うたのわ短歌まとめ①
初投稿です。折角なので「うたのわ」で詠んだ即興短歌をまとめてみます。
自選5首に入っている短歌もあります。
・思い出の写真サクサク消せるのはデジタルだからか心変わりか
・空泳ぐ鰯の群れが茜色明日は虹の釣竿を持つ
・紅葉柄華やぐ赤の便箋も初雪降ってもう今時分
・雹の音怖くてカーテン開けれずに溜息吐いた神無月の朝
・夢現つ熱にうかされ頬撫でるふさり尻尾のやわらかきこと
・秋月夜屋根上の子と目と目合ふこころ奪はれ道より落つる
・車行く赤信號に目もくれず助けた仔猫は誰が膝にて
・夢をみた君が出てくる夢をみた温かき腕抱き枕のよう
・いつかこのかなしみも消えゆくだろう道行く人は天(そら)にて歌う
短歌始めたての頃の歌も混ざっています。かなり荒削り。
基本的に即興な人なので、文法とか全然気にせず音感で詠んでいることが多くてまだまだ鍛錬必要だなって思っています。
もっと思うままに素直に詠んでもいいのかなあとも思うし、独りよがりにならないようにわかりやすくもしたい。うーん、難しい。
その難しさが好きです。
これからもどうぞよしなに。
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