逆転裁判4感想


逆転裁判4面白かっっっったーーーー!
特に4-4が面白くて、でもこの面白さは4-1から順に組み立てられた面白さだとも思うので4-4だけじゃなく、4が面白かったと思う。以下ざっくり感想

4-1
逆転裁判チュートリアルだ!(いつもの)でも3-1同様4のストーリーにおいて重要な裁判だったからこれからどうなるんだろうって期待に繋がって面白かった。でも結局これって振り返ると証拠品捏造したまま…よな?良いんですか?33歳成歩堂の顔面が好きすぎて気が散った。成歩堂にときめきたくねえ〜(不敬罪)

4-2
面白かった!!!!4の軸となっている物語には大きく関与しない事件だけれど、この立て続けに起こるハプニングと個性豊かな登場人物がまさに逆転裁判って感じでよかった!!味噌ラーメン屋台が出てきてくれるあたりもやっぱ嬉しくなりますね。並奈美波好き。

4-3
証人の証言以外の嘘が多すぎる!!!!!証言以前の問題じゃないですか?いやもちろんその嘘の上での証言だからその矛盾を指摘することでその前提の嘘も暴けるけど…暴けるけどさあ!?被告人の無罪を証明したいだけなのに被告人付近全員の身包みを剥がしたの気まずかった。

4-4プレイするまで
4-2も4-3も殺人の動機が"金"なのが結構気になった。123でも殺人は常に起こるけれど、そこには真犯人が真犯人たる動機があり、殺害された被害者との結びつきがあった。しかしどうだろう。4-2では確かに"並奈美波"が"宇狩院長"を殺害する動機はあったけれど、そもそもなぜ玉の輿を狙う相手は北木滝太である必要があったのだろうか。もちろん彼女が勤める病院に運び込まれた金ズル、というのは理解できるのだがこんなに危ない橋(キタキツネ組の一人息子)を渡る必然性は並奈美波にあったのだろうか。いやこんなことはただのいちゃもんでしかなく、思考を巡らす必要もないのだけれど。しかし4-3の大庵の動機も"金を得ること"でしかなく…ちょっと気になった。金を得るという目的のために利用できそうなシチュエーションを行使した結果が殺人だった、というのが犯行の全貌として語られ、"それだけ"で終わってしまったのが惜しまれた。
123の登場人物たちが好きで、4の登場人物たちも当然好きなのだけれど、4の登場人物たちはそれこそ個々の性格や立場、置かれた状況による感情の動きの描写が少ないように思えてそれが少し寂しかった。大庵がバンドで大成を成し得ながらも大金を得たがった心情とか知りてえ。殺人の動機に差し迫る緊迫感があったら良かったなーと4-4プレイするまでは思ってた。

4-4
や〜〜〜面白かった〜〜!!ザックバランは耐えたけれど或真敷天斎ってネーミングセンス凄まじくて笑った。他の追随を許さないよな、逆転裁判のネーミング。そんなことより!!!贋作師が証拠品のねつ造をしたってめちゃくちゃ面白くない!!!?!!?!!!??4-1プレイした時点で7年前の事件は掘り返されるってわかっていたことではあるけれど、掘り返される起点となったその殺人事件すら、殺害方法ら7年前に行われた仕掛けで……いやー面白かった〜〜!!成歩堂も頼もしかったし。7年前の成歩堂の裁判で成歩堂龍一 ~異議あり!2001が流れるのテンションあがった。ガリューちゃんも良かった!ガリューちゃんが何を思い検事をやっているかはわからないんだけど、それでもガリューちゃんにはガリューちゃんの裁きの庭における信念があって、身内、もしくは過去の自分自身の過ちに気づいても、そこから逃げることなくその信念を貫いたのがかっこよかった。
あとはシュミレーションゲーム?で過去の証拠を成歩堂が提示していったけれど、7年後の現代の法廷の弁護席に立つのは成歩堂ではなく王泥喜くんとみぬきちゃんだったのも本当に良かった。成歩堂と霧人、或真敷一族の物語ではあるけれど、この裁判はみぬきとガリューちゃん、そして王泥喜くんの裁判のように思えたから。

4の総括
4-4プレイするまでで述べたように4-4プレイするまでは動機とか、諸々の謎が残りすぎていることとか色々気になったんだけど、4-4の回収の仕方が結構好きだったので良かったです!!!!!それこそラミロアさんのあたりとかね。この感じだと霧人の解除できなかったサイコロックとかも5.6あたりで明かされるのだろう(明かされてくれるよな……?)そう思うと謎が残っていること自体が良く思えて、4面白かったー!になった。王泥喜くんの出自とかもね。成歩堂がそうであったように、主人公の出自は必ずしも明瞭にする必要性はないと思っているのだけれど、王泥喜くんの出自は物語に大きく関与してしまっているので、流石に気になる。霧人が王泥喜くんを弟子に従えていたのもただの偶然じゃない気がするし。それでいうとマキ少年とラミロアさんの関係も気になるんですよ。4-3プレイした時はマキ少年が大金を得ようとしたのはラミロアさんの手術のためかと思っていたけれど、結局そうとは言ってないんだよね。
4-4をプレイし終わった今、これらがどう展開され、そして明かされるのかすごく楽しみ!!もちろん5.6で明かされない可能性は十分にあるし、明かされたとしても後続のソフトで補完するのではなく4は4としてもっと独立して完成させる必要があったとは思うけれど。でも4-1からプレイして4-4が終わった時、123と同様に逆転裁判4マジで面白い!!!!って心底思った。

王泥喜くんとみぬき
そう感想を述べつつも、私が4をこれだけ面白がれた理由って割と王泥喜くんとみぬきにある気がする。私は主人公としては王泥喜くんより成歩堂のが好きなんだけど(ある程度ちゃんと推理して矛盾を指摘するから。しない時もあるけれど)、王泥喜くんとみぬきが揃った時、この二人をめちゃくちゃ好きになる。成歩堂と綾里真宵は一人と一人、それぞれ独立した人間の組み合わせで、それはそれですげー好きだった。だけど王泥喜くんとみぬきちゃんは二人で一人というか、凹凸が合わさった感じ、年がそこまで離れてない兄と妹のようでそれが本当に良かった。(兄と妹みたい〜!って呟くたびに既プレイのフォロワーさんがいいねして下さって、観念に共感してくれてる?^嬉〜と思ってたら全然違った)

悪態の付き合いというかふざけ合い?ちょっと冷ややかだったり、配慮がなかったりの距離感が好きで……それこそ王泥喜くんって全然推理しないんだけど、推理しないからこそ捜査パートが一生ほのぼのしててさ。兄妹で隣町までお出かけしてるみたいな時間、中学生の理科の実験みたいな空気感が楽しかった。茜も幼いし。こんな子どもたちが裁判に立って大丈夫かよ…!?とは思いつつ、4-4はそれこそ子どもたちのための裁判(ガリューちゃん然り絵瀬まこと然り)だったと思うから、当事者たちが法廷に立つべくして立っているのが良かった。フィクションだからこそできる展開をフィクションでやっているのが良かった。
4面白かった!5やるの楽しみだな〜。

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