電波青年
Yudaiです。
小林明子さんの有名な楽曲、「恋におちて -Fall in love-」にある、「ダイヤル回して手をとめた」という歌詞があります。
今の若い人、特に2000年代生まれの子達は全く意味が分からないんじゃないでしょうかね。
昔はダイヤル式の電話機があって、数字が書いてある穴に指を入れて回して使ったのだ。
以前作詞された湯川れい子さんのインタビューを見たことがあった。
湯川さんによれば、
プッシュフォン(ボタン式の電話機)が普及しつつあったが、ダイヤルを回して、ジーっと、そのダイヤルが戻ってくるあの瞬間に思う心情を表したかったため、敢えてあの歌詞にしたとのことでした。
その采配は見事で、曲は大ヒット、不朽の名句になったわけですが…
僕が小さい頃、実家が区画整備前でまだ広く、庭があって、祖父母の家が古い平家、その横に僕と両親の家が連立していました。
その平家はかなり古い家で、今考えると全てがビンテージ。
トイレは当然ながらタイルに和式(というか、汲み取り式ではないのを売りにしてた時代のもの)だし、テレビは手で捻ってチャンネルを変え、エアコンはカチカチと弱と強をスイッチで変えるっていう。
縁側があって、夏は寝室には蚊帳があった。
そして、ダイヤル式の黒電話!
友達の家に電話する時、自分ん家の電話機を使えばいいものをわざわざ黒電話を使いたいから祖父母の家に行ってたっけな。
懐かしいなあー。
その時はスマートフォンどころか、携帯電話を普通にみんな使うなんて夢にも思いませんでしたね。
2000年代生まれの諸君。
学生時代、自分のボーイフレンドやガールフレンドの家電に「◯◯さんいますか」と電話したことありますか?
思春期に、異性のお友達の家に電話するのは、ちょっとしたミッションなわけです。
冗談抜きでイーサン・ハントです。
学校で、
「何曜日何時何分ね」「3コールしても出なかったら一回切ってね」などと、綿密な計画の元、遂行するわけです。
青春!
テレカを持って、家から近い公衆電話へ。
「よし、計画通りだ」
プルルルル…
「はいもしもし(低すぎる声)」
作戦失敗!!!!!!
カードをリジェクトし、今すぐ帰還しろ!!
繰り返す!!今すぐ帰還だ!イーサン!!
…なんてことも。
テレフォンカードも、懐かしいですねえ。
中学の修学旅行の時に、謎に金閣寺のテレカ買って、後悔したのを覚えてます。
でも、お友達のお家に電話をかけさせてもう経験って、大人になってから振り返ると、とても有り難いことだったなと思います。
今はなかなかないですよねえ。
小さい頃は人見知りで、知らない大人の人と話すのは本当に苦手だった気がしますが、
今では居酒屋で知らないおじさんたちと飲むへべれけになりました。
かと言って、今の若い人達が、コミュ力が落ちてるかと言えば、決してそんなことはないと思います。
寧ろ、僕の周りにいる方々は、「若いのに本当にしっかりしているなーー」と感心するを超えて、少し引いてます。みんな偉い。。
SNSなどが発展していく中、以前とは違う形でコミュニケーション力を付けて、社会に旅立っているんでしょうね。
見習わなきゃな!
Dua Lipa - New Rules (Official Music Video)
Dua Lipa大好きで、中でもやっぱりこの曲めちゃ好きです。
MVに出てくる電話機、注目して見てくださいね!
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