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2021シーズン ホークス7回戦

F 2 - 5 H in札幌ドーム 対戦成績2勝5敗

頼む。もっと援護をしてあげて。

満を持して、札幌ドームに伊藤大海再見参となった昨日の試合。
日曜日から緊急事態宣言が出ることになった。
現在もまん延防止等措置命令?のため、この試合も上限5000人(但し販売済みチケットは5000人を越えていても有効)での開催となった。
たぶん、伊藤大海という選手は、満員の球場でこそ輝くタイプの人だ。
だから正直、人の入りにくい平日に投げる勿体なさはある。(個人的には大歓迎)
しかしファイターズは敢えて、各チームの開幕投手が投げる金曜日にぶつけてきた。
そこには、「頼んだぞ、大海」というチームの信頼がある。
デビューからまだ1ヶ月半、既に大事な戦力なのだ。
活動停止期間に登板予定があった彼は、中15日。
投げていない期間もあり、調整が難しいことは予想された。

初回、2回と、6人並べられた左打者を三者凡退に切ってとる。
さすがはホークス、対戦も3度目ともなるとよく研究している。
金子の登板時にも書いたが、同じ相手にに何度もぶつけるのは如何なものか。
3回もアンラッキーな形でランナーを背負うが、後続を断ち、無失点。
4回、天敵・栗原を塁に出すと、柳田を打ち取ったあとの長谷川の打席で盗塁される。
この盗塁が、今後の伊藤の課題のひとつだろう。
前の回にも盗塁を決められているが、栗原の場合は投げる前にスタートした。
つまり、モーションを完全に盗まれている。
ランナーを気にして投げミスするような投手ではないが、進塁されないに越したことはない。
バッテリーで乗り越えてもらいたい。
で、長谷川の打席。
カウント2-2からのスライダーで空振三振。
声が出た。小さくガッツポーズ。
5回、先頭の中村にレフト線を破られて、送りバントのあと、前進守備の内野の頭を越される。
続く打者を凌ぎ、1失点で切り抜ける。
この回最後のアウトは盗塁阻止だった。
試合の中で対策が出来たのは良かった。
6回、1アウトからヒットでランナーを背負うと天敵・栗原に四球。
ピンチの場面で柳田を迎え、甘く入ったカットボールを痛打されて、追加点。
ここで降板。ランナーを2人残して回の途中でマウンドを降りることになったことに悔いが残る。
本人も相当悔しかっただろう。
左打者が続く場面で公文が登板。
だがこれが誤算。
ランナーを2人返し、ひとつのアウトも取れず降板。
変わった玉井が気迫のピッチング。
投ゴロWプレーでピンチを凌いだ。
7回は谷川。変わりっぱなにHRを打たれる。
点を取られたのはこの1点のみだが、こちらも悔いが残るマウンドとなった。
8回は河野。キャッチャーも鶴岡に変わる。
だからなのか、昨日の河野は良かった。
テンポもマウンドを支配する感じも良かった。
キャッチャー次第ということなのだろうか…
バッテリーに問いたい。
9回は西村。彼も昨日は気合いの入り方が良かった。
やはりキャッチャーの違いが大きいのかもしれない。

打線は東京ドームから変わらず。
1番五十幡に注目が集まる。
しかし…ランナーは出すものの、ここ1本が出ない。7回まで散発の3安打。
やはり伊藤の援護が出来ない。
7回、先頭の大田がレフトスタンドへ運ぶ。ようやく1点返せた。
続く石井がヒットで繋ぐが、樋口がWプレー。ただ、右方向への意識は感じられた。
2アウトから、濃厚接触者から復帰の淺間が代打で登場。
四球で出ると、五十幡がライト線を破り、淺間が帰って1点、打った五十幡も三塁を陥れる。
とにかく速かった。人間の足はこんなに廻るのかというくらい。
足にスランプはないという。怪我だけは気をつけてほしい。

本人は援護なしを気にしていないだろうが(たぶん)ルーキーに対しては申し訳ないほど打てない。
監督は「何とかしないといけない」と言うが、開幕から何とかなってないからこそこんなことになっている。
全員でプレッシャーを感じるのだろうか?
主力が戻って来てからまた元の木阿弥に戻りつつある。
レギュラー陣も若い力の突き上げを感じてほしい。

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