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温める

花粉症の症状もあり、あまり調子が良くない。なんとなく身体も重たく、感情が上手くコントロールできない。

不安やクソみたいな要因は自分の内側にも外側にも、そのまた外側にも、無限にある。それでも、そんな状況のなかで、自分をどう愛してやるのか。そのことを考えている。

細分化された具体的なものや情報は、心を波立たせるばかり。できるだけスマホは見ないように、とにかく静かそうな場所を探して、音楽を聴く。サム・ゲンデルのサックスはとてもアブストラクトだ。ボブ・ディランの歌も僕にとってはアブストラクトだ。それらはパキッと解像度の高すぎる世界の焦点をぼやかしてくれる。カチカチに固まり萎縮した心を少しだけ柔らかく温めてくれる。音楽の温度。

あまり深く考えないように。ぼんやり世界をとらえることがいかに困難な世界か。そして、それがいかに息苦しい世界か。窒息してしまいそうだ。

こうして文章を書いている時間も、仕事はステイさせてもらっている。そうでもしないと、どうかしてしまいそうだから。言い訳でも懺悔でもなく甘えでもなく、自分自身を守るため。壊れないようにするため。もうとっくに壊れてるのかもしれないけれど。それでも生きていくため。自分を愛してやりたい。そっと温めてやりたい。

Don’t think twice it’s al lright.

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