「右」と「左」説明出来る?
Yudaiです。
皆さんは、道案内は得意な方ですか?
勿論、よく知らない場所への道のりだったら誰でも上手く説明出来ませんよね。
では、よく知っている場所だったら、絵や地図なく説明出来るでしょうか。
そもそも、物事を説明することの得手不得手はあると思いますが、僕は割と道案内が得意な方で、主に3つのことに気をつけています。
①余計なことを言わない
出来るだけ簡潔に言うんです。
目的地までをよく知っているが故に、
「昔酒屋さんだったの〇〇屋ってところ。知らない?」
などと情報をプラスしたくなるが、必ずしも今道案内に必要ではないことをなるべく言わない。
中には「あの道では夏に大きなお祭りがあるんだけど」とか、レア情報をぶち込んでくる人もいる。それは多分いらんぞ。
②目印を確実なものに
「いつもお巡りさんが立ってる場所」とか、
「タクシーが沢山いるところ」など、不確かなことを言わない。
「交番」とか、「三つ目の信号」とかなるべく不変なものにする。
③「〜に向かって」「〜を背にして」
右左というのは、一回や二回ならまだしも、起点が分からなくなると破綻しますよね。
「〇〇街道走ってると右に見えるじゃん!」
のようなのは、「お前はどこ向かってんだよ!」ということになってしまいます。
取り分け僕は、「向かって」よりも、「背にして」をよく使います。
駅や建物から出た時に、向かう方向が分かりやすいかなと思うのです。
このように、意識的にも無意識的にも方角や左右を説明するのにはいつも気をつけているつもりなんですが…
いつもふと考えるとモヤモヤするこの方角とか左右。
小さい頃、「右」を辞書で調べたんです。
すると、
「左の逆。」
ほう。じゃあ「左」を調べると?
「右の逆。」
なるほどね!…って、なめとんのか!!!
とどのつまり左右って、めちゃくちゃ感覚的で概念的であって、誰も上手く説明出来ないんじゃないですかね?
よく「お箸を持つ方が右よ」なんて昔は教えられたもんですが、左利きや両利きの人もいるし、
打開策で昨今の辞書では、「北に向かって東側にあたるのが右」なんて書いてあるのもあるけど、
じゃあ北って何?って聞かれたら、
「南の逆」とか
「西に向かって右に当たる方角」とか、
また堂々巡りになっちゃうんじゃないですかね?
よく「右も左も分からないもので…」なんて言うんですが、謙遜でも何でもなく、そもそも右も左も全然分かってないんです。
ということで、面白い右左をまとめてみました!
・「〇〇の右に出る者はいない」
これ、よく聞きますよね!
ご存知だと思いますが、左折専用レーンじゃありませんからね。
要するに「〇〇君より優れた人はいない」、「〇〇君は1番だ」という慣用句ですが、
古来、偉い人の右側(偉い人当人から見たら左側)に一番優秀な部下が居たという風習から来ているらしい。
「右腕」なんて言い方もしますが、本人にとっては左側だから何ともややこしい。
・右大臣と左大臣
「右に出る者〜」にも関連するんですが、古来、天皇の側近として右大臣と左大臣を置いていましたが、天皇から見て左にいる左大臣の方が立場が上だというのが通説です。
つまり「左大臣より右に出る者はいない」ということになります。はい、すみません。
因みに、「太政大臣」という右大臣左大臣より更に偉いポジションもあったみたいです。
・京都の右京区と左京区
京都に遊びに行って、地図を見た時に、「あれ?何で右側が左京区?」って思ったことありませんか?
平安京(現在の京都)の御所では、天皇は南に向かって玉座にいたそうです。
つまり、天皇にとって、京都の街の西側が右京、東側が左京ということになります。
現代では地図は、北を上側にした俯瞰図ですので、左右が逆になってしまうのです。
地名を残したり、ゆかりがあるのはいいことだけど、これも何ともややこしい!!
皆さんもぜひ左右について、色々注目してみてください。
…お暇があれば!笑
kukatachii - Mirror【Official Video】
シンガポールにて、iPhoneで撮影した自主制作のMVです。
歌詞の中に、「君は左、僕は右」というのが出てくるのですが、「君の方が優れているよ」という意味も込めたつもりが、テーマが「鏡」の曲なのでややこしいことになってしまいました。笑
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