政治を変える/18歳有権者の皆さんへ・8

18歳の有権者の皆さんへ・8(2020年8月29日)
このシリーズ、解らない単語や表現への質問、異論・反論大歓迎です。 お気軽にコメントください。

若者の意識と、それをどう政治や投票行動に移すか、

更には、日本の政治を変えるために何が必要かを考察しております。

>Q16.どうすれば若い人たちが選挙、引いては政治に関心を持つと思いますか。

今回はその6回目、自由回答の 

6>候補者や政策を伝える機会を増やす

についてです。

A >• まず、政府についてよく知る事が一番大切だと思いました。私も国会議委員などの事もよく分からないので何が何だか分からなくてあまり興味もありませんでした。なのでまずは、いろんな人達が知る事からが大切だ思います。選挙がどういうものなのかとか今どういう状況なのかとか、CMで軽く流したりしてみたりしらいろんな人の目につくかもしれないと思います(女性)

 B >• もう少しわかりやすく、若者にも選挙や立候補者について知る機会を増やしていかなければあまり感心は持たれないと思います。今の若者はスマホのSNSを利用している人が大半なのでSNSなどを上手く使い選挙の仕組みなどをわかりやすく噛み砕いて説明、宣伝をしていき自然と選挙が日常に入ってくるように工夫をすると関心を持たれるのではないかと思う(女性) 

C >• もっとわかりやすく簡単な言葉で選挙公約などを話す。ネットなどで簡単に党別に一覧で情報をいろいろ見れるようにしたらいい(女性)

 D >• もっとわかり易さを重視したやり方を取り入れたり、あとは実際に会場へ出向くシステムを無くして、より投票しやすい環境を作るべきだと思う(男性)

 E >• 候補者や政党が自分たちはこういうことをしますというように分かりやすく、詳しく説明して各々の立場を明らかにすれば良いと思う(男性) 

F >• 若者と選挙や政治が関わる場が少なすぎることが問題。若者に伝わりやすい方法で伝えるべき。例えば政治の硬いイメージを払拭することが重要である(男性)

 G >• 政治の内容を難しいと思っている以上、興味、関心を持たせるのは非常に難しいと思う。そのため、その時々の立候補者のプロフィールや政治についてわかりやすくまとめたサイトなど作るべき(女性)


 この、 6>候補者や政策を伝える機会を増やす

って、(イ) 候補者(政治家)や政党の責任

 そして、(ロ) 有権者の責任

 ですね。 

しかし、(イ) 候補者(政治家)や政党の責任は

 それぞれの力量でそれぞれの支持者に対しては、

それなりにやっていると思います。 

有権者の皆さんがそうでないと感じるのは、 

その候補者(政治家)や政党は

今以上のコスト・時間・労力を使ってまで、

 皆さんの票を欲しいと思ってないのでしょう。

 或いはそのやり方が解らないのかもしれません。

 具体的にいくつかの政党を見てみると、

 自民党 経団連とその配下の企業・地方ではほとんどの建設会社・日本医師会・第2次大戦の戦没者やその遺族の組織(国の予算で数々の便宜が図られている)などに便宜を図っていれば、それらがまとまった票を集めるので、一般市民のためになる政策はさほど出さなくてよい考えていると思う。

 公明党 創価学(宗教団体?)会員の利権を守り増やす事を目的としており、創価学会員になりそうな人には親切に説明も勧誘もしてくれると思う。

 共産党 共産党組織の幹部の暮らしを守るのが目的で、政権を取る意思もないので、耳当たりの良い政策は羅列しているので、それを聞きたい人は連絡すれば飛んでくると思う。

 立憲民主党・国民民主党 合併したり分裂したりを繰り返しているし、一貫して筋の通った理念があるわけではないので、今聞いた事は当てにならないかもしれないし、外部に発信できる状態でもないと思う。

 れいわ新選組 中身や政策の方向が良いかどうかは別として、山本太郎代表が精力的にネットなどで有権者と対話を行っている。

 次に、(ロ) 有権者の責任は まずは自分がどんな人生を送るのか考え、

 そのためには死ぬまでに、どんなライフイベントがあるかを一覧表にし、

 例えば、進学留学、起業や就職・失業、結婚、子育て、

災害、 怪我病気・障害者になる事、住むところ、

老後、自分の死後の家族の生活、等々 

その時、そのイベントを自力で乗り越えられるのか、

 或いは、国などの「公的助成」が必要なら、

 それが何か割りだして観る事です。

 あなたの人生で、

何の困ったことも予想されなければ、政治は不要です。

 あなたが割り出した必要な「公的助成」を

 政党や政治家、候補者に聞いてみてください。

 まずは、一番きちんと答えてくれる政党や政治家、候補者に

一回は投票するのです。

 その後の彼らの言動を観察し、

或いは進捗を質問して、 あなたの納得する返事なら次も投票し、

 そうでなければ、他に投票しましょう。

 政党や政治家、候補者が一番怖いのはそういう有権者です。

 どうしても選択肢がなければ、その政策を揚げて、

自分で立候補するのです。

 さて、アンケートの自由回答を順に見ていきます。

 といいましたが

 書いた人はそれなりに真面目に答えているのでしょうね。

 でも、「無い物ねだりかな?」

 あるいは「空欄を埋めれば何らかの配慮の『点数』がもらえるのかな?」 

と考えて答えているように思います。

 A >• まず、政府についてよく知る事が一番大切だと思いました。私も国会議員などの事もよく分からないので何が何だか分からなくてあまり興味もありませんでした。なのでまずは、いろんな人達が知る事からが大切だ思います。選挙がどういうものなのかとか今どういう状況なのかとか、CMで軽く流したりしてみたりしらいろんな人の目につくかもしれないと思います(女性)

 >政府についてよく知りたい

 政府のホームページを読んでください。

 あなたが全部読むと何年かかるか解らないくらい、

いろいろ書いてあります。

 >国会議員などの事もよく分からない

 衆参で750名ほど居ます。

それをよく知ってどうするんですか? 

それ知っている間に、次の選挙が来て入れ替わりも起こります。

 一生その勉強をするのですか? 

>選挙がどういうものなのか

 選挙には選挙区によって定数があり、

投票数の多い方から当選します。

 あなたはその立候補者の一人を選ぶのが通常の選挙です。 

それ以上に何を知りたんですか?

 >CMで軽く流したりしてみたり

 しなくても、選挙期間中は選挙一色でしょう? 

B >• もう少しわかりやすく、若者にも選挙や立候補者について知る機会を増やしていかなければあまり感心は持たれないと思います。今の若者はスマホのSNSを利用している人が大半なのでSNSなどを上手く使い選挙の仕組みなどをわかりやすく噛み砕いて説明、宣伝をしていき自然と選挙が日常に入ってくるように工夫をすると関心を持たれるのではないかと思う(女性) 

Aと同じです。何を知りたいんですか? 

C >• もっとわかりやすく簡単な言葉で選挙公約などを話す。ネットなどで簡単に党別に一覧で情報をいろいろ見れるようにしたらいい(女性)

 D >• もっとわかり易さを重視したやり方を取り入れたり、(男性)

 E >• 候補者や政党が自分たちはこういうことをしますというように分かりやすく、詳しく説明して各々の立場を明らかにすれば良いと思う(男性)

 G >• 政治の内容を難しいと思っている以上、興味、関心を持たせるのは非常に難しいと思う。そのため、その時々の立候補者のプロフィールや政治についてわかりやすくまとめたサイトなど作るべき(女性)

 >簡単な言葉で選挙公約などを話す

 これは大事ですよね。

 でも政党や政治家によっては、本音を隠したい人もいます。

 ネットなどで情報が見つけられない候補は

外して考えればいいんじゃないですか? 

どんな美味しいパイケーキのお菓子があったって、

 あなたが知らない所で売っていたのでは、

食べられないでしょ? 

同じだと思います。

 >政治の内容を難しいと思っている

 人は二人以上いればそこには政治があります。 

二人だって、結構難しいでしょう? 

あなたは友達や家族と完ぺきに旨く行ってますか? 

人数が増えるほど、それは複雑になり、 

国レベルでは一言で言えるものではありません。

 F >• 若者と選挙や政治が関わる場が少なすぎることが問題。若者に伝わりやすい方法で伝えるべき。(男性)

 >選挙や政治が関わる場が少なすぎる

 のは若者だけではありません。 

そしてそう思っているのも、若者だけではありません。

 逆に、社会は全てに近いほど政治で動いています。

 その政治は選挙で決まるのです。

 そして、そして年寄りほど、解らなくても選挙に行きます。

 政治家は投票率の高い年寄りに受けのいい政策を出します。

 単純だと思いませんか? 

民主主義は積極的に行動する

有権者の意見が反映される仕組みです。

そして民主主義は永遠に正解の出ない

実験でしかないのです。

民主主義は暮らしを良くするために用意された

単なる道具です。

使わない道具は錆びつき

使えなくなります。

完璧な道具はありません。

道具は使い続けることで改良を重ね

使い勝手を良くするしかないのです。

政治についていうなら、

人も組織も長く権力を持つと

腐敗し、

利権の癒着がおこり、

運営が硬直化し、

時代に合わなくなるものです。

それを、時代と国民のニーズに合った物に

徐々にバージョンアップするのが選挙です。

古いアプリはいつまでもは使えません。

新しいアプリを創り使うのは若い皆さんなのです。

政治を、選挙を皆さんの参加でバージョンアップしましょう。

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