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「」

凍てつく朝の静けさ
橙に滲む雲の隙間に
世界が呼吸している
僕という獣は覚醒している

獣はうろつく
うろつきながら世界を見る
うろつきながら思考する
うろつくことで思考は凍結しない

街をうろつく獣のシュルレアリスム
「」をつけて世界を見る トナールの目
膠着する時間と空間のなかで
橙に歪む箱を踏む

思考のディストーション
時間が歪む 空間が歪む リズムが歪む
世界の鍵をこじ開け
獣は大地の裂け目に潜り込む

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