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2021シーズン イーグルス15回戦

F 2 - 1 E in楽天生命パーク 対戦成績7勝7敗1分

ゾーンに入ったというか、
勝ち方を知ったというか。
伊藤大海はもう、ルーキーとは別の次元にいる。

雨の仙台。
試合開始直後から降りだし、伊藤がマウンドに上がる頃から雨足が強くなり出した。
ロジンを大量消費する投手だから、指の掛かりを気にするだろうと思っていたが、
気にするも何も、全然掛からなかったんじゃないだろうか。
初回に失点こそしたものの最小で凌ぎ、2回からは伊藤らしさが徐々に出てきた。
スライダーを結果6種類くらい投げたとか。
何度もロジンを代えてもらいながら、本当によく投げた。
100球目のストレートは並みいる解説陣も唸らす一球。
本人も声もガッツポーズも出た。
7回4安打3四死球1失点。QS達成。
8回はロドリゲスが登板。
2アウト2塁から、4番島内にライト前へ運ばれるが、
近藤の絶妙なバックホームと、石川のブロックで本塁突入を阻止。
ビッグプレーとなった。
仙台で見る杉浦は安定感抜群だ。
先頭を三振にとると、内野ゴロ2つでゲームセット。
投手の頑張りもさることながら、昨日は守備が本当に素晴らしかった。
いつ中断になるかと思うような激しい雨降りしきる中、集中力を切らさず、泥だらけになりながらよく守った。
今シーズンのベストゲームだったと思う。

打線も、雨を振り払いながら、好投手・岸を相手にがんばった。
初回は相手のミスから貰った1アウト3塁のチャンスに、
近藤がセンターへタイムリー。
3回には野村が連日のタイムリー。
三者凡退は4回と6回のみ。
岸に対しても、後続に対しても、臆することなくバットが振れている。
ただ、ここにきて万波がブレーキ。
昨日はことごとくチャンスを潰した。
外角低めの球に手をだし、分かりやすく攻められている。
普段はとてもよく色んなことを考えている選手なんだから、
もっと考えて打席に入ったほうがよいかもしれない。

雨の登板といえば、沖縄キャンプの紅白戦を思い出す。
わずか12球ながら、存在感を見せた豪雨のデビュー。
わずか5ヶ月で、その背中は何倍にも大きくなった。
自らの勝利はさることながら、チームを勝利に導こうとするその姿勢に、
先輩たちも刺激を受け、伊藤が投げる試合は守備のリズムも良くなるのだろう。
昨日の二遊間は、今年いちばんの守備だった。

この3連戦、負けがつかなかった。
交流戦明けの成績は五分。
チームは上向きに感じられる。
週末には、沖縄に梅雨明け宣言が出そうだ。
共にファイターズも梅雨明けと行こうじゃありませんか。

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