現代妖怪「ぼや鬼」について

水木しげるさん、社会、電気がついて明るくなったから妖怪少なくなった・・。って言ってたけど、
俺は、なんかインターネットが発達した今、
現実と仮想の間で、また妖怪が、出始めたと思っている。
水木しげるさんと、荒俣宏さんの対談で、
荒俣さんが「コンピューター（インターネット？）は、
こうデジタルであるけど有機的な存在である」って、なんかの本で
読んでしまってまだ心の中に残っている。

水木しげるさんの漫画の短編集にでてくる、
「ぼや鬼」っていう妖怪いるんだけど、
なんか、水木しげるさんの書く「極、一般的なサラリーマン像」で、
そのサラリーマンが、「この世のロクでも無いこと」
（今でいうと、モ◯トモとかアBとか、なんか色々）を
ブツブツ周りに言ってたら、口の中から小さな鬼が出てきて、
周りの人間にも、乗り移って、最後には「サラリーマン」が「ぼや鬼」に
体が乗っ取られて、「自分が嫌いだ！嫌いだ！駄目だ！」とか言ってた
（ぼや鬼）存在そのものになってしまう・・。（うろ覚えやけれども。

なんか、SNSやYoutube、メルカリ、ブログ、小町、増田・・・。
色々な、現代のインターネットな場面で「ぼや鬼」に乗っ取られた妖怪を
見てしまった。
わざと面白がってやって情報の放火魔見たいな人も居るけど、
そういう人も、自分で分かってるつもりでも、段々「ぼや鬼」になってしまう。
頭の良い人も、情報の感染力や発信力が強いと「ぼや鬼」に毒されてしまう。
日常や社会に疲れてしまって、心の判断力が弱ってくる人にも感染してしまう。

色々「ぼや鬼」の存在について考えるけど、
たぶん、妖怪の中では、「低級妖怪」なんだけど、
集まると「力が強くなる」し、「沢山の人を操る力を持つ」ってイメージある。

異能ジュブナイルバトル物やったら、こう最後はでっかい敵なんだけど、
だんだんダメージ与えてる間に小さくなって、最後は小人になって足で
踏みつけるんだけど、いかせん数が多くなった感じあるな・・。