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令和の魔術師はこう使う!打倒ティアラメンツ!


初めまして!くまけんと申します!

僕はペンデュラム召喚デッキが好きで過去にもセフィラやエンディミオン、竜剣士などでもCSで結果を残しています。中でも魔術師は僕が初めてCSに参加するきっかけをくれたデッキであり、非常に思い入れがあるデッキです。

この度10/1開催のつりおCSにて魔術師デッキを使用し、7-1で優勝することができました。

つりおCSは御茶ノ水にあるカードショップナベにて開催しています。秋葉原からもすぐ迎えるため、ぜひ足を運んでみてください。

こちらトーナメントの分布になります。自分以外全員ティアラメンツの中、それらを打ち破って結果を残すことができました!この結果からも魔術師がティアラメンツ相手に十二分にやれることがわかると思います。

今回の記事では、今回使用した構築及び採用カードの解説をしたのち、対ティアラメンツの立ち回りを解説していきたいと思います。魔術師をずっと使っている方だけでなく、これから魔術師を使ってみたいと考えている方、魔術師の対策を知りたい方にも読んでいただける記事を目指しましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!


1構築

こちらが今回使用した構築になります。つりおCSに参加する以前にも何度か魔術師でCSに参加したのですが、一番の敗因が事故によるものでした。ペンデュラムデッキは、構築の関係上事故を起こしてしまうと妨害を用意するのが非常に困難であり、増殖するGなどが通っても、そもそも採用している手札誘発が少ないため突っ張られて負けてしまいます。
そのため、今回は限界まで初動として優秀なカードを採用し、限界まで事故率を抑えた構築にしています。

2このデッキの強み

現在の環境において、魔術師が有する最大の強みはランク4のエクシーズモンスター、バグースカおよび深淵に潜む者の存在です。
この2体はティアラメンツ相手に非常に高い拘束力を誇り、魔術師デッキはこれらを簡単に盤面に用意しながら展開できます。
またランク4を用意することで墓地に魔法使い族モンスターを墓地に送り、黒牙の魔術師の蘇生対象を用意できるため、間接的に展開の向上に貢献できるのも良いです。
また、環境に蔓延っているムドラ、ケルドウ、各種ビーステッドなどの墓地のカードへの妨害を受けずに展開していくことが可能なこともこのデッキならではの強みと言えます。
総じて現在の環境に非常にマッチしているデッキであると言えます。

3採用カードの解説

すべて解説する必要はないと思うので、掻い摘んで解説していきます。

紫毒の魔術師×3

このデッキにおける捲りを担うカードになります。このカードをエレクトラムで割りながらアストログラフを複数回特殊召喚する動きは有名ですが、今期は「捕食植物ドラゴスタぺリア」や「壱世壊に奏でる哀唱」といった相手のカードを除去するために、このカードが必要な場面が非常に多いです。後述する対ティアラメンツの後攻において重要な役割を担うため3枚の採用です。
P効果で打点を上げてモンスターを戦闘破壊しに行く際、「壱世壊を劈く弦声」によって打点が500下がっているとティアラメンツ融合モンスターやスタぺリアを破壊できないことがあるので、注意しましょう。


賎竜の魔術師×2

P効果によって毎ターンリソースを回収できるため、基本的にこのカードをスケールに維持することを目指します。確実にスケールに張りたいですが、上級モンスターであるため、P前にエレクトラムを作らなけれらべならない際に事故札になりがちです。
しかし、超弦によってこのカードをリクルートし、バロネスを作る際に必要なため、場に出す用とスケールに張る用で最低限の2枚の採用です。

黒牙の魔術師×2

こちらも紫毒と同じく打点操作によって捲りに使えますが、紫毒と異なり、先行展開に使用することができます。黒牙の魔術師を複数回使用して盤面を作ることで、強力な先行盤面を作ることができるのは、なんとなく知られていることだと思います。
ではなぜ採用枚数が2枚なのか?まず一つ目の理由として、黒牙を使用した展開はビーステッドに脆い事が挙げられます。魔術師が先行でデッキを回すうえで、確実に行いたいことは①「時空のペンデュラムグラフ」の回収、②ランク4の成立の2つです。どんなに盤面を広げて展開しても、ティアラメンツ相手はこの2つが成立しなければ簡単に捲られてしまいます。展開途中にビーステッドを貰ってしまい、結局この2つのうちの1つを達成できず、タイタニックやアポロウーサを置いたところで、ティアラメンツ相手の妨害としてはランク4+時空の構えに遠く及びません。
また、後攻の際には上記に加えてムドラやケルドウによる妨害まで食らいます。ここまで通りが悪い黒牙の蘇生効果に固執する必要がなく、また上スケールのカードは過多なこともあって2枚の採用です。

EM天空の魔術師×1

このカードの役割は3つあります。まず1つ目にペンデュラムマジシャンによって非魔術師ネームのスケールを破壊して、魔術師のみのスケールを揃え、賎竜のP効果を使える状況を作ること。2つ目に星霜のサーチ効果や星刻のデッキからカードを落とす効果、賎竜P効果によって手札や墓地に用意し、セレーネや黒牙の効果で特殊召喚しリソースを回収すること。3つ目にシンクロモンスターの横に用意して相手のモンスター効果を封じることです。3つ目は手札誘発を封じるところが注目されがちですが、一番強力なのはこちらが後攻の際にバロネスの横でこのカードの効果が成立した時です。相手は天空の効果を止めなければ確実に負ける状況になるわけですが、天空への妨害をバロネスが封じます。後攻の際はこの動きを目指しましょう。
必ず引きたいカードではなくデッキに選択肢として存在することに意味があるカードですので今回は1枚の採用です。

竜剣士ラスターP×1

正直カードパワーはかなり低いです。ハリファイバーを失ったことで盤面でのデメリットが特に痛く、盤面に出ても持て余すことがあります。しかし、このカードならではの強みとして「深淵の獣マグナムート」によってサーチすることができる点が挙げられます。この点以外このカードに強みを感じていないため、先行サイチェンの際は抜きます。

クシャトリラ・フェンリル×3

このデッキの先行の安定感と後攻の捲りの両方において非常に重要な役割を担うカードです。このカードを特殊召喚し、2枚目のフェンリルをサーチし、通所召喚したPモンスターと合わせて「軌跡の魔術師」につなげ、Pモンスターをサーチしつつ2枚目のフェンリルをP召喚によって盤面に送り出せます。またサイド後、ビーステッドなどで盤面が埋まってしまっても、P召喚やクロノグラフの効果で特殊召喚できることも魔術師の強みと言えます。後攻におけるこのカードの強さは書くまでもないと思います。魔術師はこのカードを特に強く使えるデッキであるため、3枚の採用になります。

金満で謙虚な壺×2

初動を安定させる札として採用しました。最初は「強欲で貪欲な壺」を採用していたのですが、デッキが太くなってしまう上に時空を2枚採用しなければならなくなるため、結果としてデッキの安定感をさげているのではないかと判断し、こちらを採用しました。エレクトラムのドロー効果がなくなってしまいますが、それ以上にリターンがあると考えています。基本は3枚除外で発動し、クーベル(簡易融合を引いていない際)や先行で手札的に使わなそうなカード(星刻、マスカレーナユニコーン、タイタニック、ランク4の片割れ)などを除外します。豆ですが一応Pモンスターも除外できるので、中盤以降に打つ際は覚えておいて損はないです。

簡易融合+クーベル

簡易融合によってクーベルを特殊召喚し、P前のエレクトラムや軌跡につなげるギミックです。わざわざメインとエクストラを1枠使ってまでやることかと疑問に思う方も多いと思いますが、今回の構築が初動の安定の追求が目標だったため採用しました。代用カードとしてカーテンライザーや竜の霊廟を考える方もいると思いますが、これらはフェンリルと相性が悪く、エレクトラムのドローで引いても盤面に追加できない点が明確に簡易融合に劣っています。また、後述するニビルケアにおいても重要な役割を担うカードです。必須枠ではないですが、自分はかなり信頼しているギミックです。

軌跡の魔術師×1

フェンリルと同じく先行展開と捲りの両方を担います。先述したフェンリルとのコンボ以外にもバグースカでお茶を濁し、3ターン目にこのカードをリンク召喚し、破壊効果によって盤面を捲れる点も非常に強力です。闇属性魔法使い族なため、各種魔術師やペンデュラムグラフの耐性の恩恵を受けることができる点も見逃せません。時空によって罠耐性を与え、このカードの破壊効果を起動できる準備を整えることができれば「壱世壊に奏でる哀唱」を発動させる機会を与えることなく破壊可能です。

マスかレーナとユニコーン

いわずと知れたお手軽妨害ギミックです。黒牙の効果を使わずに展開する際、あまりカードが広がらなかった場合はこのカードを出します。使用頻度は多くないため、金謙でよく飛んでいきます。

次にサイドカードの解説に移ります。

霞の谷の巨神鳥×3 墓穴の指名者×2

先行用のカードです。増殖するG×3、フェンリル×1、ラスター×1と交換します。このデッキはニビルを苦手としているため、できれば墓穴ではないカードを採用したいのですが、「アーティファクトの神智」は枠を取りすぎてしまい、「次元障壁」はティアラメンツ以外にあまり強くなかったため、ギミックを通して勝とうという意思の元墓穴を採用しています。
巨神鳥に関しては特にいう事はないです。Pで出して誘発を止めたり、
1妨害になってくれます。クロノグラフを手札に持っておくと、手札に戻った後に再度フィールドに特殊召喚可能です。

ビーステッド×4 ヴェーラー×2 羽根箒×1 無限泡擁×3

ティアラメンツ相手の後攻で入れる札になります。ティアラメンツはデッキの特性上、キトカロスを止めたうえでもう一度妨害を貰うとスクリームをなんとかして落とすなどしてサリークを加えなければギミックが完全に停止してしまいます。それを狙い、ヴェーラーや泡擁でキトカロスを止めて、次の攻め手を2枚目のヴェーラー泡擁やビーステッドによって止めることを狙います。ビーステッドが盤面に残った際は、返しのターンに軌跡から入れるため、非常にゲームメイクがしやすくなります。

4展開する上での留意点

魔術師デッキは手札によって毎回展開が細かく分岐し、決まった展開などはありません。今回は黒牙の効果を使うタイミングおよびニビルのケアに関して記述していこうと思います。

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