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2度目の緊急事態宣言

①GoTo推進後に1都3県のみの緊急事態宣言

 先月までGoToキャンペーンを推進し続け年末年始だけの停止を決めたスガ政権が、1月7日に緊急事態宣言を出した。

コロナ対策を最優、厳しい状況、大変な危機感という言葉を使いながら、1都3県のみの緊急事態宣言だ。
これでは前回東京のパチンコや娯楽施設がやっていないから周辺に人が流れたのと同じように、また周辺の自治体に人が流れるだろう、そして当然のように全国に広がった後で前回のように緊急事態宣言の規模を全国に広げるのだろう。


②なぜ政府は何も対策してこなかったのか


 世界的に東アジアは感染が多くない。にも関わらず日本では医療崩壊が起きている。とても不思議な事だが、夏や秋から何もしていなかったのだから当然と言えば当然だ。何もしないどころか、GoToキャンペーンで感染拡大に尽力してきた。

なぜ政府は何もしなかったのか?
なぜ政府は感染を拡大させてきたのか?
なぜ政府は同じ事を繰り返すのか?
あまりにも当然の結果。わざとなのだろうか?


③コロナ禍を理由に株価は高値更新


 去年の年始からコロナ禍が騒がれ感染者が増え、3月以降に非常事態宣言が出ると、市場に金が注ぎ込まれる事により株は上がってきた。感染が広がるという悪いニュースでまたそれを名目に市場に金が注がれる期待を市場が喜び株は上がり続けコロナ前の高値を更新中。円ではなくドル換算ではなんとバブル期の史上最高値を超えているらしい。

コロナ禍で失業者は増え、多くの非正規の人達が職を失っている中、金持ちには金が注ぎ込まれている。トリクルダウンの名目で。
しかしトリクルダウンは起きる事はない。
金持ちの金持ちによる金持ちのための政治なのだ。

金持ちと言えば誰だろう?
億ションに住み、官房機密費86億円超、1日300万円を使途不明に使用し、高級ステーキ忘年会や連日ホテルで会合と称し高級飲食するスガ首相?
それとも、小泉政権時代に自身の金銭的利益になる改革を推進した、パソナグループ会長兼オリックス社外取締役兼SBI社外取締役、森ビルアカデミーヒルズ理事長、RIZAPグループ経営諮問委員会委員その他複数でありながら、内閣日本経済再生本部産業競争力会議議員、内閣府国家戦略特別区域諮問会議議員の竹中平蔵氏?
それとも、明治以降の炭鉱や医療・開発・不動産・建築・介護・教育・環境・レジャーなどあらゆる分野に企業を持つ麻生グループの親族の麻生財務大臣?
それとも、森永グループの親族で戦前から権力に携わってきた安倍前首相?

政府関係者の多くは誰がどう見ても大金持ちだ。
国会議員の資産は公開されているが、親族全体の資産でないのであれば、議員の資産公開にはあまり意味はないだろう。政治はあまりにも利益相反だ。

たくさんの株や企業に関わっている、そんな大金持ち達が、社会保障費を名目に作った消費税を作った。そして消費税で増えた税収は法人税と高額所得者の減税分とちょうど同じ位の金額でその穴埋めに使われていると言われる。にも関わらず社会保障費が足りないと言われ続け、低所得者の医療負担を上げ続けている。(※コロナ禍で露出する政府やメディアの嘘・情報操作の③

コロナ禍は大金持ちをさらに富ませながら、本当に困窮している人を助けはしない。そして本当に困窮している人は政府が金を注ぎたい所に金を注ぐ大義名分に利用される。

今回の緊急事態宣言では飲食業には休業補償がある。しかし困窮しているのは飲食業だけでもない。困窮している人達は多岐に渡っている。


④心に響く言葉を求める事(*1)

 スガ首相は、選挙で選ばれれば法律などどうでもいいというような事を発言している。
日本学術会議の問題は首相の法律無視と独裁の問題。その問題はまだ未解決だが、非常事態宣言発令に際し、また法律違反をしているようだ。

7日の衆参両院の議院運営委員会で宣言発令を事前報告する際、自民党が菅首相による報告を拒否したがこれは、特措法32条はに宣言発令に際して、首相が務める「政府対策本部長」が「国会に報告する」との規定に違反しているため法律違反であり、宣言事態が欠陥宣言だとの事だ。


政府やメディアが言うには、コロナ禍は未曾有の危機。
そしてその危機を政府もメディアも利用している。

そんな中、スガ首相は二階幹事長、王貞治氏、杉良太郎氏、みのもんだ氏ら8人で高級ステーキ忘年会をした。
そして国民も、忘年会や外に遊びに行く事や友達と会う事を我慢するのは大変だ、とメディアが報道する。首相も遊んでいるのだからいいじゃないか、何か目標がないと我慢できないと。確かにそういう人もいる。

しかし、家にいるだけだ。電気や水がない訳でもない。本も読める。テレビもDVDも見れるしインターネットもある。危機的状況なのに娯楽がこんなにある。我慢ではなくありがたい事だ。
なのに、このようなどうでもいい我慢と、経済的に困窮している人達や停電や大雪などの問題が同じ温度でメディアに報道されていないか?
どうでもいい事と重大な事の区別がつかないようにメディアに煽られていないか?

さらにメディアは、このような我慢をできない人達に対して首相が抑揚のある演説で心に響くように語りかけないといけないと言う。
しかしそれは国民に受け身である事や思考停止を促す事ではないだろうか?
国民は心に響く言葉ではなく言葉の内容や意味をよく考えてそれが正しいかどうか自分で考えるべきではないだろうか?メディアは正しく考え判断するための材料を提供すべきではないだろうか?

メディアが国民に受け身である事や思考停止を促しながら、権力者が心に響く、感情に訴えかける演説をするのが当然という報道する事。それは危険な状況ではないか?
まるでヒトラーを求めるような状況が作られようとしてはいないだろうか?

首相が紙を見て棒読みで話す事が問題だと度々報道される。しかしそれは問題のある事だろうか?僕はそうは思わない。
問題は内容だ。内容が正しいならば、紙を見たって棒読みだってどもったってかまわないだろう?しかしそうじゃない。内容が正しくない上に、重大な問題は論点ずらしなのか話し方のせいになっている。

本当に問題なのは、問題のある言動その物だ。首相の法律無視の意味、独裁、民主主義の危機、汚職などの問題だ。そして重大な問題とどうでもいい問題をごっちゃに論点ずらしして、その意味をちゃんと国民に説明しないNHKや大手メディアの問題だ。そしてメディアに促されたにせよ国民が、深く考えない、まじめに考えない、受け身でよし、それがかっこいい、美徳とするならば、それも大きな問題ではないだろうか?

しかし「深く考えるな」「考えたってしょうがない」「まじめに考えるな」、そういう事を言う人はけっこういて、しかもそれは若者ではなく多くの中高年だったりする。現実逃避なのだろうか。しかし、まじめに、深く考えるべきだ。僕達大人がまじめに考えないで誰が考えるというのだ?

自民党政治は新自由主義、中小企業や個人の淘汰を目的としている以外に考えるのが難しい。苦境は利用され、コロナ禍の支援策も利権、癒着企業にお金を流す事に利用され続けている。
状況を本当に何とかするためには一刻も早い政権交代以外ないだろう。

全ての国民の命と財産を本当に守る、公平で正しい政治への政権交代を強く求めます。



変更履歴

・ 2020.1.11 ④がわかりにくかったので④を全体的に変更 →  (*1)







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#医療保健所災害支援に支援を求めます
#対策病床と隔離施設を増強して下さい
#医療現場に設備と人員を増強して下さい
#現在の病床を削る事なく新たに病床を確保して下さい

#スガ政権の退陣を求めます
#自民党独裁政治に終止符を

#国民共闘
#野党共闘国民共闘



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