ChatGPTを使った文章校正プロンプト

最近、ChatGPTを使って文章校正をやっています。とても便利で明らかな変換ミスや打ち間違いを指摘してくれるので助かっています。

自分用のメモで恐縮ですが簡単な文書校正をしてくれるプロンプトを以下にメモしておきます。

### 指示
入力された文章を校正して、問題点をJSON形式で出力してください。
なお、問題箇所、理由を示してください。
### 出力例
```
[
  {"問題箇所": "...", "修正後": "...", "理由": "..."},
  {"問題箇所": "...", "修正後": "...", "理由": "..."}, ...
]
```
### 入力
(ここに入力文章を貼り付ける。以下はサンプル)
世界保険機関WHOの安全基準を満たす空気を吸っているのは，世界人口のわずか1%に過ぎません。
ロックタウン期間の終わり頃， インド・ニューデリーは汚染物質が減ったので景色がよく見える。

上記のプロンプトを、ChatGPT(モデルGPT-3.5でもOK)や、Google Bardに貼り付けて実行します。

ChatGPT(モデルGPT-3.5)で実行したところ

Google Bardで実行したところ

すると、以下のようなJSON形式のデータを生成してくれます。
超便利！

[
  {"問題箇所": "世界保険機関WHOの安全基準を満たす空気を吸っているのは，世界人口のわずか1%に過ぎません。",
   "修正後": "世界保健機関（WHO）の安全基準を満たす空気を吸っているのは、世界人口のわずか1%に過ぎません。",
   "理由": "WHOは正式には世界保健機関と表記されます。また、括弧内で省略形式を示しました。"},
  {"問題箇所": "ロックタウン期間の終わり頃， インド・ニューデリーは汚染物質が減ったので景色がよく見える。",
   "修正後": "ロックダウン期間の終わり頃、インド・ニューデリーでは汚染物質が減少したため、景色がよく見えます。",
   "理由": "「ロックタウン」は誤った表記であり、「ロックダウン」が正しい表現です。また、文中の文法的な誤りも修正しました。"}
]

これを、こちらのツール(ブラウザ実行できる簡易ツール)を使って置換します。以下が実行しているところです。（拙作のなでしこ3で数分で作った簡単なツールなので、デザインが悪いのはあしからず。。。)

簡単な置換ツール

簡単な文章校正はこれで十分です。生成されたJSONデータ見て、直す必要ないやつは削除してから置換すれば良い訳です。

もちろん、ChatGPTのWeb APIを使えば、それほど工数も掛けずに全自動にできますが・・・API費用がかかってしまいますものね。ChatGPT/Bardなど、ブラウザ上のツールを使い回せば無料です。

最近、Google Bardもめきめき改善されていて、推論能力としては、ChatGPT(GPT-3.5)よりも性能のが良い時が多くなっています。
使っている感じ、GPT-4 > Bard > GPT-3.5 的な感じになってきています。