大地という命題

僕という獣は大地を蹴る
僕というは獣は坑道を掘る
坑道という行動は大地のなかで広がっていく
大地という命題

大地は空間に引かれた線だ
空間の中に放り出された
曖昧な存在の僕らは
その線の上で生きることができる

天日は死した屍を腐らす
醜いもの穢らわしいものにする
大地はそれを受け入れ
あたらしい生命の息吹にかえる

大地は呼吸している
僕らは大地において
自然と人間との交錯を経験する
僕は僕という大地に根をおろす

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