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#172 男って、あぁ男って…【日記】

2023年9月30日(土)の日記

前回、「減らすと増える」というブログを書いたばかりなのだが、早速わずか1日でメンバーチェンジ笑。


①ガツガツ系せっかちくん(45)

私が、今アプリで気になっている人がいて、近いうちに会うというLINEをすると、「邪魔者は消えるとしますよ」という返信を最後にもうLINEはこないものと思ってそのまま放置していたら、昨日の朝、何事もなかったようにしれっと「おはよう」のLINEが!
「何?邪魔者は消えるんじゃなかったの笑?」と聞くと、「だめだったら慰めてあげようと思って笑」と返信が。
私と付き合うことは多分無理だろうと薄々わかってはいると思うのだが、やっぱりブチッと縁が切れてしまうのはなんとなく寂しいらしい。
未練たらたらか?(付き合ってるわけじゃないのに)
女はその点、決断も切り替えも早いんだけどね。

②名古屋住みの不動産営業マン(51)

たまたま出張に来ているときにマッチングして、今は名古屋に住んでいると分かった時点でこの人は候補から外れているのだが、毎日チャットのようなメッセージがくるので、暇つぶしに相手していた。機会があれば会ってもいいかな…程度の感情しかなかったが、突然相手から「実は名古屋には単身赴任で来ているのだけれど、それでもいい?」と意味不明のメッセージがくる。
「は?単身赴任て既婚者ってこと?1番最初に既婚か独身かって聞いたよね?」と返信。念のためこの人がなんて書いてきたか、さかのぼって確認してみると、返答は「バツイチです」だった。はっきり独身と書いてない。もしかして曖昧にぼやかして回答を避けたのか!

「騙してました。すみません」みたいな返事とともに、マッチングアプリが自分には合わないので退会しようと思っているが、その前に私を騙していることが心苦しいので白状したとのこと。
要は、宗教だの営業だの変な連中ばかりで、まともな人とマッチングできないことがわかったとか。唯一まともだったのが私ってことらしい。どうやら私がこの男性の好みのタイプだったとのことで、独身と偽ってでも、あわよくばどうにかなりたいと思っていたようだ。
なんだ、そういうことだったのか。

「別にチャット相手だから大丈夫だよ〜。なんかかわいい😄」
良心の呵責に耐えきれず、既婚であることを白状したところがなんかかわいいなと思って思わずそう返してしまった。
「退会するのは寂しいけど、元気でねー」とお別れを言うと、「LINE交換する?」と聞いてきたので「ただのLINE友達以上にはならないけど、それでもよければ」と返信。それに対してしばらくレスがなかったので、そういうことかと判断し、見切りをつけて私の方からマッチングを解除した。
妻と不仲なのか、それとも円満だけど単身赴任中にここぞとばかりに羽を伸ばして火遊びをしたかったのかは謎だが…。どのみち既婚者に用はない。

③取引先のアラフォー男子のお悩み相談

ここからは、マッチングアプリの有象無象とは全く関係ないのだが、仕事で取引先の担当者が、最近まで1ヵ月ほど休職していた。彼、Kくん(39歳)はかれこれ10年近く前からのお付き合いだろうか?母と息子というより、叔母と甥っ子みたいな感じだが、頼めば快く動いてくれるし、失敗すればちゃんと謝罪もできるし、素直ないい子なので可愛がっている。
コロナ禍になってからはほとんど対面ではなくリモートでやりとりしていたのだが、昨日は本当に久しぶりにKくんと再会。なんだか少し痩せた感じがする。休職する前のやりとりで妻との不仲説を聞きかじったことがあり、その後体調を崩したため、「何かあれば相談に乗るからね!」とメッセージを送ると「よろしくお願いします」という返信だった。
そして昨日、仕事の話が終わったあとに、彼の抱えている状況を聞いてみると、こんな感じだった。

妻が、突然縁もゆかりもない岡山に移住したいと言い出す。そして、4歳と6歳の2人の子供を連れて、岡山への移住体験に行ってしまった。その間、妻とはほとんど連絡がとれず、岡山のどこにいるのかも分からない状態。夫であるKくん1人が2 LDKの家に取り残される。
そして体調に変化が…。ある時から血便が出たり眠れなくなったり、朝起きても仕事にいけなくなるという状態が続き、これはまずいと感じ、病院を受診することにしたそうだ。

そもそも、なぜ妻が夫にも場所を告げず、移住をする気になったか…。そこが大事。
Kくんが言うには、半年位前からそれまで作ってくれていた自分の夕食は作ってくれなくなったとのこと。
そういえばこれって、マッチングアプリにも同じような人がいたな。スピリチュアルにハマっている大学の同窓生おじさんだが、彼の場合は自分だけ粗末な夕食だったので、だんだん体重が減っていき、家出して実家に帰ったという話だった。それを本人は虐待と言っていたが、夕食を作ってもらえないことを虐待と捉えるかどうかはその人次第。
Kくんは、今まで共働きだった妻が夕食を作ってくれていたという考えで、それを虐待とは捉えていないようだった。

その辺から家庭内別居が始まったようで、子供との関係は良好だが妻とはほとんど口もきかず顔も合わせず。
「もともと妻とは性格が合わない。向こうはきれい好きで几帳面だが、自分はわりと大雑把で、自分がやった後のことも妻がやり直すことが多い。妻がやってくれるので、だんだん自分もしなくなった」と言っていたが、いやいや、そんなのは結婚する前からわかっていたはずだから、それが原因じゃないだろうと推察した。
もっと根は深いはず。そして必ず、移住を決意する前までに何度かサインは出していたはずだ。

ひなたぼっこの鋭い?女の直感からもう少し本音を聞き出してみると、なんとなく理由が見えてきた。
どうやら、同じフルタイムで働いている夫婦だが、育児はワンオペ(妻)だったようだ。保育園への朝の送りと、夜の食器洗いは自発的にKくんがやっていたようだが、それ以外はほとんど妻がやっており、おそらく子育てと家事と仕事とで、かなりの負担が妻にかかっていたのだろう。そういった話し合いもあったようだが、Kくんの回答が的外れで、妻の期待に応えるような内容ではなかったらしい。
まぁ、その辺まではKくんも気づいてるんだね。

妻からは何度も「気付くのが遅い!」と言われたそうだ。
大雑把な人って…もともとおおらかだったり鈍感だったりするから。
いや!男は全般的に、女の気持ちなんて理解できないからなあー。メル友さんが以前言ってたな。そもそも脳の仕組みが違うからだと。
妻がSOSやサインを出しているときに、もっと気づいてあげていたら、こんな状態にまで陥らなかったと思うのだが。

結局、一時的な移住体験から子供を連れて妻が戻ってくると、今度は同じ家にいることが息苦しくなってきたらしい。
妻はリモートで働いているらしく、ほとんど家にいるので、具合が悪くて別室でKくんが起きれず寝ていても、心配したりとか、食事の世話等は一切ないそうで。体調不良の中、夜な夜なコンビニで弁当を買って食べていたらしい。
家にいるより仕事に行った方が気分転換になると思い職場復帰したのだが、メンタルクリニックで処方されている薬のせいで、勤務中に90分ぐらい居眠りしてしまったそうな。突然意識をしない、全く気づかないまま爆睡状態…。本人的には相当ショックだったようだ。

Kくん的には、子供とは離れたくないので何とか修復したい。
妻的には、養育費とかは一切いらないので、子供とも会わないでほしい。

ひなたぼっこの推察。
女はいちど気持ちが覚めたら、気持ちを立て直すのは難しい。移住についても、昨日今日の思いつきではなく、おそらく何ヶ月も前から綿密に下調べをしていたのだろうから、覚悟は固いだろう。
離婚へ向けてまっしぐらのような気がする。
反面、男は意外とのんきに考えているところがあり、妻が心の中でそんなことを計画しているとは思いもよらず、仕事や趣味に没頭している人が多いようだ。マッチングアプリにもそんな人がいたなぁ。そして、私の元夫もそうだったが、簡単に修復できるとか、どうにかなるだろうとか高を括っていたりする。

だから前から言ってるじゃん!
女は感情の生き物なんだから…好きという気持ちが覚めた時点で、寄りを戻すなんて無理だし。お金のためとか、子供のために仕方なく仮面夫婦を続けているカップルもいるだろうけど、裏ではデスノートに夫の名前とか書いてたりするという話しはよく聞く笑。
あ〜、こわいこわい。知らぬは夫ばかりなり。女の決意を甘く見るととんでもないしっぺ返しがくる。

そして、もう一つ…。もしかしたら好きな男が別にいるかもしれない。
なぜなら、母親だったらやはり小さい子供から父親を取り上げるのは相当悩むはず。子供のために辛抱しようとか、形だけでも疑似家族でいようとか考えそうなものだが、この妻はそうでもなさそうだ。

ひなたぼっこの助言。

Kくんには、まず今の体の状態が心配なので、とりあえず別居してみたらどうかと提案。妻や子供と一緒にいることで、さらに針の筵状態で気が抜けないのなら、いっそのことひとりでのびのびと暮らした方が、体調の回復にも良いような気がする(気の毒なことに、彼の故郷は北海道。東京には頼る親戚などもいないらしい)。
そして妻自身も、父親を恋しがる子供たちを見れば、また気持ちが変わるのではないかなという気もしなくもない。自分の気持ちも大事だが、母性があるのなら、やはり子供の気持ちを考えるはずだから。

子供には会わせたくないという妻と、子供には会いたいというKくんのお互いの要望の衝突については、やはり家庭裁判所で調停をするしかないのかな?双方で主張しあっていてもらちがあかないし、全く関係ない第三者に間に入ってもらったほうがスムーズな場合が多い。
ひなたぼっこの場合も家裁で調停をした。離婚したいという私と、婚姻を続けたいという夫が双方譲らなかったため結局不調に終わってしまったが、自分の感情を吐き出したり思考整理する意味で、無駄ではなかったと思っている。

私の離婚の原因を聞かれたので、夫側のセックスレスという話を(取引先相手にこんな話をしていいのかわからんが)すると、Kくんも、自分も3年位前から妻から拒否されてると言っていた。おそらくふたりめの子が生まれて、疲れていたり子育てでいっぱいいっぱいだったのかもしれない。何度か拒否されているうちに、もう自分からは誘わなくなったとか。よく聞く話だ。
そこで思い出すのが、セックスレスを扱ったドラマ「あなたがしてくれなくても」。
彼の立場は、田中みな実に拒否される岩ちゃんになるが、そっちではなくて、奈緒の気持ちが理解できない瑛太のような気がする。なので、このドラマをじっくり見て、妻の心を少し理解してほしいとアドバイスしてみた。

そして、もう一つアドバイスしたことは、マッチングアプリとかSNSでメル友を作ってみては?と。もちろんリアルに会うと浮気っぽくなってしまうが、私も夫のセックスレスで悩んでいた時は、何人かの同じような悩みを抱えている人たちとメール交換して悩みを聞いてもらい、気持ちを晴らして部分がある。1人で抱えて悶々ととするよりは、知らない相手に悩みを聞いてもらうことは、意外と効果があった。

その4点くらいを歩きながら回答していたのだが、Kくんと別れて帰る道すがら、ふと思ったことがある。
Kくんの自覚としては、妻にワンオペをさせてしまい反省しているようだったが、あれ?ちゃんと奥さんに謝ったことってあるのかな?
確認してみると、どうやら明確に謝罪した事はないらしい。
とにかく、まずは妻に自分の非を認め、素直に「ごめんなさい」と謝ることを勧めてみた。今は帰宅すると、妻はすでに酔っ払って自分の部屋にこもっているため、話し合いすら持てない状態のようだが、それでもとにかく勇気を持ってトライするように伝える。

元夫もアキヒコも、いやいや、私に素直にごめんなさいなんて謝ってくれた彼氏なんていたっけかな?
簡単な喧嘩じゃないんだよね。
本当に心が傷つくような深い出来事で、それについて男側に改善を求めると、逆に頑なになって絶対に非を認めなかったり、逆ギレしたり。
ありがとうという感謝の気持ちを言うことはわりとたやすいが、ごめんなさいと謝罪の気持ちを伝えるのは、人間てなかなか難しいと思う。男も女もそうだろうが…。

ことさら男となるとプライドも高いし、ましてや彼女や嫁に対して頭を下げるなんてとんでもない話で…。それをすることは相当勇気がいると私は思っている。
ただ、私だったら、許しちゃうかも。
相当怒りが沸点に達していたとしても、相手が心から反省して非を認めて謝罪してくれたら…いいよっ!てなっちゃう気がしなくもない。
まぁ、実際謝ってくれた人がいないから別れちゃったんだけどね。

でも、それもタイミングが大事。
怒りを通り越して、次のステージにいってたら、何をやっても暖簾に腕押し状態かもしれない。

先日見たバラエティーで森山良子が歌っていた楽曲。


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