わずか15分を舐めてはいけない。ラジオ英会話を例に

大西泰斗さんのラジオ英会話去年の10月以降ちょくちょく聴き始めた。

この番組がなぜ大人気なのか少し分かった気がする。英文法の解説が分かりやすいのだ。高校生のときこんな分かりやすい授業だったかなとあの頃を回顧してみた。

英文法の授業の記憶を思い出してみる。取り合えず学校へ行ってただ授業をこなしていただけというか、英語の先生の顔はぼんやり覚えているが、どんな授業内容だったか思い出せないという始末だ。

高校生のときは学校には行くものだという感じで決まった時間割で授業をただ受けていただけだった。今思うとなんともったいない時間の浪費。主体性がない学生だったのだと思う。

それとは正反対ではあるが、今の私には”聴き力”という意識がある。その人の話を可能な限り聞き漏らさず意図するコアなメッセージを掴む。それは細部に現れる、と。たったの15分ではあるが、その意識で耳を傾けると驚く情報量と新たな知の学びが溢れている。大西さんやクリス、ローザさんから発せられる言葉から発見の連続なのだ。

あの時代には知りえなかった表現やコアイメージもふんだんに盛り込まれていてわずか15分という時間に密度の濃いエッセンスが組み込まれている事実にただただ驚かされるのだ。

限られた時間資源をどの様に活かしていくのかという問いはずっとつきまとう普遍的なテーマだと思う。このラジオ英会話を通じて聴き力の持つ有意義な取り組みを発掘し、可能性が大いに開かれたことに決して遅すぎることはないんだと言い聞かせるには十分な確証が得られたといっても過言ではないと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?