2021シーズン ホークス11回戦

F 5 - 5 H in福岡paypayドーム 対戦成績3勝7敗1分

勝ちきれなかったんじゃない、負けなかったんだと思う。

先発・立野は2週間ぶりの登板。
ストレートが走っていて良かった。
やっぱり、ストレートに魅力がある投手は期待値が高くなるのだが…
4回2/3を投げて4失点4安打4四球1HR。
5回に打たれたソロHRから狂い出した。
残り3点は2アウト満塁からの全て押し出しの点数。(押し出したのは河野)
メンタル面に大いに課題あり。
試合中も捕手・石川が怖い顔で話す場面を見かけた。
プロ2戦めとはいえ、プロで飯を食うようになってから1年半経っているわけで。
ファイターズはいつまでも成長を見守る集団じゃないんだよ。
しかも不安が表情にモロに出てしまうので、百戦錬磨のバッターに気迫で負けてしまうのだ。
もう1回2軍で調整が必要かもしれない。
しかし考えてもみて。
ホークス打線に4本しか打たれなかったんだよ？
しかも敗けが消えたんだよ？
これをラッキーと捉えるかどうかは立野次第だよ。
ピンチに登板したのは立野の同期の河野。
昨日は四球3つで3点取られた。
3点も献上するなら打たれても同じだったのでは、と言いたくなる内容。
ストライクゾーンギリギリを狙っていたが、
コントロールが甘めで、こちらも石川に怖い顔をされていた。(怖い顔はコントロールのせいではないと思うけど)
もっと自信を持って、ストライクゾーンの内側で勝負したい。
石川も、伊藤、上沢と好投手を2試合続けて見てきたせいか、
やや理想が高くなってはいなかったか。
それは最終回の杉浦に対しても然り。
インコース高め要求が甘くなった。
フォークで良かったと思うんだけどなー。
でも、杉浦だからストレートを使いたかった気持ちはよく判る。
しかし甘くなると持っていかれるのが今年の杉浦なんだなー。
6回7回8回を投げた井口、堀、ロドリゲスはいつも通り。
井口の好投は味方の援護を呼んだ。
堀は苦手の柳田を抑えられたのが良かった。
6回終了時には4-0でビハインドだったわけだ。
それを考えると、引き分けは負けゲームをチャラにした意味合いが大きい。
それとは別に、杉浦。
味方が勝ち越してくれた1点を守りきれないようでは、守護神失格。
内角高めのストレートは甘くなっては絶対にダメなのだ。
打たれるかも…と思って投げるんじゃなく、
打てるもんなら打ってみろ！と思って投げてほしい。
杉浦の球なら、それだけで違うはずだ。
私はそう信じてる。

打線は野村を外し9番に平沼を据えた。
結果的には、あまり調子が良いようには見えなかったマルティネスを打ち崩せなかった。
ランナーは出すものの、あと1本が出ない。
これがまぁ、今年のファイターズの特徴といえば特徴なのだが。
残塁の山を築かれてしまった。
7回,代わったピッチャー嘉弥真から、高濱が第３号の3ランを放つ。
まだノーアウト。
近藤が四球を選び、代打野村のヒットで1,3塁、渡邉犠牲フライで同点。
若いチームだけに、勢いはあるのだ。
8回2アウトから、淺間が2試合連続のHRを放ち、一時は勝ち越した。
淺間、石井の調子が良い。揃って2日続けてのマルチヒット。
是非今日も続けていただきたい。
あとは如何にランナーを還すのか。

この試合は、8回のロドリゲスが鍵を握っていたのではないかと思う。
8回を3人で終えていれば、9回に3,4番に打順が回ることはなかった。
ランナーを出した時点で、ちょっと嫌な気持ちになったんだ、うん。
たらればは禁物だけどね。

ホークスはあまりチーム状態が良くない。
HRの2点以外はすべて押し出しなので、
見極めを褒める人もいるだろうが、
今までのホークスならタイムリーで畳み掛けてきたと思う。
だから勝てるチャンスは大いにある。
ここから捲って行きましょう！
加藤くんがんばれ。