esports学校の親御さんの質問

どうもお久しぶりです。

くじょうひであきです。

本日は生徒の親御さんからよく頂くご質問のお話をさせて頂きます。

年に何度か親御さんと面談をさせて頂く機会がございます。そして、よくこんな質問を頂きます。

うちの子はプロになれますか?

いきなり核心を突くストレートな質問です。

それは、可能性のお話なのか、今現状の実力でのお話なのか難しい所です。

私は、1日数時間ほど、生徒が教室でプレイしている所を後ろから見ています。なので、ほぼほぼ全員の実力は理解しています。そして、私も自分でゲームをプレイし、プロゲーマーの方の配信などを見ています。なので、ある程度のボーダーラインは理解しております。

そうです。趣味と仕事の境目が段々となくなっています。

そんな事は置いておいて、本題の私の返答を書かせて頂きます。

「…プロという肩書だけを手に入れる事なら可能かもしれません。ただ、固定給を手に入れるのは、本当に厳しい道のりだと思います。」

こう返答致します。

親御さんは何言ってるんだ?という顔をされます。

親御さんの多くは、プロゲーマーになれば固定給を貰えると思っています。

しかし、現状、ゲームだけをプレイしていれば、生活に困らないだけのお給料を頂けるプロゲーミングチームが日本にどれくらいの数あるのでしょうか?

まだTwitter上では、プロゲーミングチームのお給料の未払いのお話や、チーム加入後の不履行などが目につきます。

もちろん私自身プロゲーマーではございませんが、プロゲーマーの方々とお話をさせて頂いていて、競技プロとして生活をしていく事の厳しさをお聞きしております。

親御さんは、野球やサッカーとは行かないまでも、生活に困らないくらいのお給料が貰えると思っていたので、学校に通わせているんだと詰め寄る方もいらっしゃいます。

しかし、事実をお伝えしなければ、現状をご理解頂く事が難しいと私は思っております。

まだまだ日本のesports業界は発展途上にあります。

ただし、注目され始めたこの業界、何か小さなアクションでも起こし続けたら何が起きるかわかりません。

可能性はあります。

私は、プロになる事も難しく、プロを維持していく事は、なるとこよりも、本当に難しい事なのではないか?とも考えております。

どのスポーツでも、プロを目指す上で、親御さんのご支援が重要で、プロゲーマーも例外ではありません。まずは、親御さんに、esportsという物がどういう物か?プロゲーマーとは何なのか?という事を理解しようとして頂きたいです。お子さんの夢に歩み寄って頂きたいです。

お金を稼げるようになれるかは本当にわかりませんが、いつか来るかもしれないその日を夢見て、親子二人三脚で歩んで頂きたいと切に祈ります。

本日は以上になります。

お子様がプロゲーマーという職業に興味を持っていらっしゃる親御様に届けば幸いです。

くじょうひであきでした。