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Crowdpac: より多くの人へ参政権を

 Crowdpacとは政治とテクノロジーを組み合わせ、選挙立候補者への募金を簡単にできたり、立候補者についてより詳しく知ることができるサービスだ。立候補者も募金を集めるのが簡単であり、クラウドファンディングのような形で選挙に必要な資金を集めることができる。

 立候補者の情報なら既にテレビやその他メディアから取得することができるではないかと思うかもしれない。しかし、Crowdpacは立候補者がどのような人々から政治資金を調達しているかを把握することでその立候補者が本当に思っていること、または政治資金を支給してくれた人の欲求を満たすために本当にしなければいけないことを表に出している。

 また、Crowdpacはただのクラウドファンディングプラットフォームではない。新たな機能で、立候補していない人物を推薦できるようになった。「この人に立候補してほしい」という人のCrowdpacアカウントを作成すれば、そこへ募金を集うことができる。この募金は、推薦された人が実際に立候補すると決めたときにはじめて引き落とされる。

 また、Crowdpacには模擬投票機能が付いており、推薦された人も含めて、自分が現在立候補者の中でどのくらいの人気があるのがを確認できる。しかし、ただの投票では信憑性が低いため、投票と一緒に募金額も確認することによって、それらの投票がどれほど正確なのかを把握することができる。

 日本でも、無名な人が出馬するために、供託金をはじめとする政治資金を集れるクラウドファンディングプラットフォームがあったら政治の可能性や政治に対する興味が向上するだろう。しかし、クラウドファンディングや模擬投票を成り立たせるために、このサービスの良さを人々が理解し、素早く普及する必要がある。現在アメリカ・フィラデルフィア州で試行が行われおり、それの結果が気になるところだ。


参考にさせていただいた記事:


Crowdpac HP:


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