2021シーズン ライオンズ10回戦

F 4 - 3 L in旭川スタルヒン球場　対戦成績4勝5敗1分

旭川の夜空に虹がかかった。
詩的な表現をするならそんな感じ？
全国的にはおそらく無名の、
所謂1.5軍と言われるような選手だけど、
連続無失点記録更新中の平良投手から、
高濱祐仁がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち。

先発の加藤。
ヒットは打たれるけど、Wプレーで凌ぐこと3度。
点は取られても複数得点を与えず、何とか5回まで2失点で粘った。
3,4番をノーヒットに抑えたことと、無四球で終えたことがいい方向にいったと思われる。
見ていて本当に何とかがんばったという印象。
調子の善し悪しが掴みにくかった。
勝ち投手の権利を残して降板。
6回からは勝ちパターンの継投に入った。
河野ー堀ーロドリゲスー杉浦。
8回,この日30歳の誕生日を迎えたロドリゲス。
サード野村のエラーも絡み、同点とされるがそこで踏みとどまった。
これがサヨナラ勝利に大きく貢献したと思う。
投手陣は本当によく頑張っている。

打線は西川を外し、万波を起用。
結果、万中は守備で大活躍した。
打つ方はヒットも打ったが併殺打も打ったのでトントンという感じか。
淺間と渡邉が3安打猛打賞、石井以外の出場選手が全員出塁した。
殊勲はやはり、HRの清水(1号)と王(6号)、そして何と言ってもサヨナラタイムリーの高濱だろう。
清水のHRは、内角やや高めの球をうまく弾き返した。
待っていたように見えたので、配球を読んでのHRとしたら本人はより嬉しかったに違いない。
王のHRはバットの先ながら、うまく外野まで運んだ。
フライになりがちなコースだったが(たぶんバッテリーは打ち取ったと思っていた)押し込めたのはやはり調子がいいからなんだろうな。
高濱は3安打の淺間に中々続けず、好機を逸していた中、好投手・平良から(確かに打ち頃のコースだったが)よく打った。
ヒーローインタビューで｢何とか止めてやろうと思って打席に入った｣と言っていたが、それはリップサービスじゃないかと思う。
何とか淺間を還すことを考えていたはずだ。
その気持ちがチャンスを呼び込んだのかもしれない。
野球は9回2アウトから。
ファイターズには時々身に染みる言葉である。
高濱も言っていた。｢諦めない気持ちが大事。｣

これでシーズン27勝め。
五輪休み前に何とか30勝したい。
残り6試合を4勝2敗くらいで行きたいなぁ…
今日も旭川はすっきりしない天気のようだ。
どうか試合中は降りませんように。
無事試合が出来ますように。