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41/古い情報や価値観を更新してますか?

2023.5.30(火)がん告知から41日目

こんばんは。
今日は朝から不調だったので、
今日の報告会になります。
「抗がん剤治療後の症状」について書きます。

▼2回目の抗がん剤治療を開始(3日間)して、今日で1週間です。


今日は朝から不調で、
4時頃に手足の指が痒くて痒くて…
(寝ながらも掻いていたと思います)
入院中からだったので処方してもらった薬を塗りこんで、
落ち着いてからまた寝て…
次は6時くらいから微熱(37.0〜37.5℃)。

起きてからの痛みや、
朝の薬を飲んだ後の眠気が落ち着く、
10時には仕事に行こうと予定していましたが、
微熱が続いていたのでお休みしました。

皮膚の痒みに関しては、
・抗がん剤そのものの影響
・抗がん剤による皮膚組織の変化など
他にも要因が色々とあるようですが、
この2つが考えられるとのことでした。(主治医より)

発熱に関しても、
・抗がん剤そのものの影響
・がん細胞と正常細胞との摩擦(戦い)による炎症
・白血球の減少による感染症など
これらも他の要因もあるようですが、
一時的(夕方には平熱になりました)でしたので、
おそらく上の2つで感染症ではないと思います。
(抗原検査によりコロナは陰性でした)

▼更新されるがん治療


抗がん剤治療後や、
退院したあとによく聞かれたのが、
「副作用どうだった?」です。

聞いてくる人の多くは、
「吐き気は?」って聞かれます。
(抗がん剤治療副作用のイメージはコレよね!)

僕もそういうイメージでした!

主治医に言わせると、
「それは10年前のがん治療ね」だそうです。
(ちなみに主治医も担当医もめっちゃ優しいです)

担当医に言わせると、
(言わせてないけど!自分から話してたけど!)
「がん治療はものすごいスピードで更新されていて、世界標準(がんの標準治療)も、薬も5年前とは変わっている」そうです。

【ステージ4大腸がんの新たな標準治療を検証】
切除不能転移を有するステージ4大腸がんに対して原発巣切除を先行しても生存改善は認められず。

国立研究開発法人 国立がん研究センター

これは、2021年2月10日に、
国立研究開発法人 国立がん研究センターが発表したものです。

これを簡単に言うと、

「大腸がんは、今までは切れそうなら切ってたけど、切っても切らなくても生存率は変わらないし、むしろ切ってから機能不全や感染によって死亡する可能性もあるから、切らずに治療するのが良いよ。データも取ったし。」

といったところ。
※個人的見解ですので詳細はご自身でご確認を!

これ約2年前に発表されて、
世界的に大腸がんの治療は切らない方が良いね!(それを標準治療としよう!)となったわけです。

さらにこの記事の最後には「展望」として、
こう書かれていました。

今回の臨床試験で、これまで十分な根拠がないまま広く行われていた化学療法施行前の原発巣切除に対して歯止めをかけ、原発巣は非切除のまま化学療法を先行する治療が第一選択として推奨されます。

同様の臨床試験は世界中で実施されていましたが、今回、世界に先駆けてわが国から発信する科学的エビデンスであり、本試験の結果により、日本だけでなく米国のガイドラインでも新たな標準治療に書き換えられ、全世界の研究者や臨床医に重要な情報が提供すされるとともに、大腸がん患者さんにさらに有効な治療が提供されることが期待されます。

国立研究開発法人 国立がん研究センター


世界に先駆けたわけですね、
「国立がん研究センター」様。
ありがとうございます!!

こうやって日々研究や情報分析をして、
治療方針や薬が更新されているのが、
「がん治療」なんですって。
(僕もがんになってから初めて色々調べました。)

ネットで調べると、
ポジティブなものからネガティブなものまで、様々あります。

全てを信じていないし鵜呑みにもしないし、
必要な情報だけを得るようにしています。

抗がん剤治療の副作用も、
調べると沢山出てくるし、
薬によっても違うし、
そもそも個人差もあるので、
一概には言えません。

あくまでも僕の現時点では…
という話をさせてもらいますが、

みなさんがイメージする
・吐き気
・脱毛
この副作用は今のところはありません。
(吐き気止めの点滴も抗がん剤と一緒にやりました)

▼けれども副作用は体調変化はあります。


これが全て副作用かは分かりません。
そもそもの体調不良かもしれませんし、
がんの症状かもしれません。
(ちなみに腹部の違和感や痛みは、がん症状なので入れていません)

あくまでも、
抗がん剤治療を2回行って、
今の不調をお伝えしますが、
本当に辛い時には受診するので、
心配はしないで欲しいです。

・身体の疲れやすさ、だるさ
(これは一番かもしれません。)
・口の中の渇き、口内炎
(治療から今も続いてます。)
・手足の痒み
(汗が出せなくなったりして水疱になります)
・手指の疲れやすさ
(スマホでずっと文字打ちすると痺れます)
・声枯れをする
(治療から1週間くらいはあります。今も前とは違います。)
・冷たいものをより冷たく感じる(手、喉)
(治療から5日くらいはありました)
・微熱が出る
(治療後数日して入院中もありました。今朝も。)
・眠気が襲ってくる
(食後や入浴や内服後は睡魔どころじゃなく眠いです。疲れやすさも影響しているのかな。)
・発汗しやすい
(汗をかきやすくなりました。)

こういった症状が、
抗がん剤治療中からその後に、
身体の変化として出てきました。

先も書きましたが、
現時点で日常生活はできているし、
仕事も可能な範囲で復帰しているので、
心配はしないでください!
そういうつもりで書いてはいないので。

けれども、
「副作用大丈夫?」と聞かれる方の中には、
「吐き気がないなら良かったね」と言う方もいて、

先に書いたように、
『吐き気止めがあるから吐き気は抑えられるけど、吐き気がないなら良かったってどういう意味?』
って思う黒熊谷がいるので、
書かせていただきました。

『副作用は吐き気だけじゃねーから!!』
(ふぅ。これが言いたかった!笑)

僕も含めた医療素人の多くが知っている
【がん治療】【副作用】の常識って、
かなり古いものなのかもしれないですね。

それは、
【がん治療】【副作用】に限ったことではなくて、

例えば、
【AIやロボット】や、
【教育】とか、
【定年まで働く】などなど、

昔の知識や価値観で物事を解釈するのは、
とても危険で時代遅れで怖いことなんだと思います。

今回僕は、
がん治療や副作用って、
イメージしてたのと違うんだ〜ってのを、
リアルに体験しているんですが、

それって、
言い換える(置き換える)と、
あらゆる出来事や社会がそうであって、

変えなきゃ(更新しなきゃ)いけないのは、
自分の知識や価値観なんだな〜と。

それではまた!


今日は何の写真も撮っていないので…
過去の懐かしい写真を。

志茂田景樹氏(ゲストとして)
オスマンサンコン氏(ゲストとして)
Mr.マリック氏(ゲストとして)

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