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【持ち込みラッピング】和紙で包む


少し前になりますが

「大きな品物ですが水引と和紙でラッピングするのは可能でしょうか」

と、持ち込みラッピングのお問い合わせをいただきました。

和紙は呼吸をしている


紙は水を吸い取るという性質があります。

湿度の高い日本の生活空間では昔から障子や襖などに用いられてきました。

和紙の障子や襖は湿気を吸って吐きます。

夏は涼しく、冬は暖かく部屋の湿度を整えているのです。

吸って

吐いて

和紙は呼吸をしています。


ラッピングに使う和紙は、贈る人の気持ちを吸ってお相手の方に伝えるかのように存在するように感じられます。

ご祝儀袋に使われる紙も現在でも和紙で作られたもの多いですね。

ご祝儀袋はお祝いに贈る気持ちを表した金品を入れる袋です。

日本では贈りものを直接手で持つことが、その人の汚れをそれに移してしまうことになると考えられていました。

白い紙で包むことにより清浄なものだという意味を込めています。

贈るモノやそれを包む袋にも意味があります。


和紙でご祝儀袋風にラッピングしてみました。

贈る方のお祝いの気持ちを和紙にのせて

お相手の方に伝わりますように…


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