2021シーズン ジャイアンツ3回戦
F 4 - 2 G in東京ドーム 対戦成績2勝1敗
交流戦初カード勝ち越し!
そして8カードぶりの勝ち越し!
先発は伊藤。
前回登板で見せたゆったりしたフォームで、ジャイアンツ打線を7回2安打1失点三振7つに抑えた。
正直、山ほど語りたいことがありすぎて、書ききれない。
というか、冷静に語れない。
贔屓が過ぎてしまうので敢えて触れない。
課題は本人も挙げたように四球。
要は無駄なボール球が多いということだ。
バッテリーで組み立てを考え直す必要がある。
四球が減れば、球数も当然減るから、長い回を投げることも可能になってくる。
それは自分のためにもなり、ひいてはチームのためにもなる。
8回のマウンドはロドリゲスがあがったが、これが誤算だった。
時々不安定さを見せる投球の、その時々が、このロースコアの試合でやって来た。
コントロールが定まらず、2者連続の四球。
ランナーをためたところでタイムリーを打たれ、1失点。
浅いフライで何とか1アウトをとったが、一打逆転の場面で交代。
ハードな場面で火消しにあがったのは堀。
前日HRを打たれているが、よく腕が振れていた。
ショートゴロを打たせてWプレー。
みっくん吠えた。ガッツポーズ。
ショートの石井は両膝をついて捕球にいった。
何としても点をやらない、という野手たちの覚悟が見えた。
9回、守護神杉浦がマウンドへ。
前日HRを打たれた亀井といきなりの対戦。
相性が悪いのか、緊張していたか、ヒットで出塁を許す。
ファンもチームも、心臓バクバクだっただろう。
続くバッターのファウルフライを、レフト西川が好捕。1アウト。
次のバッターは三振。
次の打者に四球で出塁を許し、前日被弾した松原を迎える。
センターフライを、五十幡がしっかり捕球してゲームセット。
緊張が、ゆっくりほどけていった。
打線は堅かった。今のファイターズでは最高の組み合わせ。
渡邉が2番、6番に野村が入った。
初回、五十幡の真骨頂がようやく発揮された。
ファーストストライクをライト前へ運び出塁すると、渡邉の打席3球めに走った。
タイミングアウトだったが、リプレイ検証の結果セーフ。
渡邉はライトフライで1アウト3塁。
近藤セカンドゴロの間に五十幡生還。1点先制。
彼が出塁すれば、こういう形で点が入る。
使いたくなるのも頷ける。
2回、王柏融がレフトスタンドへドームラン。
前日からの2打席連続。大王、東京ドームと相性がいいらしい。
その後7回まで5安打、緊迫した投手戦が続く。
7回裏を伊藤が9球で終えると、その伊藤の代打・西川、初球を打ってセンターオーバーの2塁打。
五十幡は1-1から送りバント(セーフティ気味)、それをファーストが悪送球して、西川還って追加点。
ランナー入れ替わる形となり、渡邉は手堅く送りバントで1アウト3塁。
3番近藤は見逃し三振。悔しそうだった。
2アウト3塁、ここで点が入らないと流れが向こうに行ってしまうという重要な場面。
打席にはファイターズが誇る主砲・中田。
粘って8球め、レフト前へのタイムリー!
TVの前でもベンチも大盛り上がり。
本人にまだ笑顔はないが、今週の札幌6連戦に繋がる大きな一打となった。
このカードが始まる前は3連敗も覚悟していたが、
終わってみたら8カードぶりの勝ち越し。
3戦めはファイターズらしさ全開の試合運びとなった。
立役者は、2戦目'19ドラフト1位2位の河野と立野、3戦目'20ドラフト1位2位の伊藤と五十幡。
'97~'98世代が輝いている。
他球団も含め、この世代は有能な選手の宝庫。
プラチナ世代に対して、ダイヤモンド世代とでも呼びたい、キラキラの若者たちが野球の未来を担っていく。
火曜日からはホーム6連戦。
良い流れで帰ってこれた。
交流戦勝ち越して、優勝争いに復帰を目指そう。
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