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フォレスタネットに教材を投稿しました⑤~一人で計算練習ができる教材をExcelで作ろう~


  ICT活用教材を作る(もちろん市販のソフトやアプリもどんどん利用していく)利点は、何よりも子供のためになるからです。

 もう40年も前、私は大学で特別支援教育を専攻していました。言葉が理解できない子どもたちが、「見て分かる」「自分でも表現できる」という点でも、こうしてICTを活用できる時代が来たことには感慨深いものがあります。

 私もパソコンが出始めた初期のころから、画像や映像を使った教材を作ったり、文字や絵をかけない子どもに写真をとらせて好きなものを表現させたり、文字は読めなくてもキーを使うことで好きな鉄道のサイトを開いて楽しむことを教えたり・・・新しいことにいろいろ挑戦しました。ネットの通信速度もびっくりするほど遅いし、端末の機能も今のものからは考えられないほど低かったので、何かしようとしても、すぐにフリーズ!苦心したけれども、楽しかったのを思い出します。

 もちろん、どの子どもにもこうした工夫は役に立ちます。今作っている教材は、基本的に子どもが自力で使えるようにしています。その良さは・・

・先生が答えあわせをするのを待たなくても、その場で正解かどうかが分かり、一人ひとりが自分のペースで進めることができる。

・動くもの、色のついたものは、子どもにとってやはり楽しい。

・課題に集中できない子どもは、まわりの情報をうまく処理できず、困っている場合がある。「ここ(端末の画面)だけを見ればいいんだよ」と示すことで、今やるべきことが分かって集中できる可能性が高くなる。

・書字を特に苦手とする子どもにとって、ずっとノートやプリント、鉛筆だけの学習はつらい。数字を入力するだけだと、かなり負担が軽くなる。

 紙と鉛筆を使うことの大切さは今後も変わりませんが、 端末を使う機会と両立しながら、上手にバランスをとっていけたらいいですね。

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 フォレスタネットでは、授業ですぐ使えるファイルのほか、先生向けにExcelやパワーポイントの使い方を説明したものを投稿しています。特にExcelの使い方の説明は閲覧数が多いので、力を入れています。

 教材を作る時は、できあがったものを自分で作り変えて活用すると便利です。でも、関数の意味を知っておくと、さらに便利ですよね。もっと新しいものを作ってみたいときに役立つし、元のファイルにミスがあったり、計算式を消してしまったりしたときにも、意味が分かっていれば、自分ですぐに直せます。

 今回、投稿したファイルはこの2つです。


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