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駄文

おかげさまで、医者生活も
けっこー長くなってきた。

なぜ手外科というニッチな分野を選んだかは
直感以外何もない(笑)

さらに、その中でも日本で
ほとんどの施設で行われていないことに
特化しているのは、偶然の産物だ。
(たまたまナゲッツの本拠地の先生たちが
情熱を注いでいると知ったからだ。)
特化に特化しているので、
当然手技も上手くなるに決まってる。
自画自賛だ(笑)

リシャール・ミルも、ごく一部の
放置されたニッチ市場に特化しまくって
今の地位がある。
わしもリシャール・ミル
数本欲しい(笑)

冗談はさておき、真面目な話になるが
チキンな自分は
とても専門外なんて診察できない。
だって怖いもの。

そんな自分とは異なり、
世の中の医者は
いわゆるオールラウンダーだらけ
要は、”何でも診る”系だ。

これが人様の体を預かるような
ビジネスじゃなかったら
頭のおかしい自分は
何でもござれだが、

今の事業は
人様の体に関するものだ。

なので、専門以外は
専門の先生や『自称』専門家が
世にはごまんとおられるから
うちでは診ていない。
だって、人様の体を扱うお仕事だから。

そりゃ他の医者からみれば、
この態度は
生意気に見える。
さらに医者とは飲みに行かないし
付き合いもほとんどない(笑)
自分は彼らから見ればエイリアンに等しいで。

そんなだから
ごちゃごちゃうるせぇことを
言ってくる医者もいる。

一番覚えているのは
『君は医者なんだから、心臓でもなんでも診てやらなあかん』
と言われたことだ。

もちろん、
『はい!先生のおっしゃる通り頑張ります❣️』とか
答えた覚えはあるが、内心
この先生は診療中に飲酒でもされて
頭のネジが吹き飛んどるんやろか、
テンションたけぇなー
と不思議な気持ちになったことを覚えている。
(ひょっとすると酒を酌み交わしたら
すごく面白い先生なのかもしれないが、
時間が勿体無い笑)

あまりにも『ネジが飛んだ先生』
との思い出が
感慨深くて感慨深くて
何を書こうと決意して
キーボードを叩き始めたのか
わからなくなった(笑)

(ちなみにこの先生は
文字通りネジのように
どこかへ飛んだ。)

そうだ、思い出した。
ニッチの戦略で
先述したリシャール・ミルの
ケーススタディについての論述が
豊富に載った、持つだけで
腱鞘炎になること間違いなしの
分厚い本を読破して
感慨深かったので

それについて書こうと思ったが
低俗なつまらないことばかり
書き連ねてしまった。

(この駄文と異なり、
西洋の本は、
偉い方々の経験談じゃなくて
具体→抽象→方程式
の流れがあり、
しかも同様のケースから
何度も何度も同じ
抽象を導き出す過程がとても興味深い。。。)

まぁいいや。
世の中、真面目なことばかりで
皆さん辟易してるかもしれんから、
せめて、
くだらないこと書く
アホ医者おるなぁと思われればいいやー。

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