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11月22日(火)ある一日。

月一の精神科。この1ヶ月を振り返りながら、医者に話す。突発的なイライラはあっても、致命的な一線を越えることはなく比較的安定してはいる。ただ、ここ数日寒さのせいもあってか毎日頓服を飲んでいるので、これが続くようなら長い目で見た場合の副作用なども考え、即効性よりゆっくり長く効く系の薬に切り替えることも視野に入れる。とりあえず年内は現状維持で頓服対応。年末は心身ともに疲れやすいので以前もらっていた漢方は毎日飲んでおこうと思う。

頓服はアルプラゾラム0.4mgという抗不安薬を服用しているが、個人的にはイライラした時に飲んでも薬が効いているのか、時間が経ってイライラが収まっているのか、正直よくわからない。ただ、意味もなくソワソワしたり、なんだか不安感が首をもたげる時の方が効果を感じる。

前回の日記でも書いたが、半年ほど前に比べると精神的にはだいぶ安定している。精神科(心療内科)、処方箋以外で何が良かったかをあらためて考えてみる。

好きなことをやる。
キッズの頃好きだったことを思い出す。
新しいことも楽しそうと思ったらやってみる。
すぐにやめても構わない。
没頭しすぎない。
「楽しい」より「義務」に感じるようならやめる。
無理をしない。
映画、文学、芸術に触れる。
音楽を聴く。
踊る。
友達と会う。
人と会いすぎない。
ツイッターをやめる。
スマホをできる限り触らない。
好きな格好をする。
街を歩く。
自分を優先する。
そこに罪悪感をもたない。
3割で良しとする。
楽器。
深呼吸。
疲れたら身体を横にして休憩する。
手首足首腰腹首を温める。
こまめに水を飲む。
明日より先のことは考えない。

思いつく限りこんな感じ。これらの科学的根拠や因果は知らない。ただ僕が感覚的にやってみて自メンタル、そしてウェルネスにつながっていそうだと感じたことを羅列したまで。メンタルには浮き沈みがあるだろう。永遠の凪などない。そのバイオリズムが乱れたり、また急に激しくなった時のために、この思いつきの羅列を僕はまた読み返すだろう。これは自分に宛てた手紙だ。

それはそれとして、今日は結婚記念日だった。俗にいう「いい夫婦の日」に入籍したのは少し恥ずかしい。診察が終わってから、妻へのちょっとしたプレゼントと花を買った。仕事には少し遅れたが、こちらの方が今の僕にとっては大切。罪悪感は持たない。焦らない。

「こんなややこしい人間といてくれて、いつもありがとう。」正直な言葉をたどたどしく妻に伝える。喜んでくれて良かった。子どもたちが帰って来てから、夕食を食べに行った。なんだかわからないけど、家族のことが愛おしく思えた。胸の底の方で小さくじんわりと広がったこの感覚が、確かに僕のなかにある。そのことを忘れずにいたい。

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