見出し画像

てんてこまい【てんてこ舞い】

てんてこは神楽などの太鼓の音で、それに合わせた舞い。意味は、休む暇もなく忙しく動き回ること。

あれは、4月21日、富山県と富山市が初の合同記者会見を開いた時だったか。県の厚生部長の口から「富山市の保健所の状態が、非常にてんてこ舞いで、なかなかこちらまで手が回らない」という発言が飛び出した。施設内で多数の感染者が発生したために、富山市保健所では対応できなくなり、市から県に応援要請があったらしい。

会見の動画はこちら(当該発言は5:28あたりから)。

そして、ここからようやく県と市の協働が始まったように思う。富山市が限界を感じて県に頼むことは別に恥ずかしいことではない。市には保健所が一つしかなく24年前に県からもらって始めたばかりで、経験もリソースも明らかに足りないのだから。

ただ、この協働の遅れを市長も富山市保健所の現場でも再認識して、対策に当たっていただきたい。県も経験のない事態に毎日てんてこ舞いは同じで、部内はもとより部外の若手職員も動員するなどして対策本部を増強しているようだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?