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拝啓、浮遊の紳士へ

自分が嘘くさいと思った
何かにつけて知らぬ名前を
引き合いに出しては
自分は多数の振りで話す

自分が恥ずかしいと思った
何かにつけて逃げ道を
探し彷徨い
自分は無関係なツラしてる

たまにはさ
「誰かがやってくれる」の
誰かに自分がなってみたい

その踏み出す一歩が
二の足に変わって
その勇気に
躊躇いが覆い被さって

また、今日も僕は
僕を守るために
誰かを傷付けて

君がカッコ良いと思った
辛いことを笑いに変えて

君が素敵に見えた
悲劇は喜劇にする魔法

君の眼の前には
いつでも笑う誰かの顔

だから泣いてた僕に
君は戯けてくれたんだね

いつか、いつか
僕も君のように

きっと、きっと
僕も君のように

そう信じて
変わるよ


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