あなたといた時間を いつまでも伝えていく。
CUE! 4th Party Forever Friendsに参加しました。キャストの皆様、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
終わってしまいましたね。
今のこの気持ちを、言葉で上手く表現することができません。寂しいとか、悲しいとか、心にぽっかり穴が空いたようだとか、こうやって言ってしまうのは簡単ですが、そのどれもが私の心の内を正確には表せていない気がします。それでも何か、この溢れそうな気持ちを整理する何かを書き出さなければ落ち着かず、こうしてnoteとして綴ることにしました。
ライブの曲それぞれの感想とか、考察とか、そういう部分は私よりもっと文才がある方がたくさん綴られていると思うので、そちらに譲ります。
それよりもむしろ、このCUE!という作品と私がどのように歩んできて、私にどんな影響を与えたのかをただ書き綴っていきたいと思います。
すなわち、この先はただの気持ち悪いオタクの過去語りであり、備忘録なのです。そんな文でも良いという方は、少しの間お付き合い頂ければと思います。
(なお本note内において数枚CUE!アプリゲームのスクリーンショット画像を使用していますが、こちらは許可を得ているものではありません。無断で使用することをこの場を借りてお詫びするとともに、画像の権利は全て運営会社様にございますこと、ご了承下さい。)
出会う前
私が今のようにがっつりオタクと化したのは、2016-17の年末年始の頃、ラブライブ!を布教されたのがきっかけでした。そこからかよ!っていう声が聞こえてきそうですが、すみません。自己満足です。
当時μ'sはファイナルライブを終え、事実上活動を終了していましたが、私はどっっっぷりμ'sの楽曲からストーリーから全てに思いっ切りハマりました。近所のTSUTAYAに通いアニメを全巻借りて見たのも良い思い出です。
がしかし。先述した通り、μ'sはもう現役ではなかったのです。気持ちの上では確かにμ'sic forever!でしたが、これ以上新しいストーリーや楽曲が紡ぎ出されることはないという事実は、μ'sに夢中になればなるほど私を打ちのめしました。私もこの素晴らしいコンテンツが、この素晴らしい彼女たちが、大きく羽ばたいていく様を見たかった。その気持ちはずっとずっと、なんなら今も、持ち続けたままです。このことが、私のオタク活動に今に至るまで大きな影響を及ぼします。
当時の世の中的に、ラブライブ!の主力は勿論Aqoursでした。2017年初めにはライブも大成功させ、波に乗っていたのを覚えています。しかし、何故か私はμ'sほど夢中にはなれませんでした。理由は今でもよく分かっていません。何とも空虚な気持ちが心を満たしていく中、3月に転機となるPDPと新ユニットの発表があり、それが後の私のオタクとしてのもう一つの大きな柱となるのですが、それはまた別の話。
CUE!との出会い
PDPと新ユニット(ニジガク)からの供給は本当に少しずつで物足りなさが否めませんでしたし、μ'sのアニメやライブのブルーレイを少しずつ中古で揃えながらそれを何周も(毎回号泣しながら)見ていましたが、それだけ。夢中になれなかったと言いつつもサンシャインもアニメは見ていましたし、5thライブのLVに参戦したりもしましたが、どうもμ'sほどには熱中できず。このまま少しずつ元に戻っていくのかなと思いながら、気付けば2019年の夏になっていました。
忘れもしない、夏の終わり。何となくyoutubeを見ていた時、その広告が目に飛び込んできたのです。
「だから、色々ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よ、よろしくお願いします!マネージャーさん!」
一目惚れでした。トニカクカワイイ。
当時CUE!は10月のアプリスタートに向けて広告を展開していました。運営の広告戦略に見事に捕まった形で、私は恵庭あいりちゃんと運命の出会いを果たしたのです。
そこからはあっという間でした。まだスタートして間もない(約3ヶ月)コンテンツであるがゆえに供給されていた情報量が少なかったというのも後押しし全てをすぐに調べ上げ、Nice to meet you!(初の単独かつ16人揃ったリアルイベント)にも応募しました。
ここまで夢中になったのは、μ'sを知ってすぐの頃以来でした。あいりちゃんがめちゃめちゃ好みだったのも勿論ありますが、何よりまだコンテンツが始まったばかりで、これから一緒に歩めるという事実が私に刺さりました。このコンテンツを必ず最後まで応援し続ける。あいりちゃんに出会った時、私はそう決めたんです。(なお本当に最初期のアニサマや夏コミから追ってらっしゃった方々は今でも羨ましいです。)
そうしてアプリリリースを迎えました。記事冒頭の画像は、サービス開始前日の先行ダウンロード時にアプリを開くと表示されていた画面のスクリーンショットです。これを大事に保存している辺りに当時の楽しみだった感情が溢れ出ている気がします。サービス開始初日、プレイを開始。サービスされていた当時、正直あまり評判は良くなかったと思います。昨今のウマ娘の大ヒットを見る限り、育成系のゲームが流行らないということはないはずなのですが。確かにゲーム性は低めでしたし、システム上放置時間が長くなるのは仕方ないことですが、そこまで評価が上がらなかったのは悔しくて仕方ありません。むしろウマ娘のようにずっと考えながら長時間触っていなければいけないゲームよりも、適度に放置して適度に遊べるCUE!というゲームは自分のプレイスタイルにかなり合致していました。当時お金がなく課金はほぼできませんでしたが(今なら確実にしてます)、それでも十分に楽しめました。キャスティングシートを頑張って集め(初期はなかなか集まらなかった覚えがあります)、配役を全部あいりちゃんにしてニヤニヤしていたのが遠い昔のようです。
そんな中、リリース後すぐ、先述のNice to meet you!が開催されました。キャパがごくわずかだったこともあり、むなしく落選。当日は配信にて応援しました。画面越しに盛り上がるイベントを見ながら、外れたことが本当に悔しくなったんですね。zeppでの1stライブの発表もあって、キャストの皆さんもオタク達もみんな本当に楽しそうで。折角リアルタイムでこれだけ応援できるコンテンツに出会えたんだから、絶対に直接見たい。その思いが急激に高まった私は、配信が終わったそのままの勢いで二週間後の東京行きの夜行バスのチケットを購入しました。私のオタク人生を完全に決定付けた、噴水広場でのForever Friends発売直前ミニライブ当日です。
噴水広場ミニライブ
2019年11月17日早朝、私は池袋に降り立ちました。池袋なんて本当に普段用事がなくて、前回来たのは小学生の時かな?とかそういうレベルでした。まず早朝であまり人がおらず、サンシャインシティがどっちかもよくわからない。何とか付近に辿り着くも、7:00の列形成開始までどこで時間をつぶせばいいのかも分からない。なんと現地初参戦だった当時の私には、慣れないことの連続でした。
そして7:00直前になり、サンシャインシティに向かいます。この噴水広場ミニライブでは、ステージ前のエリアのみ優先観覧エリアとして区切られており、そこで観覧するには当日CDを購入(予約)し整理券をもらう必要がありました。その購入の列の形成が7:00と決まっており、それより前に噴水広場付近にたむろしたりすることは禁止とされていたのです。
7:00直前に噴水広場に到着。そこには想像を超える人数のオタクが既に何となく並んでいました。おいおい……と思いつつそのうしろに並ぶと、直後スタッフが出てきて列を整理しますと。しかしぐちゃっと適当に並んでいるような状態、しかもスタッフは2人ほどと明らかに足りていない、そんな中でそう言われたら混乱するのは必至な訳で。みんな整理券欲しくて必死でしたしね。ぎゅうぎゅうになるわ怒号が飛ぶわでちょっと酷かったですね。オタクが大体悪いですが、時間より早く並ぶのを放置したうえにスタッフの枚数があきらかに足りていなかった運営側にも責任はあったと思います。(ただこの辺の流れはうろ覚えです。違っていたらごめんなさい。横入り等があって怒号が飛んでいたのは確かです。)
とまあ色々ありつつもなんとか1部の整理券を確保。並び直して2部の方も得ることができ、朝の争奪戦に勝利したのでした。
そしてライブ本番。場当たりリハから見ていましたが、想像よりも遥かに距離が近く、今までにないレベルで興奮と感動を覚えました。前方エリアでぎゅうぎゅうになりながらも、歌い踊るキャストの皆さんを前にして一緒に歌って、コールを入れて、ブレードを振って。まだサービス開始直後で、各キャラごとの掘り下げが比較的浅かったのですが、キャストの皆さんは確かに、AiRBLUEでした。そこにいました。1部開始直前にコンタクトを落とし、割れてしまうハプニングなんかもありましたが、そんなことさえ吹き飛ばしてしまうくらい、本当に楽しかったんです。未だにあの時の光景がありありと思い出せるくらい、心に焼き付く経験でした。今から考えたら本当に貴重なライブでしたね。整理券と一緒にもらえた複製サイン入りブロマイドは、今でも大切な宝物です。
このミニライブとニジガク1stを現地参戦初手2つにしてしまったせいで、ライブ現地行きたい欲に取り憑かれたオタクがここに誕生したのです。
ゲームと1st Anniversary Party
大満足の中夢の世界から帰ってきた後も、毎日毎日ゲームを楽しく続けました。Forever Friendsの覚醒後のイラストの背景が噴水広場であることに気付いて感動したり、めちゃめちゃ頑張ってなけなしの石を貯めて回したのに新規あいりちゃんがすり抜けたり、とにかくゲームの思い出は尽きません。
そして年は明け、2020年。想像もしていなかった事態に世界中が直面し、世の中が大きく変わりました。配信の画面越しに発表を見て、しっかりチケットを購入して、ライブグッズも事前通販で買い揃えて、本当に楽しみにしていたZeppでの1stライブもなくなってしまいました。激動の社会に生活を翻弄され、目には見えないものに怯え、ストレスを蓄積させる日々。そんな中でも毎日変わらず続くゲームと、その中で頑張るあいりちゃんにとても救われました。春のbeautiful tomorrow、夏のColorful/カレイドスコープの発売とそれに伴うストーリーの追加では、CUE!の世界とお話に大きく心を動かされました。特にEPISODE1.2は、夏組の4人の普段からは想像もしていなかったような苦しいストーリーで。これが運営が描きたかった1つの形なんだなぁと感慨深くなりました。
しかし肝心のあいりちゃんのセンター曲が出てこない。春組、夏組ときて、リーダー4人がFF(ForeverFriends)発売時期から考えて秋組であろうから、冬組であることはほぼ間違いないだろうと。そう簡単に考えることはできるものの、期待とともに待ち遠しい気持ちでゲームを進めていました。
そんな中で。今から考えれば、何回目の感染の波かと言っていたのも馬鹿らしい気もしますが、なくなってしまった1stライブの代替ライブがついに、11/1に開催されることが決定しました。1st Anniversary Party See you everydayです。
久々のCUE!のライブ。勿論両部ともチケットを確保して臨みましたが、私が噴水広場で浴びたライブとは別物になっていて、それがとても悲しく感じたことを覚えています。一席飛びでの指定席、なんと着席必須観覧、そしてコールの禁止。それでも、キャストの皆さんが描くCUE!の世界もまた違った意味で別物になっていて、それらが昼の部の開演とともに一気に気にならなくなってしまいました。ど素人の私ではあれこれ批評するのも烏滸がましいですが、AiRBLUEとしての完成度というか、深みが圧倒的に増した事を感じたんです。勿論キャストの皆さんが演技や歌唱、ダンスなどで大変な努力をされてきた結果なのでしょうが、皆さんが歌い踊るだけで、ストーリーや背景、今まで積み上げられてきた時間、そういったものが自然とこみあげてきて、涙がこぼれました。
昼の部終演間際、ついに最高の魔法の情報がアナウンスされました。ある意味予想通りの告知でしたが、ずっと待っていただけあって喜びもひとしおでした。非常に満足し、夜の部は落ち着いて見れそうだと思っていた当時の私。そんな私と、そしてオタク達をぶん殴るような衝撃的な告知が、夜の部に真咲さんの口から告げられたのです。
「CUE!のTVアニメ、製作決定です!!」
号泣しました。声が出せないことをこんなに悔しく思ったことはありません。予想もしていなかったアニメ化。本当に、本当に嬉しかったです。嬉しすぎて、珍しく帰りの夜行バスでなかなか寝付けなかった程です。
今から考えれば、この頃が一番楽しかったかもしれません。
サービス終了
1stの興奮が冷めやらぬ、11月19日。ゲーム内アニメ、空繰戯曲グレイゼファーのPVが公開されました。こちら見てもらえれば分かるんですが、主人公の少年スヴェンをなんとあいりちゃんが担当しているんですね。初めて聞いた瞬間に分かりましたが、分かってもなお信じられない気持ちでした。彼女にこんな声が出せるんかと。しかし何度聞いてもそれはあいりちゃんの声で。あいりちゃんもまた、1年という月日で大きく成長しているんだということを強く実感しました。と同時に、これがゲームに追加されると共に開催されるゲーム内イベントを、全力で走り抜こうと決意したのです。
11月27日、ゲーム内イベント、CUE! Screening Party 空繰戯曲グレイゼファーがスタート。当時のトップ層から比較するとログインこそ毎日していたもののやりこみ度は低く、とても戦えるレベルではありませんでしたが、ここぞとばかりにため込んでいたアイテム類を放出し総力をもって挑みました。まともにやりこんだソシャゲもCUE!が初めて、まともに走ったイベントもこれが初めてという初心者状態の中で奮闘し、最高報酬の100位以内をキープ。最終日の他プレイヤーによる追い込みに焦ったものの、何とか95位でイベントを終えることができました。
丁度2年前くらいの今の時期にこんなことをしていたのか、と今からすると思ってしまいますね。とにかく、このイベントが私の中ではゲームの思い出の中で最も強く残っています。ここまでソシャゲのイベントを激走するのも、これが最初で最後の機会なのではないかと思います。
そしてさらに年月は経過し、2021年。オーディション機能が追加され増々やり込み度が増していくゲーム。鋭意制作中のアナウンスで期待が高まるアニメ。私はこの幸せな時間が、この先も続いていくものと思い込んでいました。しかし、いつも別れは突然です。嬉しい発表もあれば、悲しい発表もあるのは当たり前。2月27日、4月末でのサービス停止が発表されました。ショックでした。いくら再開に向けて努力すると書かれていたとしても、もう私の日常の一部となっていたアプリゲームのサービスが停止してしまうのは、心の支えを取り払われたような思いでした。運営の皆様も、苦渋の決断だったでしょう。私としては、更新ペースを落としてでもいいからサービスを続けてほしかった。いくら世間からの評価が低くて、想定していた収入が得られなかったとしても、私は確かに、CUE!というゲームを愛していました。それでも、気持ちだけではやっていけないのがこの世の中なのでしょう。再開を検討し開発を進めるという文言に一縷の望みを託し、なんとか心の折り合いをつけ、そっと引継ぎIDとパスワードを保存しました。3月末、ようやくあいりちゃんのオーディションが追加。それを十分にやり込む間もなく、4月末にアプリCUE!はサービスを停止してしまいました。サービス開始前日に先行ダウンロードし、開始日から毎日ログインを続け、なんとそのまま皆勤賞でサービス停止を迎えることとなりました。5月になり、アプリを開くと表示されるサービス停止と払い戻しの案内を見ながら、もう二度とあいりちゃんが画面上で動き、レッスンして、収録を行って、声優として努力し成長する様を見守ることができないということに言いようのない寂しさをおぼえました。再開の望みを信じて、心の中のあいりちゃんと歩く。新たな段階に入ったのです。
2nd Partyとアニメ
アプリが終わってからの時間は、あっという間だった気がします。実は計算すると、アプリのサービス提供期間と、サービス停止から今までってほぼ同じ(約1年半)なんですよね。でもそうやって改めて考えないと気付かないくらい、ゲームと共に歩んだ日々が濃密で。停止して以降は本当に一瞬で時が過ぎ去った感覚です。
ラジオは引き続き放送されていましたが、私はキャラとしてのお話、世界が見たかったし、やっぱりあいりちゃんを見たかった。そういった意味で次に大きくCUE!の世界に触れることができたのは、やはり2nd Partyでしょう。8月15日、真夏にも関わらず冷たい雨の降る中、2nd Party Sing about everythingが立川にて開催されました。その前に発売されていたアルバムTalk about everythingを引っ提げてのライブでしたが、ゲームのなくなったAiRBLUEの日常に意味を与えてくれたような内容だったと思います。ゲームがなくても16人、32人はそこにいて、成長し続けていました。雫の結晶入り前の映像でやられすぎて立ち上がれず、座ったまま雫の結晶を聞いたのも印象深いですが、何よりも2ndといえばミライキャンバスに向けた完璧な流れだと思っています。最高の魔法で雪が降ったのは演出としてありがちで、普通に感動しながら見ていましたが、次のbtで降ってきた花びらが少し大きくて。ん……?と思っていたら次にColorfulで。曲名の通り色とりどりの紙が降ってきた時点で、全てがつながりました。そして約束されたミライキャンバス。様々な色の紙が敷き詰められた中で歌って踊るキャストの皆さんを目の前に、何もせずとも涙が溢れ出ました。個人的に、これを超える流れの組み立て方(これこそまさに演出というものなのでしょうが)に出会ったことはありません。
2022年1月、待ちに待ったアニメの放送が開始。1stのあの発表の時の熱気を懐かしく思い出しながら、当然のように毎話楽しみに視聴しました。放送直前の生放送にて2クール放映されることを知り思考が停止しましたが、よく考えたら一人一人ほぼ平等にスポットがあたるこのCUE!というコンテンツにおいて、ちゃんと一人ずつを濃密に描いていけば最低でも16話かかる訳で。2クール使用することは必然だったんだなと後から思いました。
ここでアニメの批評をするつもりはありません。少なくとも私は最後まで楽しみましたし、満足もしました。アプリが終わって虚無になっていた私からすれば、CUE!から供給があるだけでも嬉しかったですし、あいりちゃんを含めAiRBLUEのみんなが活き活きと画面の中で動く姿を見られただけで幸せでした。最終盤で私たち声優ですと言い切った彼女達には、勇気を貰いました。アプリがなくなって色褪せていた日常に、また色を付けてもらったような、幸せな半年間でした。
3rd Party、RL、そしてパシフィコへ
アニメが中盤から終盤に差し掛かっていた5月1日、3rd Party Start a new lineが再び立川にて開催されました。当日はまたしても雨模様。しかし会場の熱気は高く、アニメからCUE!を応援し始めました!という観客も大勢いて、ライブタイトルも相まって将来への希望が持てるような、そんな雰囲気のライブでした。3rdと言えばカレイドスコープですね。間奏で一人ずつ述べられた言葉はColorfulのMVで夢として書かれたものでした。すぐに気付くとともに、重ねた時間が蘇り、深く感動を憶えました。
思えばこの3rd Partyが、最も純粋に楽しむことのできたライブだったかもしれません。しかし望みがついに叶うことを期待していた告知では4th Partyの開催発表のみ。アプリの影が一切出ないだけでなく、4thのライブタイトル、今までになく大きな会場での開催、となんというか不吉な印象を抱かされました。それでも少なくとも11月まではCUE!の世界が続くことに安堵し、会場を去った記憶があります。
しかし、恐れていたものは無慈悲にもやってきます。7月23日、アプリの再開断念とAiRBLUEの4th Partyをもっての活動休止が発表されました。その発表を見た瞬間はまだ鮮明に思い出せますが、涙が出るというよりはショックで世界が遠くなったようでした。目の前が真っ白になり、なにも手につかない状態に陥りました。信じて1年以上待っていたのに。色々と事情はあるのでしょう。予算も足りないのでしょう。頭ではそんなことは重々承知しています。それでも、すぐに割り切れるほど、このコンテンツにかけてきた想いは軽いものではありませんでした。終わり。それが明確に見えた時、人はこんなにも衝撃を受けるものなのか。こんなにも言葉にならないものなのか。まだたくさん、本当にたくさん、AiRBLUEのみんなと、このCUE!というコンテンツで、やりたいこと、叶えたいことがあったのに。あっという間のアプリサービス1年半、そしてアニメ半年間。たったそれだけで、CUE!の世界は終わりを告げてしまったのです。
8月6日、休止発表で受けたダメージを回復しきれていない中、BirdのReading Liveに現地で参加しました。Birdのパフォーマンスを見るのは最後かもしれないと気合いを入れて臨んだライブ。目の前にいたのは、いつもと変わらない、しかしその中に確かに、積み上げてきたものを感じさせる、頼もしいBirdの姿でした。この姿を見て、4th Partyに対する心構えが変わったというか。もっと悲しみにくれていた気持ちが、ちゃんと見届けようという受け取り方に変わった気がします。あの時期にいつもと変わらない姿を見せてくれたあいりちゃんとBirdのみんなに、たくさん感謝したいです。
そして。11月19日。横浜に到着した私の目に飛び込んできたのは、きれいな青空でした。
この日のことは、冒頭でも書いた通り多くは語りません。きっとここに集結したオタク一人一人に、スタッフの皆さん一人一人に、キャストの皆さん一人一人に、心に残ったことがあったはずで。それが全てなんだと思います。私は、このCUE!というコンテンツの全てに対して、感謝の気持ちしか、今は浮かんできません。本編中で何度も語られた、区切りという言葉。それは残酷な響きを伴って、心に届きました。でも誰も、これで終わりだとは語らなかった。これでCUE!の世界が、AiRBLUEの歩みが、全て終わってしまうということは絶対になくて。私は今までもこれからもAiRBLUEのマネージャーで。それだけで十分です。3年前のあの日、運命の出会いを果たしたあいりちゃんと、そしてAiRBLUEのみんなと共に、「また明日」を積み重ねて、これからも歩んでいきたいから。今までの時間を胸に、また新しいCUE!の時間が、これから始まるのでしょう。
あなたといた時間を どこまでも伝えていく。
最高の魔法に添えられたこの一文で、私は救われた気がします。これがAiRBLUEからのメッセージであるなら、私も、この幸せだった3年半を、そしてこれからのみんなとの時間を、どこまでも伝えていきたい。そう、心に決めて。
最後に改めて。
スタッフの皆様、キャストの皆様、CUE!を支え、動かしてきて下さったすべての皆様。本当にありがとうございました。
私は幸せでした。
また明日。
私はいつまでも忘れません。
私はいつまでも一緒です。
©Liber Entertainment Inc.
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