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モノトーンのツバメ イワツバメ
関西で見られるツバメの1種にイワツバメがいます。
イワツバメは、漢字で表すと「岩燕」。海岸や山地の岩場に巣を作ることから名付けられたようです。とは言うものの、私が過去にイワツバメを観察したのは、4回ですが、全て、橋脚に巣を作っていました。
イワツバメは、タイトルにも書きましたが、モノトーンの配色です。頭部から背中、尾、翼が黒っぽい色で、喉から腹と腰は白色です。コシアカツバメが飛んでいる姿を後ろから見ると腰の部分が赤色なのに対して、イワツバメは白色なので、見分けがつきます。
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イワツバメは、他のツバメと同様に東南アジアなどで越冬し、春に日本に帰ってきます。
私がイワツバメを観察したのは、全て橋脚と書きましたが、こんな場所です。
①琵琶湖に注ぎ込む川に架かる橋
②日本海に注ぎ込む川に架かる橋
③淀川に注ぎ込む川に架かる橋
④山を流れる川(標高750m地点)に架かる橋
いずれも自動車が行き交う橋の下ですが、お構いなく営巣しています。④を除く①〜③は、湖・海・大河に注ぎ込む川の橋ですが、いずれも注ぎ込む場所の1つ上流の橋でした。たまたまの偶然かもしれませんが、巣材が集めやすかったり、食べ物を取りやすいなどの理由で選んでいるのではないかと思います。
まだ、やってきてすぐの頃に巣材を集めるイワツバメと出会いました。海辺の砂浜で巣材となる枯れ枝を咥えて、橋の下に運んでいました。
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巣は橋脚の垂直の部分に、口に咥えてきた泥と枯れ枝で作ります。完成した巣の大きさからすると、巣材集めをする場所と営巣場所を何往復もして、数日かけて巣を作るのだと思います。
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巣が完成すると、産卵・抱卵となり、そのうち巣立ちして、幼鳥が見られるようになります。
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本来、海岸や山地の岩場で営巣していたイワツバメは、営巣場所の減少が理由なのかどうかわかりませんが、都市部にも営巣場所を拡大してきているようです。
もしかしたら、街中でツバメが飛んでいるのを見かけたら、ツバメだと見過ごしていたらイワツバメかも知れません。
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