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ジャックと探偵(チャットなし人狼)

ジャックと探偵は人狼ゲームです。
ただし、通常の人狼と異なりチャットがありません。
探偵[村人]は殺人が起きた現場からジャック[人狼]を特定していく推理ゲームなのですが、殺人が起こる条件は以下です。

1、ジャックは自分がいるマスと接しているマスで殺人を起こせます。ただし、探偵がいるマスでは殺人を起こせません。
2、殺人を起こさずにパスすることもできますが、2日連続でパスすることはできません。
3、ジャックがいるマスに隣接するすべてのマスが探偵により塞がれている場合、殺人は起こせず強制的にスルーとなります。
スルーが起きた場合、パスとは異なる扱い(殺人が起きた扱い)となるので、ジャックが前日にパスしていても殺人は起きません。スルーの翌日、ジャックは再びパスを選ぶことができます。

1〜3の条件を満たすジャック[人狼]を特定していく遊びなのですが、基本的に探偵は角のマスに、ジャックとジャックを信奉する醉心者[狂人]は真ん中のマスに行く傾向があるので、それで行動精査を行います。

また、もう一つシステム的に決まっていることがあります。行動順です。
奇数の捜査日には茶色→肌色→緑色→青色→灰色→黒色
偶数の捜査日には黒色→灰色→青色→緑色→肌色→茶色
以上の順番に動きます。

当然、ジャックは犯罪を探偵になすりたいわけなので、行動順が後の方が先に動いた人の側で殺人を行うことができて有利です。

添付の画像でも捜査二日目に起きた殺人で灰色と肌色が確白(犯人ではない)状況で迎えた捜査四日目。
行動順は偶数の捜査日の順番です。
当然、後から動ける方がよりジャックの可能性が高く、青色と茶色と緑色の間で起きた殺人により黒色も確白となりました。

疑われてるのは茶色、緑色、青色です。
このとき、茶色は一番最後に行動してたのでジャックとして疑われる可能性が高いです。
そこで茶色は本来なら青の下に動くべきでした。
なぜなら青の下に動けば茶色or青色または黒色or緑色の対立が起きるようにしかジャックは殺人を行うことができないからです。
※茶色の左で殺人が起きれば茶色or青色の二択、灰色の上で殺人が起きれば黒色or緑色の二択。

しかし、青色の右に動いたことで結果は青色の下に殺人が起きました。
黒色は確白になりますが探偵は青色or緑色or茶色の三択を迫られます。
盤面整理できる人から見れば、一番最後に動いた茶色が意図的に三択にしたように見えますから、茶色にヘイトが向きます。
二択に絞れたはずの盤面を三択にしてしまったからです。
自分が緑色でジャックのポジションだったので、当然ながら最後は茶色が青色の下に来て黒色との信用勝負になると思っていました。
更にその場合、黒色は偶数の捜査日には一番最初の行動順なので、信用勝負ではほぼ勝てないと思っていたところ、上のような動きをした茶色に犯罪を擦り付けて勝つことができました。

人狼ゲームなので、結局は行動精査と投票精査でほぼ投票先は確定します。
たまたま、仮投票のときに私が盤面整理のために投票に時間がかかったのもおそらく有利に働きました(誰からも疑われずに完全犯罪達成)。

ゲーム自体はとてもシンプルですが、チャットがなくなったことにより初心者にも遊びやすく、更に回線切れの場合にも廃村ではなくAIが自動で動かしてくれるなど、人狼殺を長年プレイしていて一番困る部分が解消されている点が素晴らしいです。
上級者になってくると動きが固定化されるのは人狼ゲームの常なので多少仕方ないとも思いますが、初心者にはハードルが低く、遊びやすいゲームだなと思いました。

ぜひ人狼初心者に遊んでほしいです。

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