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ゲームモデルとメンタルの関係性についての考察的なやつ~まとめ?~

みなさんこんにちは。ぼく、わっきーのなんなのさ_(:3」z)_ということでわっきーです(ネタが分からない方はドラえもんの過去作品をサルベージしてください)

先日、ゲームモデルとメンタルの関係性について沼からお届けしましたが、今回はどうやら片足くらいは抜け出した気がするのでそのまとめをお届けします。

【要点は】
・メンタルトランジションについて
・将を射んと欲すればまず馬を射よ的なあれ
・まとまらないまとめ

という感じでお届けします_(:3」z)_

①メンタルトランジションって??
これは前回の記事で書いた、「メンタルの在り方」を基準として見たときの「移り変わり」のイメージです。よっしゃ行くぞ!みたいに戦ってたけど、ミスが続くうちに「あれ?」ってなったり、相手とバチバチやって気持ちが荒れたり、言い出せばいくらでもあります_(:3」z)_ ポジティブからネガティブへ、逆もまた然り。要は「気持ちの切り替え」とも言えるでしょう。では、この「気持ちの切り替え」はどのようなメカニズムで発生するのでしょう?その辺りにアプローチをする中でポイントを言語化したのが「メンタルトランジション」となります。メカニズムの解析は出来ておりませんが_(:3」z)_

話を進めましょう。よく試合中にも飛び交う「切り替えろー!!!」という言葉。かく言う私も叫んだことがあります。けど冷静になって考えてみると「どうやって」が抜け落ちているんじゃなかろうかと思うわけです。これって点を取りたい時に「点を取れー!!」って叫んでるようなものなのでは??と思うに至りました。そこで、「メンタルにもそれを制御する方法があるはず」という視点から前回の記事を書いてみたわけですが、その中で、メンタルの問題をメンタルへのアプローチで解決することが出来るのか?出来るとしたらそれは「すべきこと」なのか?という沼に向かいました。

実際にサッカーをプレーされたことがある人であればなおさらですが、指導者としてだけ関わっておられる方も「メンタルトランジション」って大切だ!と言ってしまえば「そうだね」と思われるはずです。ですので、メンタルの在り方を読み解き、本来の振る舞いの基準(ゲームモデル)に復帰することが求められるという方向性で思考をグルグルと回してみた訳でした。

その後、多少の議論(主にシオンコーチからの提言ですが笑)を挟みつつ、自分なりに整理できるポイントを見出しながら言語化に至った部分を共有しておきたいと思います。


②アプローチの手段はシンプルイズベスト
まずはゲームモデルとメンタルの在り方についてのシオンコーチからの提言を紹介します(本人の許可済みです)。とは言え、全文は長さの都合で避けまして、要点を抽出してまとめてみましょう。

※以下、概要
メンタル的要因でメンタルトランジション(特にネガティブな方)が発生しているとしても、そのアプローチをメンタルに直接するべきではないのでは?という点。これは、選手がメンタルに目を向けすぎてしまうと余計にメンタルの沼に沈んでしまうリスクが想定されるということです(人は意識が向けられているものに引っ張られる傾向にあるとは思います)。

なので、『結果として何が出来ていれば良い』というアウトプットだけを徹底した方が結果的にはメンタルへの負担も少ないのでは?という点。つまり、メンタル的要因でトラブルが起きている時に、「メンタル」では無く「行動」にアプローチするということです。これは、ゲームモデルに基づいたプレーを実行するためのアプローチと基本ラインを同一化するということでもあるでしょう。あくまでも試合中の選手たちに対するアプローチは「行動」に一本化するということです。

以上、本当はもっと詳細に提言を頂きましたので、内容が気になる方はシオンコーチに直接聞いてみてください(丸投げ笑)。

とは言え、実際には行動だけでは解決しきれないこともあるとは思います。しかし、だからと言って行動からもメンタルからもといった多方面からのアプローチを行ってしまうと、試合中の選手にとってはたしかに情報過多というか混乱を助長させる可能性は高まってしまいそうです。この辺りについてはまだ色々と余白はありそうですが、今回は「行動へのアプローチ」への一本化という軸を設定してみました。

しかし、です。少なくとも指導者サイドとしては、単に「行動」部分を整理するだけではなく、「メンタル」の在り方にも一度アプローチしておくべきだとは思います。試合中に発生しているトラブルの正体を把握する意味では、指導者側はゲームモデルと自チーム選手に起こりうるメンタルトランジションとの関連性は知っておくべきかなと(選手たちも、ミーティング等でその仕組みについては理解しておいた方が良いかもしれません)。

その上で、指導者側は選手のメンタル状況を感じ取り、解決すべき方向が見えたのならそれを「するべき行動」に変換して提案する(byシオンコーチ)、というのが現状の理解ではベターなのだろうと思っています。さらに付け加えるならルーティンやスイッチング(切り替えのための何かしらのアクション)、または声かけの内容等で「不要なメンタルトランジションが起きにくくする」という予防策も整理、共有されていればいいのかな、とも思います。

③まとめらしきものとして
前回の記事にも紹介しましたが、先日のチームミーティングにおいて「メンタルトランジションが発生してゲームモデルに基づいたプレーから外れてしまった場合」について選手たちと協議しました。そこで実際に選手から挙げられた声は「プレー」として実行されるものがほとんどでした。選手たちもメンタルによる落とし穴にはまってしまうことがネガティブな状況につながることは了解していました。その上で、実際の試合の中でそれを乗り越える手段としてはやはり「行動」を1つの基準と考えることが分かりました。

そして、結果として整理されたトラブルシューティングは、プレーやプレーではない部分も含めた「振る舞い」によってメンタル状況を好転させる(ポジティブな方のメンタルトランジション)ことを目指すものとなりました。先ほども触れましたが、実際にはそれだけでは網羅的に対策とすることはできないかもしれませんが、少なくとも「何も対策を講じていない、認知共有も行われていない」といった状況で落とし穴の連鎖にハマり続けるよりは、よほど建設的に戦い抜ける可能性が高まりそうです。

また、こういった「1つの評価基準」を明確にしていくことで、「想定される状況」と「想定外の状況」の区分けもスムーズになるかなと。こうしてゲームモデルに関する色々なことを試行錯誤していると、最終的には「ゲームモデルって大切だなー」という辺りにいつも着地している気がします笑。

まだまだゲームモデルのその先を模索する旅は続きそうです。それはそうと、ゲームモデルを作成するに当たってとても参考になる書籍があるんですよ・・『プレー経験ゼr・・』おっと、誰か来たようだ・・・_(:3」z)_

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