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腰の部分が赤いツバメ コシアカツバメ
関西で見ることができるツバメの仲間にコシアカツバメがいます。
コシアカツバメを漢字で表記すると「腰赤燕」。名前が示すように、腰の部分が赤い色をしたツバメです。
コシアカツバメは、ツバメより少し大きい18.5cmぐらいの大きさで、日本で観察できる4種の中では、最も大きいツバメです。
ツバメと同じように頭部から背、尾、翼は、光沢のある黒っぽい藍色で、喉から腹にかけては、白色に黒い斑紋が入る羽で覆われることから縦縞のように見えます。腰や下腹部、頬が赤い色です。
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ツバメと同様に、東南アジアや中国南部で越冬し、春に日本に戻ってきます。ツバメより、1ヵ月程遅れた、4月下旬に飛来します。
自宅の周辺にもコシアカツバメは、現れます。どちらかというと、自宅周辺のツバメと言えば、ツバメではなく、コシアカツバメです。
自宅近くの民家の壁面で、毎年営巣していて、私が、2015年に確認してから9年間は、同じ場所に現れています。
ゴールデンウィークの頃から、裏山の川辺で巣材を集めるために行き来するコシアカツバメと出会います。口にいっぱい泥を咥えて、飛んでいきます。
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巣作りが終了すると産卵、抱卵になります。ツバメの巣は、お椀型で幼鳥の姿を下から見ることができますが、コシアカツバメの巣は、徳利を横にしたような形状で、残念ながら中の雛鳥の様子を見ることはできません。
コシアカツバメもツバメと同様に、一旦、巣から出ると上空を飛び続け、なかなか静止した姿を見ることは難しいです。ただ、姿が見れないということはなく、上空を見上げると、飛んでいる姿はいつでも見れます。また、地面すれすれを飛ぶツバメの腰の赤色が見えて、コシアカツバメを確認しています。
静止する姿を見ることは少ないのですが、たまに、自宅前の電線にとまってくれます。そんな時は、2階の窓を少し開けて、双眼鏡で観察したり、写真を撮ったりしています。
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巣立ちしたばかりの幼鳥が電線にとまって、親鳥から食べ物をもらっている姿を見ることもあります。
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コシアカツバメの特徴として、幼鳥が巣立ちした後も巣を寝ぐらとして使います。ツバメは、一旦、幼鳥が巣立ちすると、もう、巣には戻ってきません。河川敷などのヨシ原を寝ぐらとして使いますが、コシアカツバメは、夕方、巣に戻ってきて夜を過ごします。
自宅近くの巣でも、寝ぐらとして使うので、仕事が終わって、7時頃に帰ってくると、巣の前の電線に数羽のコシアカツバメがとまって、巣の中に順番に入っていっています。小さな巣の中に入って、大丈夫かなと思ってしまいます。
そのうち、9月中旬には、姿をみかけなくなり、旅立ったのを確認しています。
私にとって、コシアカツバメは、ツバメより、身近な存在です。
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