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2021シーズン イーグルス10回戦

F 2 - 3 E in楽天生命パーク 対戦成績4勝6敗

雨に水をさされた2000投球回。

あと1回を投げ切れば、金子は史上91人目の2000投球回を達成する。
前回の登板で達成するかと思われていたが、あと1回を投げ切れなかったため持ち越しとなっていた。負けゲームだったから、逆に違う試合で達成できて良いかもと思っていた。
仙台の空はややご機嫌ナナメ。
でも降っても小降りですぐ止むという現地からの情報を聞いてほっとした。
コロナショックで試合の延期などは出来るだけしたくない、今のファイターズ。
何とか試合が成立すれば。

岸vs金子。パ・リーグでもベテラン技巧派右腕の対決。
二人ともこのところ勝ちに恵まれてはいない。
試合前から投手戦が予想された。
金子は立ち上がりから球の高さが気になるが、ランナーを出してもいなすようなピッチングでスコアボードに0を重ねて行く。
4回あたりから雨脚が強くなってきた。
誰が小降りと言ったのか?
画面を見る限り、結構な降りである。
水はけの悪い球場ではないものの、成立が心配になってきた。
球が高いのも滑るからうまく握れないのではなくて?
これってどうなんだろう…ポケットに入れてたってロジンだって濡れるでしょう…審判も高めを取るくらいのストライクゾーンの広さで早めに試合終わらそうよ、とは私の感想。
5回、やはり魔の5回なのか。
金子ほどのベテランでもそうなのか。
それとも激しく降る雨のせいなのか。
先頭を四球で塁に出す。そこからあれよあれよとノーアウト満塁。
代打の田中を三振に切って取るが、そこで降板となる。あと2人なのに!
変わった河野がヒットを許し1失点、1アウトを取って玉井にスイッチするが、ヒットを許し同点、
勝利はこの時点で投げた誰にも付かなくなった。
結果論だけで言わせてもらうと、変える必要あったかなと思う。
データから左vs左ということだったのだろうが、結果はどうなろうと金子に投げさせるべきだった。
よほどの内容でない限り、先発投手は5回を投げる権利も責任もあると思うのだ。(だからこの前のバーヘイゲンの交代は賛成)
とりあえず同点で納めて、続く6回を堀、7回を復帰の宮西が難なく抑える。
実は宮西、金子2000投球回に隠れてこっそり400ホールドを達成していた。
本人にとっては他のホールドと同じらしいが、前人未到の記録なのでもうちょっと派手にやりたかった。
8回、ロドリゲスが2アウトから浅村に1発を食らって万事休す。
ここまでつないで耐えてきたのに…
金子がマウンドを下りた頃から天気は徐々に回復し始めた。
雨で見えなかったボールがよく見えるようになったのかな…
ロドリゲスは先週もHRを打たれている。
僅差のゲームに登板させるのは厳しい感じになってきた。

打順は動きなし。
初回、先頭の西川がヒットで出塁するとすかさず盗塁を決める。
相手捕手の肩もあるが、五十幡に触発された可能性も否めない。バンバン走ってほしい。
渡邉は仕事がしやすくなった。
セカンドゴロで1アウト3塁、続く近藤も粘りに粘った挙句、セカンドゴロ(こっちは際どかった)の間に西川が帰り、まず先制。
形が良い。岸のような好投手に対してはコツコツ1点ずつ取っていくのが大事だと思う。
2回、2アウトから樋口、平沼がヒットでチャンスメイク。
チーム徳之島、頑張ってます。
鶴岡がショートゴロで倒れたが、2回までに40球以上を投げさせた。
3回、4回はギアチェンジした岸に抑えられた。
やはりベテラン、一筋縄ではいかない。
5回、こちらもベテラン鶴岡がヒットで出塁、西川も2塁打で続き、1アウト2,3塁。
2番渡邉はライト深くへの犠牲フライで追加点。
ここでも働きます、チーム徳之島。
しかし、点を取れたのはここまで。
6回以降はランナーもほとんど出ないまま尻すぼみで試合終了。
クリーンアップにヒット出ず。
打線の組み換えが必要か?

2000投球回という記録は、1年間ローテーションを守って完投して、を10年続ければ達成できる。
野球好きなら、それがどんなに大変なことかわかるだろう。
7回までとしても12年、年間の試合数を20回とすると15年かかる記録だ。
その間ずっと1軍の最前線で戦わなければならない。
金子は16年目で達成した。すごいピッチャーなのだ。
37歳を迎え、往年のような投球はできないまでも、野球が好きで、ただただ優勝したくて、毎日投げたくて、そういう一生懸命な人なのだ。
何とか勝たせてあげたい。
そして優勝させてあげたい。
一緒にビールかけしてほしいのだ。

頼むよファイターズ。
ちー様に勝利を。次こそは。

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