#190 誰にも頼れない…
2023年11月3日(金)の日記
(7,000字超え💦)
今日は文化の日か〜。しかも最高気温25度越え?まじかー。
長いこと生きていると、そんなこともあるんだなぁー。
結婚詐欺
最近、ひなたぼっこが反応したニュース。
56歳の不動産会社役員の男性が、マッチングアプリで知り合った50代の女性2人から900万円以上の金を騙しとったとかなんとか。余罪もあるようで、総額1億円を超えるという話も出ているが。
逮捕されている本人は、イケメンでもなくどう見ても冴えない56歳のおっさんだが、なんで騙されるかなぁ〜と不思議に思ってしまう。結婚をちらつかせたからか、この男が高級車とかお金とか持っていることをアピールしていたからかわからないけど…。金持ちと結婚できると思って欲が出てしまったのか、よっぽど結婚に焦っていたのか?
イケメンには若干興味はあるが、結婚にも金にもあまり興味のないひなたぼっこには、こんな男に何百万円も出してしまった女性の気持ちがあまり理解できない。あ、でも「相棒」の中で、国際ロマンス詐欺を扱った「ビリー」という話はストーリーもイタミンも面白いので何度も見たが、そういうことなんだろうなー。ワンランク上の男と結婚することで、これまで独身でいたことの言い訳ができる…的なセリフがあった。
でも、この男が使ってたマッチングアプリって…なんだろう?
私が4ヶ月ほど登録していた、遊び人が多い軽い方のアプリでないことは確かだな。あそこは年収も何も表示されないから。もっと結婚を真剣に考えている人が集まる真面目系のアプリだろう。でも注意すべきは、真面目系な婚活アプリほど結婚詐欺がうようよしているということだ。それにしても逮捕された男は不動産役員でそこそこ金があるのに、まだ金をとろうとするのかー。どんだけ欲張りなんだ。
東京砂漠
このネタを書こうとして、突然クールファイブの「東京砂漠」という歌のタイトルが浮かんできた。歌詞の内容とは全然違うのだが、東京で一人暮らしをしている人たちは、やっぱり孤独な人が多いのかな。
昨日は、銀行に行ったついでに隣駅のショッピングセンターでショッピング。雑貨屋さんの鞄コーナーを眺めていると、突然脇から小柄なおばあちゃんがニコニコした顔で私に話しかけてきた。一瞬、店員さんと間違えたのかなと思ったが、そういうわけではない。
銀座のデパートで買った年季の入った手提げ袋と、この店で売っているショルダーバックと比較して、こっちの方が見栄えがいいわよね的な話だ。買い物するにあたって、誰かに背中を押してほしかったのかわからないが、要は話し相手がほしかったらしい。
「私は90歳だし、家族もいなくて1人だから…」のようなことを言っていた。同じことを何度も繰り返し話されて、しばらくおばあちゃんの相手をしていたが、ようやくレジに向かった(そのあとは、レジの店員さんがしばらくつかまっていた)。
一人暮らしの自分も、近い将来こういう風になる可能性もあるんだけど、話し相手がいないとか同居家族がいないって…やっぱり歳とると寂しいものだ。おばあちゃんの気持ちを考えると、何ともいえないやるせなさを感じた。
うつ病を甘く見るな
そんなことがあった昨日の夜、久しぶりに取引業者のKくん(39歳)と電話で話した。
気がかりだったのは、家庭不和が原因で鬱症状を発症して1ヵ月ほど休職した後に復帰したKくんが、またしばらく欠勤しているという話を聞いたからだ。彼の業務を引き継いだ担当者から、「11月2日から復職する予定だが、もしそれができなかったらそのまま退職になるかも…」と聞かされ、何となく不安がよぎっていた。
Kくんの事情についてはこちらから⬇️
Kくんとはもう10年位前からの知り合いだが、何も用事がなければ1年間全く音信不通になることもあるし、何か突発的な事態が起きた時はいろいろお願いすることも発生したり…。相手からしてみたら、私は大勢いる取引相手の1人にすぎない。なので、こんなに密にプライベートを聞くことになるとは思ってもいなかったのだが、前回歩きながら話を聞いた際に、悩みなどを話す相手が誰もいないと知ってまずいなと思っていた。
昨日電話で話した感触では、わりと元気そうではあったのだが、その後の事情を聞いて少し驚いた。
2度目の休職の時は、また突然起き上がれなくなり、職場にいけなくなったそうだが、服薬も通院もやめてしまったとのこと。確かにどんどん薬の量が増えていき、副作用でめまいや吐き気、眠気などあったと聞いていたので、「次回の通院の時にドクターと相談して、服薬調整してもらったほうがいいと思う」とアドバイスしたのだが、いつの間にか自分の判断で服薬をやめてしまったようだ。
いや、それはだめだよー。独断で断薬はまずい!!
でも、こういった精神疾患の初心者はそういった知識もなく、症状が改善されたら治ったと思い込んでしまい、勝手に薬を止めてしまう人も少なからずいる。向精神薬は離脱症状とか出てくる場合もあるし、私の知っている限り必ずぶり返すし、良くなったり悪くなったり何度も波が繰り返すのがパタンだ。症状がまた悪化してきたので、クリニックは予約はしたものの、いざ受診日になると行けなくなるという状態が続いていたらしい。
「とにかくクリニックは予約して、また通院と服薬を再開した方がいい。もし1人で行かれないようだったら、日程が合えば私が一緒に付き添ってもいいから」とKくんに話す。
「鬱は何度も繰り返し波がくるから、長期戦で考えたほうがいいからね。仕事も本来だったらフルタイムではなく、週3日位からとか1日3時間位からとか少しずつ始めたほうがいいんだけどね」
そういえば、うつ病で休職している人のためのリワーク施設とかリワーク支援とかもあったな。大企業であれば産業カウンセラーとか人事部が対応してくれるんだけど…何しろ小さな会社だからなー。
なんてことをいろいろ考え、Kくんの場合は何が1番適切なのか悩んでいた。
しかし、日本の精神科医はなんでそんなにたくさん薬を処方するのか。欧米だと1種類1剤だと聞くが、ドクターによってはどんどん薬を盛ってくる。素直な人ほど言われるがままに服用してしまうが、ひなたぼっこ的には必要最低限の薬しか処方しないドクターの方が信頼できると感じている。それは、これまで対象者の通院同行でたくさんの精神科医を見てきた上での所感。
ときにはお節介も必要
昨日電話で話したとき、印象に残ったKくんの言葉。
「まさか、自分がこんな病気にかかるとは思ってもみなかった」
メンタルもそんなに弱い方ではないと思っていたらしい。
まぁ、うつ病は心の風邪ともいうし、誰しもかかり得る病気だからね…なんてその時は返してみたけど。
よくよく考えてみたら、Kくんは人あたりがいいというか、今までの仕事ぶりを振り返ってみると、人に対して強く言える方でもなく、こちらからお願いした事は嫌な顔せず快く頼まれてくれた。私みたいに自分勝手な人間はあまりかからないかもしれないが、Kくんのように人に迷惑をかけたくないとか、真面目で我慢強い人ほどかかりやすい病気だ。
とにかく心配なのは、彼の周りに誰もいないこと。
しゃべったのは、私の他には引き継ぎをしていた男性社員の2人だけだという。身近に相談できる友達も、親戚も誰もいないというのが心配で仕方ない。
相変わらず、顔も合わせず口もきいてもらえない嫁と同じ屋根の下で暮らしているらしく、休職している間もリモートワークで家にいる嫁とは、水回りを使う時などは鉢合わせしないように相手の足音に聞き耳を立てて自室にこもっていたらしい。
2日ぐらい全く食事を摂れない時期もあり、体重もどんどん減っていったとか。
なんだかそんな話を聞くと、気の毒でいたたまれなくなる。
私が住んでいる場所が一戸建てで、もう少し部屋数が多ければ、しばらくの間Kくんに寝泊まりしてもらってもいいのだが…さすがに1LDKのこの部屋に預かるのも、歳の差はあるとはいえ、一応男と女だからちょっとまずいだろう。血のつながりもないし昔からの知り合いでもないし、お互い気を遣って疲れちゃうから。
「ご飯とか食べに来てもいいからね。鍋とかいつも1人で2日に分けて食べているし…」なんて誘ってみたけど、「じゃぁ、遠慮なく行きます!」と言えるような神経が図太い人なら、こんな病気にはかからない。もっと私を頼ってきてSOSを発信してくれたら、こちらもある程度面倒は見れるのだけど、Kくんから何も発信がないと、逆にお節介は迷惑なのかな?とか、何とか1人でやってるのかな?とか考えて、だんだん彼のことを忘れていってしまう。
今の針の筵のような家の中で暮らすことも本人にとって精神衛生上良くないとは思うが、逆に嫁や子供たちと離れて一人暮らしになったら、もっとやばいような気がする。突然希死念慮が襲ってきても、誰も気づかず、誰も助けてあげられないから…多少仲が悪くても、誰か人の目があるところで暮らしていたほうがマシかもしれない。
もうちょっと症状が悪化していれば、支援してくれる機関に繋げられなくもないが、彼くらいの症状の人はおそらくたくさんいるだろうし、支援者だって本人から助けを求めてこない限り何もできないだろう。
でも私は、気がかりで仕方がない。
リワーク支援や地域の保健センターの相談窓口の情報提供だけショートメールで送ってみるが、昨日は返信なし。
今朝になって、Kくんから長文の返事がきた。
もともと偏頭痛持ちらしく、昨夜は頭痛がひどくて返信できなかったとのこと。返信にはこんなことが書かれていた。
「今思えば最近ふと思うことが多々あるのですが、母がいれば変わったのかなとすごく思います。父はいるようでいないような感じですし、姉、妹もそれぞれの家庭があるので、迷惑をかけることできないです。僕自身の家庭もこんな感じなんでこの世に心配してくれる人はいないんだなーって虚無感みたいな感じになります。
ただ今復職して、多少でも自分の居場所があるってだけで何とかやれる感じが今のとこはあります。今後も多分相談すると思います、、よろしくお願いします。話がまとまってなくてごめんなさい、、」
なんだか今、Kくんからのメッセージを読みながら打ち込んでいて、涙がこみ上げてきてしまった。切ないわ。この世に自分のことを心配してくれている人はいないという虚無感…すごく共感できる。
私だって今自分の身に何か起きても、心配してくれる人は…息子夫婦は自分のことで精一杯だし、海外移住している兄は話にならないし、頼るとしたら優しい甥っ子くらいか?
もしパートナーがいれば…多分全然違うと思うんだけど。
私とは仕事の取引相手という関係なので遠慮があるし、そうそう甘えてはこないと思うけど、「東京のお母さんにはなれなくても、東京のおばさんくらいのつもりで困った時はいつでも連絡してくれて構わないからね。一番よくないのは1人で抱え込むことなので、生きていく上で人を頼ることも大事なんですよ。」と返信してみた。
でも結局Kくん、相談すると言いつつすごく症状が悪化して誰とも連絡とれない状態になるまで我慢してしまうから、なかなかそれも難しい。やっぱりお節介でも、定期的に顔を合わせたりして話が聞ける状態がいいんだけど。
この後何度かメッセージ交換をしてわかったことだが、どうやらお母さんは2年前に他界したらしく、実家じまいをしたらしい。お父さんは単身赴任が多かったのとちょっと変わっている人らしく、あまり関係はよくないようだ。姉と妹には、こんな自分の姿を見せたくないという思いもあって、もっとメンタルがやばくなるまで何も言わないでおこうとしているらしい。いやだめでしょ、言うなら今だよ。もっと症状が悪化したら、連絡する気力だってなくなるんだから。
そして、メッセージを何往復か交換していて、あぁそうかと気がついた。やっぱりKくんも、もともとの素因があったんだ。
人間関係自体苦手で、家族以外に友達もいないと書かれていた。たまたま今の会社の社長さんによくしてもらって入社したようだが、そういうことだったのかと腑に落ちた。
Kくん曰く、自分自身のことをこんなに深く人に話した事はなかったそうだ。またしてもひなたぼっこ、関わってしまったな。
とにかく多少無理強いしてでも、姉と妹にKくんの現状を知らせたい。
相変わらずストレス?
先日、顔の痒みが少し引いたので治ってきたのかと思ったら、別の箇所が痛くなってきたせいかもしれない。
水曜日あたりから一年ぶり位に坐骨神経痛を発症してしまい、右の臀部からつま先にかけて痛みがきた。整骨院とかストレッチヨガで神経痛が少し軽減すると、また顔の痒みが出始める。
常にどっかしら体の状態が悪いひなたぼっこ。
もう昔からそんな感じなのだが…それが私の病気なのだろう。器質的に問題はなくても、痛みとか痒みとか辛さとか症状だけが出てくる場合が多い。坐骨神経痛に関しては…これは本当だと思うけど。
新たな感情の芽生え
月曜、火曜とラインも通話もこない食品会社勤務のMに、今夜通話するかもと水曜の午後にLINEする。最近は、普通に彼と話したいと思っている。連絡がないと私への気持ちが冷めてしまったのだろうか?という不安に襲われることも確かだが、声を聴かないと寂しいという気持ちも出てきた。
LOVE❤️とかときめきとか恋とは違うし、Mともし付き合うことになっても、あきらめとか妥協とか…それとも違う。
時間をかけてじっくりお互いを知って、愛情なり信頼関係なり育んでいく形もありなのかな。
長電話になることを見込んで、今回は私も寝る準備を整えて21時半ぐらいになったら通話してみようとスタンバっていた。すると珍しく、この日は相手からかかってきた。
今回は下ネタもなく、わりと普通の話が多かったのだが、ちょくちょく話題に出てくるのは、早期リタイアを考えているという話。52歳でリタイアを考えているなんてずいぶん早いなと思うのだが、今住んでいるマンションを貸して自分は安いところに暮らして、家賃収入と適当なアルバイトや投資などで年収200万円くらいあれば、自分1人なら十分やっていけると見込んでいるらしい。
おそらく貯金がたくさんあるのだろうな。子供たちに遺産を残すつもりはないと言っているから、残りの人生で自分のために使い切るつもりで考えているのだろう。
「それでいいんじゃないの?」と共感はするものの、やっぱり貯金を取り崩すって、私は若干不安だなぁ。将来いつ何が起きるか分からないし、高齢になれば病気や介護等もあるし、私の場合は経済力のない息子にある程度の蓄えを残しておかないと心配で死ねない。
M曰く、「すべてやり尽くした」ので今は金より自由がほしいらしい。私の方が彼よりずっと年上で、すでにセミリタイアしている私の自由気ままな話を聞くたびに「自由だねぇ〜!」と若干羨ましそうに返してくる。
そんなMの将来設計は、このまま一生1人だったら、沖縄か長野か山梨に移住したいと考えているそうだ。どのエリアも好きな場所で、これまで30回くらい旅行したらしい。30回!!どんだけ金持ってんだよ。
ただ沖縄は家賃や物価が安くはないから、ちょっと無理かなとか。
ひなたぼっこだったら…息子のことや実家のことなど何も考えなくていいなら、もう一度大宮のほうに戻りたい。
お互いに引っ越しが好きなところも、自由気ままでいたいところもなんとなく似ているな。
似ているといえば…彼の実家は板橋区で、その後杉並区(ひなたぼっこの実家の隣町)の社員寮に転居することになる。
逆に私は実家が杉並区で、初めて一人暮らししたところが板橋区。
お互い、地元のスーパーとか知っているところが多いため、ローカルな話題でも盛り上がる。
いろいろおしゃべりをしていて、気がつくともう90分が経つ。私は何時に起きようと自由だが、6時台に起きなくてはいけないMが気がかりだったので、「そろそろ寝ようか」と通話を切ろうとする「え〜?!」と甘えてくる。だって、明日だって仕事なんだから寝なきゃだめでしょ。どうやら、もっと話していたいらしい。結局、23時半ぐらいまでおしゃべりしてようやく通話を切った。
アキヒコはそもそも電話もLINEもめんどくさいから嫌い!って人だったので、こんなに長電話好きな男は珍しい。
やっぱり一人暮らしが長いと、ちょっと寂しいのかな。
ハードル高いお泊まり
そうそう。
この日の通話で分かったことだが、Mの住んでいるマンションは我が家と同じ1LDKだが、8畳の寝室にはワイドダブルサイズのどでかいベッドが置いてあるらしい。
私に泊まりに来てほしいようだが、同じベッドで同じ布団を使って並んで寝るのって…。インドア系のオタクくんじゃないけど、どうも苦手だ。40代ぐらいまでだったら多分できてたと思うけど、もう長いこと、自分1人用の布団で寝ることに慣れてしまったうえに、アキヒコの場合だと、いびきや夜中のトイレなどですぐに私が目が覚めてしまうため、やはり別々の部屋で1人だけで眠りたい。
脊柱管狭窄症もあるし、マットレスにも多少こだわりがある。
あと、強いていうなら…なんとなくそのベッドで、過去に何人かの女が寝ていてそういう行為に至ったのかと想像すると、ちょっとなぁー。
お客様用の布団を用意してくれるのなら、泊まれなくはないけど。
結局、私の家に来てもらうほうが早いということか。
誰が最初に使うかわからなかったけど、一応誰か泊まりに来たとき用の寝具だけは6月くらいから用意してある( ̄ー ̄)ニヤリッ
万が一、我が家に泊まるという展開になっても大丈夫なように、普段しないような場所も念入りに掃除をしてみた。
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