オタクよ、プロレスを見ろ
人生で唯一、この日この時心が奪われたと自覚できている瞬間がある
2018年6月9日
新日本プロレス DOMINION大会 in大阪城ホール
メインイベント(厳密にはメインイベントⅡ)で行われた、
時間無制限3本勝負
王者オカダ・カズチカ vs 挑戦者ケニー・オメガ
色んなタイミングが重なって
この時初めてリアルタイムでプロレス中継を見てみようと思い、
前日に動画サイト(新日本プロレスワールド)に加入していた
メインイベントまでも色んな試合があったし、
それまでも全くプロレスを見たことが無いというわけでもなかったが
その日最後の その試合のエネルギーで、
プロレスに対して自分が抱いていたイメージがすべて吹っ飛んでしまった
起きている出来事の凄まじさを、
自分の持っていたこれまでの人生観では
とても理解できない・・・
俺は・・・・・・・・・
知”り”た”い”！ドン！
翌日からプロレスの試合をリアルタイムで追いかける日々が始まり、
毎日配信をチェックし、時に現地で観戦し、グッズを買い、
機を見計らって友人を現地に誘ったりもしながら
今に至っている
あの試合のとんでもなさは是非プロレス未体験の人に浴びてみてほしい
Before2018.6.9の俺みたいに
多少プロレスを色眼鏡で見てるくらいの人の方が
衝撃はすごいかもしれない
（2018.6.9 その”瞬間”の俺）
とんでもないものを見てしまった
— 🐻🐻🐻 (@kumasan4160) June 9, 2018
いやしかし、そうか、あの日は2018年か
もう5年経ってるんだと思えば、俺もプロレスのプ、くらいは
囓ったと言っていいかもしれない
そこそこ色んな噛み方をして
なるほどこんな味もあるのか、という経験もしたと思う
プロレスの懐の深さをまだまだ味わいきれていない新参者だけども、
俺なりに、こんな人にぜひ見てみてほしいという思いもあるので
せっかくだから文章にしちゃおっかな
これはそういう記事、ここまでが前段
※そんなわけで主に新日本プロレスファンなので悪しからず
インドア派のオタクよ、プロレスを見ろ
プロレスが趣味、プロレスを楽しむってきくと
現地観戦をし楽しんでいるイメージになると思う
テレビ放映もしているけど、それはプロレスに興味が無い人だとあまり見る機会は無い時間帯かな
実際には現在のプロレス団体はネット配信を充実させていて、
スマホでもPCでも月額いくらで楽しめるようになっている
なんならyoutubeでの配信試合もちょくちょくあって
団体にこだわらなければ無料プロレスだけでも
それなりの試合数が配信されている
家の中で十分完結できる趣味なのが現代のプロレス
アウトドア派のオタクよ、プロレスを見ろ
駐車場でも学校の校庭でもお祭りの広場でもキャンプ場でも無人島でも本屋でも新幹線でも大雨の赤レンガ倉庫でも
プロレスは開催されている
ちょっと調べてみるとそこかしこの町のイベントで
プロレスが結構行われてたりする
屋根の下である必要はない
行ってみるか、見に
筋肉が好きなオタクよ、プロレスを見ろ
誰が言ったか曰く、ボディービルダーの筋肉は役に立たない
誰が言ったか曰く、小さい階級でイキってるやつは大きい階級の底辺に手も足も出ない
だが俺は思う、筋肉に貴賎なしと
全部違って全部いいのが筋肉
いろんな筋肉がたっぷり楽しめちゃう場があればいいのにな・・・・
あっ！！！！！
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アニメ好きなオタクよ、プロレスを見ろ
アニメと一言でいうてもたくさん種類が分かれているのは理解しているよ
いやいいよね
まぁ見れば見るほど、世界に浸れば浸るほど
アニメの世界と自分の置かれた現実の違いを感じちゃったりするけど、さ
それはどうしようもないしね、ハハ・・・・・・
・・・・・・いや・・・本当にそうなのかな
もし、俺たちの現実に、悪役とヒーローが戦い、
鎬を削るリングがあるとしたら・・・？
もし、俺たちの現実に、ぶつかり合いの果てにボロボロになりながら、
最後は必殺技を放ち決着を迎える戦いがあるとしたら・・・？
1対1 だけじゃない仲間と肩を並べての 複数 対 複数 の戦いも、
ルール無視の無法者による卑劣な蹂躙も、応援する少年の涙も、
友情も、努力も、勝利も、あるとしたら・・・？
特撮好きなオタクよ、プロレスを見ろ
お前絶対プロレス好きだから
ドラマ好きなオタクよ、プロレスを見ろ
すまんがプロレスのドラマの凄さについてはどう語ったらいいか分からない多すぎるし濃すぎるし長すぎるしどこにフォーカスしたらいいのかわからん
若輩者なので許してほしい
くりぃむしちゅー有田さんの、Youtubeとかアマプラの番組見たら
いい感じで語ってくれてるから
是非そちら見てほしいね
ここではひとつ、ある試合が始まる前、選手入場時の
アナウンサーの口上をピックアップする
・・・・・・
あるがまま突き抜けた春
ニュージャパンカップを制しIWGP初戴冠へ
内藤哲也4度目の挑戦が始まります
2011年10月両国国技館
IWGP初挑戦の相手は棚橋弘至
あの時だれもが内藤に新日本の未来をみました
しかしその4ヶ月後
止められなかった突然のレインメーカーショック・・・
未来を掴んだのは後輩、オカダカズチカの方でした
雨に打たれたスターダストに時代は微笑まなかった
「主役は俺だ」と叫んでも、沸き起こったのは大ブーイング
そして去年5月、失意で渡ったメキシコで内藤哲也は生まれ変わりました
これが今のこの瞬間の内藤哲也
LOS INGOBERNABLES de JAPON内藤の入場を
大歓声で両国が迎えた！
思うがまま、何者にも縛られずに生きるという選択
制御不能というあらたな境地
自ら起こした自由なるこの風が大歓声を連れてきました
超満員の両国国技館、さあ今内藤がマスクに手をかけた・・・
・・・この、この客席からの声が全ての答えです
オカダの背中を追いかけて生き急ぎ、焦るのはもうやめた
トランキーロ、トランキーロ、焦んなよ、焦んなよ
ものすごい内藤コールが聴こえてきます
はじめて内藤の耳に届く大歓声
「主役になる」と言わなくなったいま、
『主役になってほしい』と願う声が聞こえてきます
夢を語らなくなった内藤に
ファンが夢を見始めている！
あとはオカダを倒すのみ
いつもと同じようにゆっくりと戦いのリングを目指してまいりました
確かな余裕の現れ
4月、未来を分ける両国決戦デビューから10年
春風は吹くのか、内藤哲也に生まれてはじめての追い風は吹くのか
2016ニュージャパンカップ覇者
LOS INGOBERNABLES de JAPONチャレンジャー
内藤哲也！リングインッ！！
https://youtu.be/xBvm6nwID8E?t=281
ライブ・フェスが好きなオタクよ、プロレスを見ろ
プロレスは入場が一番楽しいと語る人は少なくない
プロレスラーそれぞれに入場曲があり、それとともに入場してくる
曲によってはファンが手拍子を合わせたり、コールしたり、決まりのフレーズを叫んだりして
会場が一体となって選手の入場を迎える
入場に限らず試合中も、選手の名前を叫んだり、
コールしたり、ブーイングをしたりもある
観客の声が選手の背中を押せるのがプロレス
思う存分声を枯らしてすごい一体感を感じよう
今までにない何か熱い一体感を
風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに
スポーツが好きなオタクよ、プロレスを見ろ
スポーツが好きな人ほど、プロレスを自分で見る前に
色眼鏡をかけてしまっているところあると思う
俺はそうだった
芸人がテレビで「八百長」、「出来レース」の意味で使う、
プロレスというコトバで、本当は知らない世界を知った気になっていた
だけどスポーツがずっと好きで
アスリートへのリスペクトが脳味噌の根っこには多少あったおかげか
出来事としてただただ凄い、という事実が叩きつけられたときに、
プロレス半端じゃねぇ・・・と自然に染みた
プロレスラーは、プロレスと真剣勝負をしている
カス芸人「プロレスやんかｗｗｗマジにすんなよｗｗｗお前プロレスできねえなァ～」
こいつは、まだ気づいていない可哀そうな奴であるか
もしくは一生気づかない可哀そうな奴
今となっては憐れんでいる
お前も来いよ、こっち側に
旅行が好きなオタクよ、プロレスを見ろ
プロレスは旅文化
巡業、とプロレスラーは言っているけど、
リーグ戦だったり、
トーナメントだったり、
タイトルマッチ前の前哨戦だったり
おおよそ1，2か月かけてひとつのシリーズの興行で
たくさんの試合をやっている
そのたくさんの試合もひとところに留まっているわけでなく
日本全国廻って色んな地方のファンにそのシリーズの試合を見せていく
（ことが多い）
夏休みのシリーズ全部追っかけて、
全大会観戦しましたってアツいファンも結構いる
プロレスは意外と地方に根差しているので、
ネット配信見ているとこんな町があったんだと思うことも多いし
選手のSNS見ると地方ごとに名産を楽しんでいたりとかで、
知らない土地の魅力が結構身近になったりする
プロレスの大会に引っ掛けて、
行ったことない地方へ行ってみるのもいいかもね
地方のオタクよ、プロレスを見ろ
都市に住んでいる奴はずるいと思っていないか
イベント、ライブ、コンサート、アミューズメントパーク、コラボショップやカフェ、そのほか諸々
地方住みの俺たちは移動してイベントに参加して帰るだけで1日、
いや前泊から含めて2日必要だ
好きなものが気軽に見に行ける距離にあったりしたら
仕事帰りとか、ちょっと出かけた帰りとか、
イベント後にそのまま家族で飯食ったりとか・・・
いろいろ考えられるのにな
あ～あ
推しが自分の地方に、巡業、しにきてくれるなんてことがあればなァ～
・・・・あぁ”っ！
都内のオタクよ、プロレスを見ろ
プロレスの聖地、後楽園
あまりにもプロレスをやっている、やりすぎている
ここの会場はなによりも熱気がすごい
来るファンがプロレスで炊きあがってしまっている
ファンの熱気がすごければ、それに乗せられるレスラーの勢いもすごい
自然と闘いは白熱し、伴いファンも熱を上げていく
プロレスの醍醐味がそれなのかもしれない
そしてそれを味わえるから聖地なんだろうな
ちなみに都内ではほかにも、新木場1stリング、新宿フェイス、両国国技館、武道館、東京ドーム、東京ドームシティ、大田区体育館などなどでプロレスをやっている
めちゃくちゃやっている
都内済みなら移動20分圏内で大体プロレス見に行けると思う
都下は知らん
無趣味なオタクよ、プロレスを見ろ
オタクなのに無趣味とは・・・ってね
わかるよ、わかる
アニメも漫画もゲームも、もう惰性だもんな俺たち
なんとなくどうなるか展開もわかってしまうし、
長年みてれば目新しいものももうないし
かといって新しく趣味を始めるキッカケがないしな
おめでとう
この記事をキッカケにプロレスを見はじめるんだお前は
コスパを気にするオタクよ、プロレスを見ろ
これは新日本プロレスの試合をネット配信をしている、
「新日本プロレスワールド」の配信予定（7月）
1か月のうち17日、試合がリアルタイム配信されている
1配信当たり3時間くらいかな
17(大会) × 3(h) ＝ 51時間分か
アニメ(20分)なら 153話分
ドラマ(40分)なら 76話分
映画(100分)なら 30作品分
が、だいたい毎月配信される
もちろんこれは多い方の月だし、最近PPVがたまにあったりもするんだけど
これね、月額999円（11月からリニューアルに伴い1200円に値上げ）
あっそうだ、上のリアルタイム配信以外にも
海外の友好団体の興行も週3回、月12回定期アップされるし、
所属選手の参戦した他団体の試合もアップされる
試合以外も、試合後のバックステージコメントとか
地上波の新日本プロレスの選手が出てるバラエティもアップされる
諸々合わせたら、上のリアルタイム配信の倍くらいの時間
コンテンツが配信されてますね
これで、1団体分ね
暇なオタクよ、プロレスを見ろ
同上
忙しいオタクよ、プロレスを見ろ
3分でわかるなんちゃらシリーズだの、ショート動画の流行りだの
昨今はコンテンツの肝をサッと抑えるタイパ重視のオタクが多いらしいね
まあそれでなくとも
余暇をすべて趣味に費やせるかっていうとそうでもないし
そもそも余暇自体も年齢を重ねると、
なかなかまとまって取れなくなってくるしね
プロレスを追いかけるとめちゃくちゃ時間がかかる・・・
と思いきやそうでもない
時代に合わせて大体の団体はショート動画や試合のハイライトを
ユーチューブなりにアップするようになってきた
それに興行数も多いんだけど、
忙しいならシリーズの最後の大会だけ抑えれば大体ついていける
なんなら年に1回1.4東京ドーム見てればぶっちゃけついていける
（但し新日に限る）
老いてきたオタクよ、プロレスを見ろ
高校球児がいつの間にか年下になっちゃったなぁと思ったのは最近だったか
いつの間にかプロ野球選手がだいたい年下になり、
監督やコーチも・・・
自分の好きだった選手が若いファンから老害と呼ばれたり、
早く引退しろと言われたり・・・
指導者になってから無能と蔑まれたり・・・
うぅ
好きで見ているのに、悲しくなってくる・・・
あこがれで見ていたアスリートへの気持ちの中に
次第に子供を応援するような目線が入ってくる・・・
小島聡GHC戴冠「感無量」史上４人目主要３団体シングル王座制覇のグランドスラム達成
新日本プロレス所属の小島聡（51）が、史上4人目となる主要3団体シングル王座制覇のグランドスラムを達成した。
永田裕志、宮原健斗下し三冠ヘビー級王座奪取 史上５人目の３大タイトルＧＳ達成…全日・後楽園大会全成績
５４歳の永田は史上５人目となる全日の三冠ヘビー、新日のＩＷＧＰヘビー（当時）、ノアのＧＨＣヘビーの３大タイトルグランドスラムを達成。
すげぇよ、プロレスラーは
疲れたオタクよ、プロレスを見ろ
ちょっと文字打ちすぎて疲れたから配信みながら休憩するね
男のオタクよ、プロレスを見ろ
かつて俺たちは男の子だった
かっこいい男は好きか？
必殺技は好きか？
今も心に少年の頃の自分はいるか？
答えはイエスだ、楽しいに決まっている
女のオタクよ、プロレスを見ろ
実はプロレス会場にいるお客さんはかなり女性が多い
何故かはわからん
行って好きになって俺に教えてくれ
見てきてくれ
俺のことが好きなオタクよ、プロレスを見ろ
俺のことが好きなあなたが好き
俺のことが好きでプロレスも好きなあなたはもっと好き
俺のことが嫌いなオタクよ、プロレスを見ろ
おい、リング上がれ
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