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2021シーズン バファローズ7回戦

F 1 - 9 B in東京ドーム 対戦成績3勝2敗2分

救世主・杉谷拳士降臨。

われらがファイターズが見舞われたこのコロナ禍は、杉谷がいなければ乗り越えられなかった。(まだ最中だけど)
彼の前向きさと明るさに、チームもファンもみんな救われた。今年30歳の元気印。若武者たちを引き連れ、ファーターズの窮地に現れたヒーロー。
そのヒーローが今日もやってくれた。…というか、それ以外書くことがないくらい、今日はコテンパンにやられた。

先発金子は前回登板から中13日。ベテランなだけに中々調整が難しそうだ。たぶん、彼は言い訳したりしないけど。
正直、全然良くなかった。コントロールは相変わらず抜群だけど、配球が読まれている感じ。低めの変化球を痛打されるような場面が多く見られた。宇佐見との相性が良くないのか?前回、石川亮と組んでバファローズ相手に良かったことを考えると、捕手の問題は無視できないかもしれない。ただ、今は四の五の言ってられない状況だから、それはどうしようもない。
ひとつ疑問なのは、なぜバファローズ戦に金子をぶつけるのか、ということ。今年は確かに対戦防御率3.24、2試合投げて2失点と悪くなかった。しかし相手もプロ。そうそう何度もやられないだろうと思うのだ。ましてや相手の監督は、こちらの手の内をよく知る中嶋さんだ。よく研究されていたのだろうと思う。そこを鑑みなかったのは首脳陣のミス。数字が大事じゃないとは言わないけれど、数字を生み出すのは人間だということも忘れちゃいけない。
4回ながら、2番手で西村を投入。西村らしい力の入った投球で4回5回を抑えたが、6回につかまる。1点を加えられ尚もノーアウト満塁でマウンドを谷川に譲ることになった。金子が早く降りたことで、西村自身の準備が出来ていたかわからない。それも含め、全般に焦りが感じられる投球内容だった。日曜日の登板が良かった分、残念。前向きにロングリリーフに挑戦していってほしい。
きわどい場面での登板となった谷川は丁寧に四隅を狙ったが、吉田正尚にバットを振らせることが出来ず押し出し。杉本からは三振を奪ったものの、変化球が逸れワイルドピッチでさらに1点。失点はしたものの、タフな場面で精神力を見せつけた。
そして今シーズン後逸に厳しい姿勢を見せているチームは宇佐見に代打を送った。
谷川は7回はあっさり、と言っていいほど三者凡退に抑える。
8回公文、9回玉井も文句なし。これは好材料。今まで先発が試合を作ってもブルペンがダメなケースが多かったことを考えるとこの3人は使える。

打線は…19歳宮城の前にほぼ沈黙である。
初回2番杉谷が、宮城にとってはプロ初被弾となる2号ソロを放つ。光は…これだけ。
2回に樋口がバットを折られながらもヒット。
そこから8回の石井までノーヒット。
ノーヒット。2回言った。覚悟はしていたが打てなさ過ぎてびっくりした。
そんなにいいのか、宮城。
伊藤大海新人王への道に立ちはだかる壁に手も足も出なさすぎるぞ、ファイターズ。
8回の石井は魂が感じられた。1塁へのヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り、続く鶴岡ヒットの間に必死の走塁で3塁まで進んだ。
変わったな、ピン。そう、君に足りなかったのはその積極性。何とか打開したいという気持ちを見せたことが大事だ。チームはピンの気持ちを汲んで今日の試合に臨んでいただきたい。
宮城が下りた9回2アウトから中田がヒット、王に変わった五十幡がプロ2本目のヒットで続いたが、大田が倒れゲームセット。
ただひたすらに宮城がすごい、で終わった試合となってしまった。

五十幡の積極性は良い。塁に出たら何か起きそうな、そういう気持ちにさせる選手は大事だ。
本当に、大事に育てたい。
今日はスタメンかもしれない。

この日、井口が陽性判定をうけたと発表があった。とうとう投手陣に魔の手が及んだ。
今のところ、他に陽性者はいないようだ。
内容が良かっただけに井口の離脱は残念だが致し方ない。
今こそまさに総力戦。コロナなんかに負けない。

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