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#119 びっくり!!【恋活日記】

2023年6月28日(水)の日記

この日は、約2ヶ月ぐらい前にいつものSNSで知り合ったギロッポンさんと初顔合わせの日だ。声は知っているがお互いに顔は知らない。
あとでわかったのだが、六本木ではなく麻布に住んでいるとのことで、ブログでの呼び名はブーアザさんにしようかな?
でもうっかり本人の前で口が滑ってしまうといけないので、暫定的にコンサルタントTにしておく。

コンサルタントTの第一印象

毎年ヨーロッパ旅行をしていたり、麻布に住んでいる時点で裕福な人だというのは想像できるが、2度ほど通話した印象だと、すごく品の良い穏やかな口調なので、がさつで無知な私など足元にも及ばない、ちょっと住んでいる世界が違う人だと思っていた。
(そんな人がなぜあのSNSに友達募集の投稿したのかは謎だが、変な人が多いとあまりよくわかってなかったらしい)
いつもはジャケットを着ていると言っていたので、身なりもそれなりにおしゃれな人だろうと思い、普段はあまりしないメイクをして、あまり着ない清楚な感じのブラウスを着て出かけた。

いくつか行きたい場所の候補があったのだが、意見が一致して上野の「国際子ども図書館」(旧帝国図書館)に決まった。館内のカフェ前で待ち合わせの約束をしていたのだが、15分ぐらい前に到着すると先方はもう既に来ていた。背中を向けて座っていたのだが、顔を見てびっくり!めっちゃイケメンじゃん!!
ていうか、年齢が53歳という事前の情報で、これぐらいの歳だとかなり老け具合に個人差が出てくるので、もう少し老けている人を想像していた(期待すると実際会ったときのショックが大きいので、かなりハードルを下げて)

職業と声の感じから、少し細身で小柄な、紳士的なイケおじをイメージしていたのだが、実際の見た目は想像以上に若々しく、顔にシワもなく、Tシャツとジーンズ、スニーカーとリュックのカジュアルな装いで、がっちりめの体型だった(おしゃれのセンスはあるとは言えないが、あーちゃんよりはまし笑)。
いわゆるソース顔的なハンサム?
横顔を見て似てるなと思ったのは、俳優の玉山鉄二。鼻筋が通って高く、キリッとした眉毛と目力の強い二重の大きな目に銀ぶち眼鏡をかけている(そういえば元カレも銀ぶち眼鏡かけてたな…)。

もう1人雰囲気が似てると思ったのは、若い頃の長谷川初範という役者。喋り方とか声がこの人にそっくりだ。
この1年会ってきた人の中では・・・いやちょっと待って、過去にさかのぼるとネットを通して顔合わせした人は何人もいるけど、その中でもトップ3に入るくらいのなかなかのルックスの持ち主だ(わたし的にトップはミツオだけど。あくまで好みの問題)。

だからといって、トモヤとの恋に苦しんでいた30代の頃、救世主ミツオが現れた時と同じくらいの衝撃があったかというと、そういうわけでもない。もちろんコンサルタントTを見た瞬間は、めったにない“当たり“だったので、ドキッ!としたけど。タイプとしてはちょっと違うなぁ。私はソース顔より塩顔、2枚目のハンサム系よりかわいい系🥰

以前、好みのタイプの顔について聞かれたことをブログに書いたが、子どもの頃にドンピシャの人がいたことを思い出した。
「うわーっ!この人、めっちゃタイプじゃん😆」
と思ったのが、当時ガンダーラを歌っていたゴダイゴのタケカワユキヒデ。色白でたれ目で、ビーバーのような前歯のかわいい系笑。
まさかあれから、あんなに変わるとは夢にも思っていなかった…

まじ、かわいかった〜🥰

「お若いですね!」Tを見て私がそう言うと、
「でもおんなじくらいでしょ?」と言われたので、
「いや、私の方がちょっと上ですけど…💦」と言葉を濁す。
これは実年齢は言えないわ。どこまで許容範囲かわからないし。

会う前の写真交換

ここで、相手が私をどう思っていたかは全くわからない。
そういった話は全然出てこなかったし、主にどんな場所に旅行に行ったとか、どんなところに行ってみたいとか、お出かけの話が中心だった。
そもそもこの人がSNSで募集していたのは、一緒に旅行とかお出かけができる相手だったし、通話でも「とにかく友達がほしい」と言っていた。広く浅く、より、狭く深く付き合うタイプだそうだ。
普通のデートだと「今度一緒にご飯を食べましょう」とか食事の話が出るが、全くそういった話題もなかった。

2ヶ月のやりとりの中で、思い起こせば今まで1度も写真交換の話は出なかったし、私自身の容姿や年齢についても聞かれたことはなかった。私も、会う直前までは彼の容姿について何も聞いてこなかった。
LINE交換しているときはあまりプライベートな話もなかったから、Tに対しての興味や恋心は特になかった。
いや、よく考えると、相手が私に対してあまり質問をしなかったし、興味を示してこなかったのもあるかもしれない。
他の人なら、大概3日ぐらいやりとりすれば敬語から友達言葉に変わり、距離感が縮まってきて、相手のことを知りたがるのが一般的だ。
Tに至っては、特に私という人間に対しても女性としても、さほど関心もなかったようだし、彼自身もあまり自分のことを積極的に話すことはなかった。

Tは、今回の募集で私以外の女性ともやりとりをしていたらしいが、その人には写真を送っていたようだ。私に送ったものと勘違いしてそれが発覚したのだが、その人とは結局音信不通になったらしい。

以前のブログに書いた、年上の女性が好きな洋服にこだわる30代男性たちもそうだったが、40歳以下の年齢が若めの人はしきりに写真交換をしたがる。年齢が上がれば上がるほど、あまりそれを言ってくる男の人は減るように思う。なんとなくだが、自分に自信がある人ほど写真交換を求めてこないかも?
そして、“会ってからのお楽しみ!“のスリルがわかっている人だ。

私の年齢が結構いってることを察知した人は、ほとんどが会う約束をしていても、やりとりの途中で尻込みしてフェードアウトする笑。ものすごい婆さんが登場したらどうしようと思っているのかも?
どんな人が現れても、数時間ぐらい我慢しろ!私だってそれぐらいの覚悟で、顔も知らない人と会ってるんだから。

コンサルタントTの場合は、メッセージ交換していたころから「高尾山に行きましょう」とかいろいろ誘ってきたので、あまり外見とか関係なく、純粋に一緒に行く誰かがほしかったのかもしれない。あるいは、とにかく性格重視で、じっくり相手を見定めるとか…。

Tの所感

この日、約2時間ぐらい一緒に行動していて感じたTのこと。

①生活感が全く漂ってこない
どんな食事をするとか、家ではどんな生活をしているとか、庶民的な一般人の生活感がない。その話をすると、昔からよく言われるそうだ。
離婚歴があり成人した娘が2人いるようだが、そのうち1人の娘と2人で旅行に行った時、年下の愛人を連れているように見られていたらしい。父親っぽくもないし、妻子がいたようにも見えない。

誰かといい出会いがあり、仲良くなったらお互いの部屋に行って料理を作ってご飯を食べるとか、そんな関係が理想だったが、Tとはないかも?そもそも、東京の田舎町の私の住んでいる団地の部屋に、くつろいでビールを飲みながら枝豆を食べているTの姿が全く想像できない笑。
あーちゃんはじめ、他にやりとりしている人なら庶民派だし想像できるんだけど(といっても、まだ顔も知らない人が多いけど)。

②わりと自慢話が多い
ほとんどの男に共通して言えることだけど、女の前ではかっこつけたがるのが普通なので、別にそれ自体は何とも思わない。
自分がいかにモテるか自慢する男
自分の経済力を自慢する男
自分の肩書や学歴を自慢する男
いかに仕事ができるかを自慢する男
こういった自慢話ははっきり言って下品だから、あまり感心しない。
Tの場合は、旅行先だ。あそこに行った、ここに行ったと、そういう話が多い。これは自慢ではなく情報なのかもしれないけど笑。
私自身は海外にはとんと縁がないし、ヨーロッパに友達がいるというTに、純粋にいいな〜と思う。サラリーマンと違ってフリーランスなので、休みたい時にまとまった休みをとって行きたい場所に旅行しているようだ。でも結局それができるのは、お金に余裕があるからだよね。

③わりと神経質?
マスクは外していたのだが、なぜか手指消毒用のアルコールが置いてある場所では、こまめに消毒をしていた。むしろ私は、館内ではマスクをしていても消毒は全くしなくなっちゃったけど。
もしかして潔癖症?
だったらちょっとめんどくさいな。
それともう一つ、図書館とその隣の黒田記念館にも寄ったのだが、いちいち声の大きさに気を配っていた。図書館といっても本を読んでるわけではなく企画展示しているミュージアムなのだが、急に小声になって私にも小さい声で話すように促す。
私の声ってそんなに大きいか?なんかよくわからんけど。
こういった細かい行動を見ていくと…ん?きてるか?
鬼太郎の妖怪アンテナのごとく、私の頭にアンテナがピーンと立つ。

④意外とそそっかしい
一見、完璧なようでいてそそっかしかったり、勘違いが多い人のように思う。LINEのやりとりでも、約束の日付を間違えることが2度ほどあったし、LINE交換して写真を送った相手を間違えたりとか。
間違いが多い→注意欠陥… ん?ん?もしや…

⑤空間認識能力
1番驚いたのはものすごい方向音痴!
私も初めて通る知らない道に行くと迷うことはあるが、さすがに私でも間違わないような図書館のトイレの場所とか、(最初に会ったときに待ち合わせをした)カフェの場所とか方向感覚のなさにびっくりした。
トイレについては、右側にちゃんと案内が出てるのに全く違う左側の(この先にトイレがあるとは思えないような)扉を開けようとしていた。館内を見終わってお茶をしようとカフェに向かう時も、全く逆方向に行こうとする。いやあなた、さっきまでそのカフェの前で私のこと待ってたでしょ?なぜ逆方向に行く?これは方向音痴というより、空間認識の問題かな。
空間認識能力が低い→ADHD……ん?ん?ん〜?

⑥一度に予定を詰め込む
とにかくあちこち行きたいらしい。旅行に行く時も、1日にいろんな観光スポットを詰め込むタイプ。せっかく行くならたくさん見ておかないともったいないと思うようだ。そういう人はいるので、別に不思議ではないが、私は1カ所をじっくり堪能したいので、スタミナもないし、1日で見て回るのはせいぜい2カ所にしている。
このアクティブさや多動性も….う〜ん、あるかも?

⑦想像に反して親近感
広く浅く見るのが好きみたいなので、歴史が好きなわりには意外と有名な人の名前も「え?知らないんだ」というのもあり、意外だった。知識をひけらかしたり、うんちく並べてしゃべりまくる人よりは全然いい。
テレビはあまり見ないようなので、役者の名前は知らないみたいだが「玉山鉄二にちょっと似てる」と私が言ったら、すぐに携帯で「玉山鉄二」と音声入力をして顔を調べていた笑。
以前、メッセージの中で私が勧めたドラマ「あなして」も、私に言われてから見始めたとか。今回は、アニメ「ゴールデンカムイ」を勧めてみたら、早速見てみると言っていた。アマプラで見れるのかな?
意外と素直な人かもしれない。
というより、何にでも興味を示す好奇心旺盛タイプか?
カフェに行った時も、私はホットの紅茶を頼んだのだが、Tが頼んだのはカルピス笑。大人の男なのに〜笑。私も冷たいものを飲むときは大体カルピスなので一緒〜!いろいろな意味で敷居も低くなった。

⑧結局本名は明かさず
顔を合わせれば本名も教えてくれるかと思いきや、どうやら本気でお付き合いが始まったらとか、何年も友達関係が続いて信頼関係ができてからではないと、自分の名前を明かす気はないらしい。
そんなにたいそな名前なんかい?😅
でも、旅行に一緒に行ったら必然的にわかっちゃうんじゃないの?よくわからないけど、彼なりの変なこだわりがあるらしい。

⑨誰かを思い出す…
昨日のことを思い出しながらTのことを書いているが、わりと人前ではいいかっこし〜、かもしれないけど、内面はあまり追いついてないのかもしれないな。見た目がいいって、周りからの評価もあるし、本人にとっては意外と負担なのかもしれない。わりとクールなモテ系で、実はおっちょこちょいだったりする人を1人思い出した。付き合っていた頃の元夫だ。通話の段階ではごくごく普通だと思っていたが、やっぱり付き合っていくと、Tからもいろいろ出てきそうだな笑

とりあえず普通に会話のキャッチボールができたことが何よりだったが、おそらく2回、3回、4回と会う回数が増えるごとに、いろんな一面が見えてくるのだと思う。でも、敷居が高いなと思っていた人だったが、意外と人間っぽい一面もあったので少し安心したし、もっと裸にして内側を覗いてみたくなる。

私の直感…間違いなく何か出てくる笑
これまでとは違った意味で、俄然Tに興味が湧いてきた。
おそらく本人は障害者に対して偏見があるので、全く気づいていないか、無意識に悩んでいるかも?悩んでいないのなら何よりだが、あーちゃんのように人前で取り繕って苦しいのだったら、せめて私の前では鎧を脱ぎ捨てて素の自分でいてほしいなぁ。ダメな自分、弱い自分、おっちょこちょいな自分、かっこ悪い自分を全部さらけ出して、ありのままで接してもらえれば、私はいつでも受け止めるつもり。

イケメンの苦労

彼と会ってる時はそんなに感じなかったが、こうして1日おいて振り返ってみると、顔が整ってる人って意外と大変かも?
私みたいに、ハシビロコウに似ていると言われるような、いわゆる普通?の容姿の人にはわからない悩みだが、下手に顔立ちが整ってイケメンだったり、北川景子のような美人だったりすると、意外とモテそうでモテないのかもしれない。
“こんなSNSで友達募集しないで、マッチングアプリとか婚活パーティーのほうが、よほど早くカップリングするんじゃないの?”と思ったけど、逆に敬遠されて、引いちゃうのかもしれないなぁ。可もなく不可もなく、意外と普通っぽい人の方が親しみやすくて恋人もできやすいのかも。もしかしたら、Tは意外と恋活に苦労してるのかもしれない。

もう他界したが、二枚目俳優の田村正和は、家の中でもずっと田村正和を演じていたらしい笑。
ずっと“できる男”を演じていて、意外と抜けている本当の自分を出せる場所がないとしたら、わりかしきついかも?ましてや顔がいいとなるとなおさら、モテる自分も演じないといけないからな。

Tと別れた後・・・

館林が良かったという話をしたときには、レンタカーを借りて行きましょうとか、箱根は大好きな場所だという話をしたときには、泊まりがけで行きましょうとか、その場ではそんな調子の良い話をしていたが、もしかしたら口先だけかもしれないと思っていた。
帰り際に、「7月8日に特別公開される入間の建築物を見たいのだけど行きますか?」と誘ってみると、わりと行く気になっていた。
でもこれも、この場限りの社交辞令かもしれないと思い、自宅に帰って一息ついた後に今日のお礼のLINEを入れてみた。
これで既読がつかなかったり、既読スルーだったりしたら、私との2回目はないのだなと覚悟していた。もちろん多少はショックだけど、別にそれならそれで、はい次!という心づもりにしていたが、しばらく経ってから返信が来た。
一応次回も会うつもりはあるみたいだ。

それと不思議なことに、Tと別れたあともさほど疲れがでなかった。
むしろ先週の土曜日に、アルコール依存症の女性と会った後の方がめっちゃ疲れたし、あーちゃんが部屋に遊びに来た時は二日間疲れがとれなかったし、意外とTと一緒の時間は自然体だった。
(いや、これは1回目だからで徐々に本性を表してきたら疲れるかも)
会話は、最初から最後までお互いに丁寧語だった。妙に馴れ馴れしいより、そんな距離感もいいかもしれないな。

そういえば、Tと2人で並んで歩いてる時は、年齢層(どちらかが極端に年上とか年下ではないので)も、見た目的にも釣り合いがまあまあとれていると思うのだが、まち歩きが好きなマクドおじさんと何度か一緒に歩いた時は、心底
「なんでこの人と歩かなきゃいけないんだろう、わたし😣」
と思っていたので、そこからはだいぶ進展があったのかも?
あの時は、とにかく誰かと一緒に食事がしたかったが、他に誘う相手もなく・・・。
かといって現時点で誰かと恋愛が始まったわけでもなく、恋人ができたわけでもないので、ほんと、まだまだ道のりは長いわ。
明日で貴重な「種子の年」が半分終わってしまうし…焦る〜!

そうは言ってみたものの、私のLINEで通知音がオンになっているのは、いまだにあーちゃん1人だけ(健気な自分に泣けてくる😢)
そのあーちゃんからは…かれこれ私の部屋に来て以来、向こうからLINEが来たことは1度もない。おそらくマッチングアプリで出会ったセフレになりそうな人と交渉中なのだろう。それがうまくいかなかったら、突然思い出したかのようにLINEが来るかもしれないが。
とにかく、私の方からあーちゃんに連絡する気持ちは失せた。

でももしあーちゃんから連絡きたら・・・きっと会うな。
うん、やっぱり会いたいし、誘われたら断らないだろう。
あれ?結局最後はこいつの話か、、、ちぇっ!




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