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2021シーズン ライオンズ5回戦

F 1 - 5 L in札幌ドーム 対戦成績1勝3敗1分

とうとう出てしまった。
よりによって主力に新型コロナウイルス感染者。
ファイターズふたたび大ピンチである。

試合前16時半頃、登録・抹消情報のメールが届き、清水、中島、西川、淺間の4選手は特例2021で抹消との記載。直後にラジオで感染を知った。
淺間は濃厚接触者の疑いでの抹消ということで、感染が確認されなければ戻ってくるだろう。
チームは前日札幌入りしていて、発覚が12時~14時くらい。保健所の指導を仰いで4選手を隔離し、大至急鎌ヶ谷から代替の3選手を選定し、呼び寄せ、チーム全員のPCR検査を実施し、NPBとライオンズに報告、今後の方針を決めるところまでわずか4時間程度でやらなければならなかったわけで、試合が始まっても落ち着かなかったのはそのせいだろう。

先発はバーヘイゲン。マスクは石川。センターにルーキー今川を置き、レフトに王柏融、サードにロドリゲス。一抹の不安はあるものの、四の五の言ってられない。

立ち上がり3回までは四球のランナー1人以外を抑える。バーヘイゲンらしくゴロアウトが多い。すべり出しは上々。
4回、3番森に低めの変化球をうまくとらえられ、外野の間を抜かれた。泰示の必死のプレーに胸が熱くなる。でも怪我だけは気をつけて!
続く4番中村に二塁ベース後方にタイムリーを打たれる。この時セカンド、ショート、センターが追いかけ、二塁ベースがら空き、さらにセンター今川がお手玉、あっさり二塁を陥れられる。社会人野球の頃から、今川の守備には難有りと踏んでいたのだが…今後の課題が見つかった。ちなみに昨日は今川家の方々いらっしゃったようです。
6番愛斗にもタイムリーを浴びて勝ち越される。7番呉にもヒットを許すがライト大田のレーザービーム炸裂。石川亮、本塁突入を阻止。これがプロだよ、今川くん。
続く5回を切り抜け6回、先頭の森、続く中村に連続ヒットを許しノーアウト1、3塁で栗山が犠牲フライを打ち追加点。ここで疑問が生じる。栗山はけっこう浅めのファウルをレフトに打った。ノーアウトで3塁にランナーを置いた状態でファウルフライを捕る必要があったのか?チームの決めごとがあるはずなので、そこは深掘りしない。しかし3塁にランナーがいる状態でファウルを取りに行くということは、本塁突入阻止が絶対条件のはずだ。飛んだ位置も悪くないし、王の肩でもいけると思うのだが、如何せん捕球体勢が悪い。本塁突入阻止を意識したプレーだったのか問いたい。前日の暴走もそうだが、チームのために今自分が何をすべきか、考えてプレーしてほしい。
ここでバーギー降板。河野がリリーフ。続くバッターを三振に取りピンチを切り抜けた。
翌7回も河野続投。ランナーを抱えたが無失点で切り抜けた。最後の粘り勝ちは好評価。次につながる。8回は玉井。強い球が戻ってきた。栗山にヒットを献上したものの無失点。光明が見えた。復活は近いぞ、玉ちゃん。
9回は西村。この日急遽出場の平沼がエラーでランナーを背負うと2連打を浴び、2失点。確かにエラーは痛いが、そこを引きずっていては勝負にならない。後ろで出たからには腹をくくった投球をしてもらいたいものだ。

打線は湿っている。昨日書いた通り、落ちてきている。近藤に三振が増えていて、大将の復活がまだだ。チーム状況を考えて奮起を期待したい。
元気なのは大田と渡邉と石井。抹消のメンバーを考えると、3人を中心に攻撃する形になるだろう。2回にスクイズ失敗もホームスチールで1点先制はしたが、4安打に抑えられた。
しかし今のチーム状況だと致し方ない。昨日合流した選手たちは2軍の試合に出る準備はしていたろうが、いきなり札幌へ行けと言われ、慌てて飛行機に乗ったはずだ。責められない。

昨日の試合は仕方がなかった。2012年新型インフルエンザが猛威をふるった時のことを思い出す。ベンチに人がいなかった。怪我さえしなければ、とりあえずなんとか、が現状。
何かすればすぐに叩かれる時代、選手が気を配らないわけがない。それでも感染してしまうのだ。
ファイターズは移動が多い。飛行機やホテルで感染することは充分考えられる要素だということだ。
今はただひたすら3人が無事回復することを祈っている。そして、これ以上チームに感染者が増えないことを祈っている。

ファイターズはとまらない。

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