアドバンテージも維持してくるので、順当にカード交換が行われると一瞬で白単側のカードが無くなる。ラクドス側がタップインでもたついたり微妙にマナフラッドするなどの躓き待ちで基本白単が不利。サイドボード後は婚礼の発表でリソースで追いすがる姿勢は見せるものの、絶滅の契機などラクドス側もクリティカルなサイドがしっかり取られているので相性好転するには至らない印象。個人的には5試合行ったら2-3負け越しの文字通り4:6の相性差だと認識しているが、各地域チャンピオンズカップのデータではラクドス対白単の勝率は5分5分と出ているらしいので僕のサイドボーディング・プレイ指針がイマイチなんだと思われます。いい案募集中です。
in 婚礼の発表4 邪悪を打ち砕く2
out 粗暴な聖戦士1 ポータブルホール1 有望な信徒2 精霊への挑戦2

vs青白コントロール
五分~微有利
青白側の構成に依存、一時的封鎖型だと不利、ポータブルホール型だとそこそこ有利。大体お互いブン回って1ゲームづつ取り合って青白が一回事故って勝つ。
in 邪悪を打ち砕く2 婚礼の発表4 レーデイン2
out ポータブルホール1 粗暴な聖戦士2 亡霊2 精霊への挑戦3

他含むマッチ相性
有利
緑単信心
イゼットフェニックス
イゼット独創力
奇怪な具現
ロータスコンボ
青白コントロール
青単スピリット

不利
ラクドスミッドレンジ
セレズニア天使×
ケルーガ×
グルール機体×
ラクドスサクリファイス×
アブザン脂牙
赤単アグロ

tire高めにまあまあ有利な相手が多い代わりにtire2以降に絶望的な相性差のマッチも多く、それなりにリスクがある択だと納得してプレイしていました。ゲームが速い、123のブン回り、何といっても変わり谷で殴れる!爽快なデッキです、おススメします。

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