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#227 週末なに食べた?

2024年2月2日〜2月5日の週末デート(約8,700字)


和歌山の案件

金曜日、突然仕事中のマーから「和歌山なくなった」とのLINEが入る。詳細は聞かなかったが、とりあえず来年度も、引き続き“辞めたくて仕方がない”今の臨海エリアでの勤務が継続となるようだ。
本人的にはとても行きたがっていたので「残念だったね」と返す。

案件がなくなった理由は、現在所属している部署の上司が出さないと言ったから。そもそも人を出すときは、「コイツはこの部署に不要」って感じで使えない人材を出すのが一般的なようで、彼はそこの部署で必要とされているということらしい(異動になってからまだ1年も経ってないし)。
「2年目になれば仕事にも慣れるので、だいぶ楽になると思う」とは言っていたが…。また繁忙期になると、飲み食いせずに朝の8時から夜の11時ぐらいまで働くんだろうなー。健康を顧みずに、過集中でがむしゃらになる性格だから、ひなたぼっこの心配の種が増える。

和歌山行きがなくなったことで、また状況が大きく変わった。

私の目論見(彼と1年程度遠距離恋愛している間、週末が自由になるし、新たな出会い探しとかも並行してできるし…)がはずれてしまい、若干残念でもある。和歌山に遊びに行くこともできなくなってしまったし。
いや、どっちかっていうとそっちよりも…前者のがっかり感の方が大きいかな。
そうなると…今の職場の通勤に便利な場所で、2人の部屋を借りるコースということになるのだろう。

ひなたぼっこの千秋は、木曜から金曜にかけて確定申告の準備と実家売却のことも重なり、事務作業や電話連絡等で二日間バタバタしていた。
さらに金曜日は、部屋の掃除から夕食の支度などマーを迎え入れるための家事がドカンと増えるので、普段よりかなり体を動かしてぐったり。何しろ自分1人の時はマイペースだしほとんど動かないし💦

彼が泊まりに来るようになってから、初めて何のスキンシップもなく金曜の夜は寝てしまった。もう体が疲弊していうこときかない。
相手からエッチを誘ってくることもほとんどないので、彼の布団でちょっとだけ添い寝して寝かしつけて(母親かっ?!)私も自分のベッドで眠りについた。

UR物件の内見

土曜日は天気もいいし、東武東上線エリアで物件の内見をすることにした。今回はあくまで、駅周辺の環境と物件の立地や雰囲気がどんな感じかを参考程度に見るのが目的。

前回までのブログでは、なんとなくマーとの付き合いにモチベーションが下がったような内容だったが、結局顔を合わせると不思議なことにそういった感情も吹っ飛んでしまう。
一緒に住む気満々じゃん!と言われるかもしれないが、大きな揉め事や意見の食い違いさえなければ、おそらくその方向に進むのだろう。

ただ、今私の住んでるさほど広くない1LDKの部屋に転がり込まれる事はやっぱりどこか抵抗感がある。
なので、実家を売却したら、今より家賃が安くて2 LDKくらいの埼玉のローカルな場所に、そそくさと引っ越す算段だ。
もし一緒に暮らすことでお互いに負担があるようだったら、彼にはどこか近い場所で単身暮らししてもらってもいいし。
ずっと今の(週末婚の)状態がいいとも思っていないので、とりあえず前に進むことにする。

以前、西武新宿線の東京市部の物件を外側から見た時は、まちの雰囲気とかも含めて「ここに住む意味がわからない」みたいなことを言われて一蹴されたが、今回の東武東上線(埼玉エリア)に関しては大いに乗り気だった。
駅周辺にあまりぱっとした商店街や飲食店もなく、人もまばらな静かで何もない駅なのだが、おそらく東武東上線ということがマー的にしっくりきたのだろう。
何しろ彼はもともと実家が板橋だったし、東武東上線沿線に住んでいたわけだから。私から見たら西武線も東上線も、彼の気にしている民度のレベルは似たり寄ったりで大差はないのだけれど…。

内見したのはもちろんUR賃貸なのだが、正直言ってどの部屋も設備が微妙。3部屋みたが、1つはキッチンが古くてダメ、他の部屋はキッチンはいいが、お風呂と洗面台が古い、もう一つは間取りがダメ…など、全部が完璧な部屋というのはなかなか見つからない。
ただ、駅から近いことと、マーがここなら住んでもいいと思った事で、候補地としてかなり現実味を増してきた。

ひなたぼっこ的には、とりあえず昔住んでいた大宮の方にも行けるし、浦和の方にも行けるし、川越も近いし。地下鉄にも乗り上げているので副都心線や有楽町線に乗って都内にも行けるし。
南北方向はバスが必須の退屈な西武新宿線よりは、東武東上線の方がアクティブに動けるかなと考えている。

男女平等

内見を終え、お腹も空いてきたので、とりあえず駅前の飲食店でランチをすることにした。マーは彼の知ってる中華屋のチェーン店を希望したが、私は口コミ評価が高かった個人営業の中華料理の店を推した。
結局彼が譲ってくれて個人店に入ったのだが、想像以上に美味しくてマーはとってもご機嫌!
提供された商品が想像していた味と違ったりとか、オーナーが太ってるからとか、そういうのでテンションが下がるマーなので、一緒に外食してもいつも楽しいという感じではないのだが、今回はとても満足したようだ(しかも2人で行くランチは中華料理屋がなぜか多い)。
私が注文した五目麺と、彼が注文した餃子単品、酢豚の定食をシェアして食べた(ただ私は食が細いので、圧倒的に彼の方が食べているが)。

お互いがそれぞれ注文して食べている場合は、自分の分を後からPayPayで送金しているのだが、この時は明らかにマーの方がたくさん注文してたくさん食べている…。ちょっと折半は違うだろうと思って、「いくら払えば良い?」と聞いてみた。
すると、珍しく彼は「(お金は)いいよ」との返事。
まぁ、3泊4日の食事をほとんど提供しているのでそれぐらい当たり前だとは思うのだが、ここでどういうわけか見栄を張ったわけではないのだが「いいよ、払うよ」なんて言ってしまった。
もう一度、彼も「いいよ」と断ったのだが「いいよ、いくらか言って」と突っぱねて、「じゃぁ1000円」と言われて送金した。

どうして素直に「ほんとに?嬉しい!じゃぁごちそうさま〜!」って言えなかったんだろう。
甘え上手なマーに対して、ひなたぼっこは甘え下手なのかも?

マーは外食しても、スーパーで買い物しても、決して私に「じゃぁ自分はこれだけ払うから、ひなたぼっこは〇〇円払って」とも、「ここの代金は自分が払うからいいよ」とも言わない。なんとなく私の出方を試されているみたいで…非常にやりづらい。
アキヒコやアツオだったらそういうことなく普通に請求してくるのだが、その方が分かりやすいしお互いに納得の上なのでモヤモヤすることもないと思う。
おそらくマーは、プライドが許さないのだろう。
女にあとから金をよこせということが。
そのくせおごってくれるわけではなく、デート代は割り勘主義。

いや待てよ。同棲する時も、個室の広さに差があれば、広くて良い部屋を私が選ぶのだったらその分多めに払えとか言ってたし…。
なんかよくわからん。
よくわからないから、余計に…めんどくせ〜。
彼の真意が読めないから、こちらもつい、先の先まで読んで払ってしまうことになる。後からなんかぐちぐち言われるのも嫌だし。

そういえば、レンタカーを借りて旅行に行こうかという話が前回出たときに、「私は運転できないし、マー1人に運転させて悪いから、ガソリン代は払うよ」と言うと、「いやなんで?割り勘でいいじゃん」とそこは彼が突っぱねた。
あ、そうなんだ、そこは割り勘でいいんだ。
私が運転しないことをぐちぐち言うくせに、よくわからん。
おそらくこれは彼流の嫌味?ちょっとむかつくこと言って私をいじめて喜んでるみたいな感じかもしれない。

少し話はそれてしまうが、1つ言える事は、マーは男女平等主義。
そういう考え方の男ってわりといると思う。男が女にデート代を払うのはおかしいとか、女だから優遇されるのはおかしいとか。

彼の職場のエピソードでこういう話を聞いた。
マーに女性社員の育成を任せると泣かせるから、もう女子は頼まないと。営業職の話だが、彼は男女関係なく厳しいのだろう。
そして「泣かせる」というのも、パワハラとかセクハラとかモラハラとかではなく、負けず嫌いの女子社員が(求められていることを)できない自分に対して悔しくて泣いているわけで、決してマーをハラスメントとかで訴えたわけではないと話していた。
男女雇用機会均等法もあるし、性差なく同じ給料をもらっているのならその理屈は理解できる。

マー曰く、自ら進んで営業職に入ってきたのだから、女性の中でもおそらくやる気と力のある子だと思い、男だからとか女だからとか関係なく指導するというスタンスとのこと。相手が女性だから優しくとか、そういう方が逆にやる気のある女性に対して失礼だという考えらしい。
相当きついことも言ってるんだろうな。
きついというか…弱点をズバリとつくというか、歯に衣着せぬマーだから、余計にグサッとくるのかもしれない。

史朗と似ている・・・

ここ最近のお部屋デートでは、シーズン1を見逃したテレ東ドラマ「きのう何食べた?」を、Netflixで2人で見るのを楽しみにしている。
イケメンのアラフィフ・ゲイカップルを中心とした日常生活と料理を中心としたドラマなのだが、実は今の私にとっては非常に参考になり、この年齢でも改めて教えられることが多い。

主人公は弁護士を職業としている史朗(西島秀俊)と、同棲相手の美容師の賢二(内野聖陽)。
以前、シーズン1の第一話だけ見た時は、いまいち入り込めなくて離脱してしまったのだが、シーズン 2から面白いなと思って見るようになったのは、私の恋愛が始まったことと、史朗のキャラクターがなんとなくマーに似ているからだ。

負けず嫌いで堅物の真面目人間、周りからどう見られているかなど周囲の目を非常に気にする器の小さい男、恋人に対してはドSで言葉がきつい、金に細かい、安いスーパーを探しては見切り品を買い節約する、そして理屈っぽくて、恋人に対しても素直に愛情表現できないタイプ。
史朗とマーの大きく違うところは、料理ができるかできないかっていうところかな。

今回見たのがエピソード8とエピソード9だったのだが、特にエピソード8のセリフがジーンと心に突き刺さり、ひなたぼっこ的に神回だった。

エピソード8の所感

あらすじはこんな感じ。

ケンジの友達のゲイカップルと一緒にレストランで食事をすることになった史朗だが、その場所が一般の人たちが来るお店ということがわかり、自分たちがゲイだとばれているのじゃないかと思って会話に集中ができなくなる。
次第に苛立ち、初対面のケンジの友達カップルにもそっけない態度をとり、そんな自分に苛立つ史朗。帰りがけに「もっと店を選べ!」と、思わずケンジに声を荒らげて怒りをあらわにする。

そんなことがあった翌日?、食べ物をシェアするご近所の女性友達・佳代子(田中美佐子)の家で、桃をシェアしている史朗。それは、桃が好きなケンジのために買ったものだ。
そこで繰り広げられる佳代子との会話が、なんだかジーンときた。

「筧さん、結構大事にしてるのよね?その…ケンジの事」
「大事に…してるかもしれませんね。たしかに今別れたら、俺の方がダメージでかいんだろうなぁ〜。実際今はケンジの方が俺に惚れてると思いますよ。もし別れたら、3ヶ月ぐらい泣き暮らすのはケンジの方だと思いますよ」
「お〜、自信あるのね笑」
「でもそれだけ情が深いって事は、惚れっぽいっていうことでもあって。さっさと、次の誰かを好きになるのは、間違いなくケンジなんですよ」
「ああ〜」
「一方で、俺が次の相手を探すとなると厄介です。まず、ゲイのマッチングアプリに登録して、で、お互いに条件のあった相手とちまちまやりとりして。じゃあどっかで会いましょうってことになるんだけど、そう簡単にドンピシャな相手に会えるわけじゃない。で、また別の人を探してっていうのを繰り返すわけです」
「うわー、結構めんどくさ〜い」
「そう、はっきりってめんどくさい!40半ばで1から恋愛するなんて、めんどくさくて俺はもう嫌なんですよ!」
「ふーん( ̄ー ̄)ニヤリッ。ふふ、素直じゃないなぁ〜笑。この桃だって、ケンジを喜ばせたくて買ったわけでしょ?」
「いや、それは…。そういう努力をしないと、簡単に切れる関係だからですよ。結婚とか、簡単に別れられない社会的な契約や責任も、何もないですからね俺たちは」
「あ!なるほど!あー、でもね。別れないための努力を惜しまないって、素敵よ。夫婦なんてそういうのないんだから」

ドラマのセリフから引用

その後の展開として、ケンジは、弁護士である史朗に養子縁組の仕事の依頼で友達のゲイカップルと引き会わせたという目的がわかる。
2人きりの場面で、そういう目的であるなら最初に話しといてほしいとまた文句を言い始める史朗。
素直で茶目っ気のあるタイプのケンジは、史朗に責められたり怒られたりすると、すぐに自分の非を認めてごめんと謝る。
ケンジに謝られたことで、また苛立つ史朗。その時の心の声。

違う…俺が苛立っているのはケンジに対してじゃない。ここまで生きてきて、いまだにゲイっぽく見られたくないとか、バレたくないとか、うじうじ考えている、そういう器の小さい俺自身に腹を立てているんだよ、俺は!

そして翌日。なんとなく気まずいまま朝を迎えたが、ケンジはいつも通りに何事もなかったように史朗を見送る。
会社に向かう道すがら、考える史朗。

そうなんだよな。ああいう何気ない仲直りの仕方、俺に教えてくれたのあいつなんだよ。悔しいんだよなぁ。俺もいつか、あいつみたいになれる日が来るんだろうか。

一方、出勤が遅いケンジは、二度寝から起きてきて、冷蔵庫の中に大好物の桃を見つけて大喜び。
その桃をむいて食べながら言ったケンジのセリフに涙がこみ上げてきた。

「う〜ん、甘〜い!シロさんが俺のために…。」(感激するケンジ)
「俺…すっごく愛されてる!」

今ここで文字起こししても、また目がウルウルしてしまう。
ケンジのことを愛してて大事にしている史朗は、なかなか自分ではそれを認めたがらず決して言葉にはしないのだが、実はケンジにはちゃんとその思いが伝わっている。
人に気遣いのできる優しいケンジだからこそ、ぶっきらぼうな史朗の気持ちもちゃんと理解できるんだろうな〜。

なんていうか…パートナーと寄り添って暮らすことって、こういうことなのかなって改めて考えさせられるドラマだ。
もしかしたらひなたぼっこも、近い将来パートナーと同棲することになるかもしれないのだが、お互いが自分の利益や幸せばっかり考えていたら、おそらく簡単に関係は破綻するだろう。

自分には持ってない相手の長所をリスペクトする
自分に置き換えて振り返り反省する
相手から学んだことを取り入れることによって自分が成長する
また相手も同じように成長する
そして…相手からの思いやりや大事にされていることに気づく

今まで同棲のメリットを金銭面、家事労力、孤独の解消や病気の時などいろいろな側面から考えてみたけど、「お互いの成長」という最大のメリットを見落としてた。
喧嘩するというデメリットもあるけど、仲直りしてより愛情が強くなるという展開もあるし。
人と暮らすことでお互いが成長できるってなかなか素晴らしいことじゃないですか〜!
と、このドラマを見てほんとに思い知らされる。
深いわ〜!

すごく当たり前のことなんだけど、日々いろいろなことがあると、ついつい自分が自分がと、自分のことや自分の気持ちが最優先になってしまいがち。特に一人暮らしが長いと…なおさらだ。

時々このブログを読み返して、思い出さないとな。
パートナーへの感謝の気持ちと、謙虚な気持ち。
相手に何かを求めるのではなく、与え続けることが大事。
お互いがそういう考えなら、良い関係が続いていくのではないかなと。

このドラマの史朗は、表現力が豊かなケンジとは対照的で、プライドも高く甘い言葉など口にしない、どちらかというと(女心がわからない)デリカシーのないタイプの男だ。
だが、言葉では絶対言わないけど、彼なりにすごくパートナーのことが好きで大事にしているのは伝わってくる。
ひなたぼっこも…もしかしたら大事にされてるのかな?なんてことを考えながら、エピソード8を見ていた。

週末の献立

前回は夕食の量が足りなくて、マーがお腹を空かせてた夜もあったので、今回はたっぷりおかずを作っておいた。

(☆印はヨシケイのメニュー、★はマーが購入)
【金曜日の夜】
白菜と豚肉の土鍋蒸し☆(白菜、長ネギ、豚肉を蒸してポン酢で食べる)
豆腐ステーキ☆(えのきだけ、にんじん、ピーマン、もやしの野菜あんかけ)
サラダ(新玉ねぎ、ブロッコリー、きゅうり、サラダ菜)
真鱈の西京漬け
かきたま汁(ちくわ、卵、ほうれん草)
ご飯(白米と玄米のブレンド)
→豆腐ステーキを特に気にいって、おいしいおいしいと言ってた☺️

【土曜日の朝食】
ご飯、あさりの味噌汁、とろろ、納豆、焼き油揚げ(おかかとポン酢で)、らっきょう、昆布の佃煮、煮豆、もずく酢
【土曜日の昼食】
中華料理屋で外食
【土曜日の夕食】
★(お店で購入)蟹クリームコロッケ、サラダ、★いちご
お昼に外食したので、夜は軽めに。
スーパーで買ってくれた腐りかけの見切り品のイチゴが、想像以上に甘くておいしかった。

【日曜日の朝食】
ご飯、かき玉汁(残り)、納豆、焼き油揚げ(おかかとポン酢で)、昆布の佃煮、煮豆、焼き海苔
【日曜日の昼食】
チーズトースト、コーンスープ、ハムエッグ(コーン添え)
→普通の献立だが、マーはどれもおいしかったと満足してた😌
【日曜日の夕食】
生姜焼き(豚肉、玉ねぎ、ピーマン)
れんこんチップス
☆昆布とがんもどきの煮物(椎茸、たけのこ、人参)
サラダ(ブロッコリー、きゅうり、プチトマト、サラダ菜)
茄子の味噌汁、ご飯

日曜日の夜は、マーが作ってくれる予定だったのだが、足りないだろうと思い他のものも用意しておいたので、結局私が全く料理をしなくていいという時はなさそうだ。

私の方で生姜焼きの下ごしらえを全てして、後は彼がタレを作って焼くだけという状態にまでしておいたのに、生姜を自分が下ろすことにブーブー文句を言ったり。
挙句に「しょうが焼きのタレは?」と聞かれたときにはがっかりした。生姜焼きが得意みたいな話だったので、まさか出来合いのタレを使っているとは思わなかったから。
結局、私が調味料でタレを作って、彼は豚肉を炒めただけ😓

あと、もう一品。
レンコンチップスを作るにあたって、すべてのレンコンを使い切ってしまったので、大量な数のレンコンが…。
しかも、チップスのような薄切りではなく少し厚みがある。

「キッチンペーパーで水気を拭かないと油がはねるよ」と言っておいたのでキッチンペーパーで拭いていたようだが、彼の様子を見るとなんとスライスしたレンコン1枚ずつ丁寧に拭いている😅
「紙がもったいないから」なんて意味不明なこと言うので、あまりの要領の悪さにいらっとして、こうやって一気にまとめて水分を吸いとればいいよと結局私がやることに。
そしてまた、レンコンを上げるのも1回に4枚ずつというなんだか時間のかかる要領の悪いやり方だったので、このテンポじゃいつになったら食べられるか分からないと思い、私がどかっと入れる。

これでほんとに会社で仕事ができるのかな?
仕事ぶりは丁寧らしいので、おそらくミスは少ないようだが、スピード感がないので要領は悪いんじゃないのかなと思う。
考えてみたら、私が2分で終える風呂掃除もかなり長い時間かけてやっているし…おそらくこだわりなのだろうけど、家事はきっと遅いな。
ま…私が大雑把な方だから、2で割ればちょうどいいのかも?

誰かのために作る

息子が出て行ってから10年以上、ほとんど晩御飯は自分1人。
自分1人だったら誰も文句は言わないし、自炊するとしても一汁一菜程度。ときには、スーパーの惣菜を買ったり、ほんとに適当だった。

やっぱり誰か食べてくれる人がいるからこそ、健康を考えていろいろな料理を作ってしまうのだろうな。
強いて言えば、それは自分の健康にもいいわけだけど、やっぱり相手を思ってこその手料理。
そして、1人で食べるより2人で食べる方が体にも心にもいい。何より、おいしいものを共有できることは楽しいし、相手が喜んでくれるとますます嬉しい。
あれも食べさせてあげたい、これも食べさせてあげたいと、子供の頃に自分が食べさせてもらっていた料理があれこれと浮かんでくる。

「きのう何食べた?」のエピソード9のワンシーン。
ケンジが外食の夜、仕事から帰ってきた史朗は1人でナポリタンを食べる。おかずの量も2人で食べる時に比べて少なくて簡単だ。

(史朗の心の声)
そういえば、1人の時は大体こんなもんだったなぁ、晩飯なんて。
1人の時はカレーとかパスタとか、大体炭水化物メインで、あとはブロッコリーを茹でたのとかだったもんなぁ。結局、俺が毎日ちまちまと品数多く作っているのは、ケンジがいるからなんだよな。そう考えると、あいつの存在って大事…
(ニヤニヤした顔からはっと我に返り、真顔になった史朗が自分に言い聞かせるように言葉を発する)
「つくづく、健康にいいな!」

シーズン1エピソード9のセリフより

本当は、大好きなケンジを喜ばせるために一生懸命いろんなおかずを作っているくせに、あくまでそれを認めたくない天邪鬼な史朗が、なんか逆に可愛い☺️
そう、そんなところもマーに似てるからかも。

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