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#167 日和った男【恋活日記】

2023年9月18日(月)の日記

そういえば今日は、亡き母の誕生日だ。
生きていれば… 96歳。90歳になるまで1度も病気で入院したことがなかった母だったので、100歳くらいまで生きると思ってたんだけどなぁー。


好天に恵まれた9月の3連休は、相変わらず暇〜。
マッチングアプリでやりとりしてる人は何人かいるけど、結局付き合いに発展しないためデートの約束もできず、あるいはまだやりとりを始めてから日が浅いため会う段階に至らずで、つまらない休日だ。

疑心暗鬼な男たち

その中で、たいして話が盛り上がっているわけでもなく、ゆる〜くメッセージのやりとりしていた仙台出身の43歳の男の子は、3連休は何も予定がなく暇とのこと。そして、1人でどこかに行くのもつまらないので、とにかく誰か同行者を見つけたいひなたぼっこ。
この男子は神社仏閣に興味があるというので、じゃぁ一緒に行こうかと誘ってみたら「え?いいんですか?」と、会ってもらえることに驚いていた様子だったので「いいに決まってるじゃない!😃」と返信する。
リアルに会う約束をするのに、多少タイムラグがありよくフリーズするマッチングアプリよりもLINEの方が当日連絡がスムーズだと思い、LINE交換を提案してみる。
どうやらそれが相手の警戒心を誘ったのかわからないが、少し態度が硬直。「抵抗あるなら、このままアプリでのやりとりでも大丈夫だよ」とメッセージを出すと「このままでお願いします」とのことだったので、LINE交換はしなかった。

私自身はさほど神社仏閣そのものには興味ないのだが、相手に合わせて場所を決め、前日の夜に連絡した段階では、待ち合わせ時間や場所もオーケーとの返事だった。でも、どうもリアクションが鈍い。
あまりこの子との約束はあてにできないなぁ〜、当日ドタキャンされても仕方ないか、くらいの気持ちでいた。

そして翌日、具体的な待ち合わせ場所についてメッセージを送ると、しばらくしてアプリのトーク画面から彼の名前が消えていた。どうやら相手からマッチングを解除されたらしい。結局いまいち気が乗らなかったのか、もしくは警戒したのかもしれない。(でもせっかく行く気になっていたので、1人で目的地には行ってきた。仙台出身の男の子からソロ活の背中を押してもらった感じになった)

この仙台の男の子(年齢的にはおじさんだけど)に限らず、アプリの中でメッセージのやりとりをしていた人で、同じようなことが2回ぐらいあった。私からLINE交換を持ちかけて、全然抵抗なくIDとか4次元コードとか教えてくれる人がほとんどだけど、たま〜に慎重な人がいるのが厄介だ。逆に私なんかは、相手からLINE交換を持ちかけられても、日本語の文章が不自然でなく「大丈夫だろう」と判断すれば、抵抗なくLINEに移行する。

LINE交換を求めてひよった男は、マッチングアプリ自体に慣れてないのか、おそらく営業とか勧誘とか業者を疑ったのかもしれない。
1人は、茶髪のブチャラティおじさんで、そこのマッチングアプリを退会したいのでと理由を話したのだが、〝女性からLINE交換を求められたら要注意”とネットの情報で読んだらしく、断られた。その後3日ぐらい返信が来なかったので、もうこの人は無視してアプリを退会した。

もう1人は、毎日メッセージ交換をしていたのだが、1週間ぐらい音沙汰がなかったからどうしたかと思ったら、アプリにアクセスできなくなったとのこと。そんなことが2回続いたので、こちらからメールかLINEに変えようか?と提案した。なんかその辺からぎくしゃくして、なんだかこちらを疑ってるかのような文面がきたので、面倒くさいからマッチングを解除した。

LINE交換したって、嫌だったらブロックすればいいわけだし、何をそんなに疑心暗鬼にもったいつけてるのかと思ってしまう。
でも、直接顔を合わせて信用できるまでは交換しないほうがいいのかな?アプリのままだと距離感が全然縮まらないんだけどね〜。
あまり警戒しすぎても、良い出会いを逃してしまったり、その先に進めないと思うのだけど…。私は業者や詐欺っぽい人は見抜く自信ができたので、相手を警戒するよりとにかく出会うことが優先だから、積極的にLINE交換するけどね。

「たしかに!!」

マッチングアプリから離れて、久しぶりにいつもの友達募集のSNSを覗いてみた。自宅からはバスの距離になってしまうが、比較的大きな公園でのウォーキング仲間を募集している男子がいた。
その男の子は32歳の独身で一人暮らし。
募集対象の年齢も性別も特に気にしないということなので、親子ほど年齢は離れているけれど、応募してみたらとんとん拍子で会うことに。
メッセージのやりとりはいたって普通だったが、その中に「コミュニケーションはそんなに得意ではないけれど」との一文があった。

いや、ちょっと待てよ!
このSNSで知り合った人って、かなりの高確率で精神疾患とか発達障害とかクセのある人ばっかりだったよね😥しばらくマッチングアプリばかりやってたので、そのことを忘れていたが…。
マクドおじさん、図書館司書アツオ、東大医学部卒の元ナース、31歳熟女好きのぽっちゃりくん、掃除ができない西郷どん、アルコール依存症気味の女性、下品な酔っ払いのバツイチご近所さん、そしてエッチ大好きメル友さん・・・
思い出すと、そうそうたるメンバーだわ〜。しかも、濃いぃ〜。

でも約束したので、とりあえず覚悟を決めて待ち合わせ場所に。
日曜の夜、時間も19時半で外は真っ暗。こんな時間から外出することはほぼないのだが、ある意味知らない風景で新鮮でもあった。
終始マスクをしていたので、相手の顔は一部分しかわからなかったが、小柄で華奢(本人曰く、細マッチョらしい)な普通の男の子。
32歳という年齢よりはずっと若く見えたので、大学生でも通用するかも?
この子と会った目的は…ほんとに暇つぶし?
誰かと会って話したかったという感じかな。あとは、仲良くなれればご近所友達とか。
恋愛とかは…もちろん年齢的に考えてなかったけれど、直接顔を見て話したら、やっぱりまだ幼くて、息子とか甥っ子とかそんな感じだった。
そういえば、以前やりとりしていた20歳の大学生ホストくんもそうだったけど、やっぱり若い子との話はイマイチ面白くないなぁ〜😅
ていうか…整骨院の先生とかはわりと話が弾んだから、相手によりけりか。

私が母親目線になってしまうからかもしれないけど、私が何か話をすると、彼の相槌が「たしかに!!」と、この言葉を繰り返してくる。たった1回しか会うことがなかったホストくんも、そういえばこの言葉をよく使っていた。私が通院している整骨院の女性スタッフも、会話の中でよくこの言葉を繰り返す。
え?若い人たちの間での流行り言葉なの🙄?
でも、ラジオで50代半ばのrhymester宇多丸さんもよく使ってるな。
「たしかに、たしかに」って頻繁に。いちどその言葉が気になり始めると、すごく耳障りになってくる。
「たしかに!」の後に、自分の意見とかを言ってくれれば、話も広がるんだけど、そこで話題が止まってしまうのが残念。
年齢差というより、コミュ力の問題なのかな。

人に歴史あり

茶髪にピアスをしたこの子は、足にはタトゥーを入れているらしい。マスクをして目元だけで出ている顔は、なんとなく嵐の相葉ちゃんに似ている。彼の生い立ちを聞きながら歩いたのだが、両親は子供の頃に離婚して、17歳位までは母親と妹と3人で暮らしていたようだ。
ここまではよくある話なのだが、驚きなのは中学を卒業してからの彼の経歴。学歴は中卒で、その後は塗装屋さんの親方のもとで修行をしながら、すでに働き始めたそうだ。母親の元も離れ、東京市部を中心に転々と一人暮らしをしていたらしい。父親とは連絡をとっていないので、肉親は母親と妹だけになるのだが、その母親も昨年53歳の若さで他界。妹とはその時に顔を合わせているようだが、普段はほぼ連絡はとっていないみたいだ。
普通だったら、青春真っ只中の16歳から22歳位の時期、彼は社会人として働き始め、家族と会うことなくほぼ1人で生活をしていたということだ。

中卒から塗装見習いを始めて、現在は1人親方として塗装業をしているこの男子は、月収だけで120万円位と言っていたので、なかなかすごいなと思う。しかも特にホームページもなく、自分でインターホンをピンポンして営業して仕事とってくるらしい。中間マージンを取らないから、戸建ての外壁塗装でも100万円位で請け負うとか?
今時、玄関先で営業して仕事がもらえるのか?!と思ってしまうが、なんとなく見た目が可愛らしいキャラなので、信用して頼んでしまう人も多いのだろう。とにかく破格の安さだし。

そしてこれまでに、屋根や足場から何度も落ちて、全身骨折だらけだと言っていた。そんなに怪我をするものかと思ったが、どうやら落ち着きがないらしい。ちょっとグレーゾーンを疑うな〜。
聞くところによると、母親もうつ病とかパニック障害とかあったようで、この男の子自身もパニック症状を経験したらしい。やっぱり何か持ってたんだなぁー。ヘルメットもかぶらず、高いところで塗装するなんて…ちょっと危なっかしいなぁ〜💦
付き合っていた彼女も何人かいたが、大体同棲して2年半位で別れたと言ってたな。

思い出した!!私も彼も、パートナーと別れて何年かたって「さびしい」というキーワードに共感して会うことになったんだ。
お互いに寂しい者同士…傷の舐めあいじゃないけど笑。なんとなく他人と話すことで、癒しとか心の触れ合いを求めていたのかもしれない。

結局、友達募集で知り合った32歳の男の子とは、我が家の近隣を(主に、彼の生い立ちや仕事の事など)おしゃべりしながら4キロぐらい歩いて解散した。
彼の今回の募集目的がよくわからないからあまり深入りはしていないのだけど、(私的に特に楽しいってわけでもないから)これっきりで終わりでもいいし、またどこか一緒にウォーキングしようってなったら、特に断りもしないと思う。

LINE友達交代

毎日「おはよう」のLINEを送ってきていた横浜のヘルパーくんとは、今日縁を切った。とにかく仕事が忙しくて会えないとか、坐骨神経痛で運転途中で足がつるからこちらまで車で来れないとか、会えない状態が1ヵ月も続いていたため「ほんとに会う気があるの?」と思ってしまうのは仕方がないだろう。
そのくせ、毎晩エロい電話をしてくるし。
ほんとに会いたいと思ったら、先日の土木課シンパパくんみたく仕事を早退してでも会いに来てくれそうなものなんだけど、そこまでの意気込みもなさそうだし。

かといってLINEをまめにくれるわけでもなく、なかなか既読もつかず返事もこない状態。まともな顔写真も送ってこないし、会うこともできないんだったら、なんか意味ないなと考えていた矢先、ヘルパーくんと通話している途中に突然顔写真を送ってきた。
(マジかっ!!何かイメージと全然違う!!)
え〜?この人と私ずっとエロいことしゃべってたの〜😅?
いやいやいや、ちょっと無理だわ〜。
この写真を先に見ていたら、おそらくいいね返しもしなかったし。
ちょっと寂しさもあるけど、どっちみち忙しい人とはうまくいかないと思っていたから、お断りした。会う前に写真送ってくれてよかった。

結局、毎日LINEで繋がってるのは、今、せっかちくんだけになっちゃったな〜。マッチングアプリなんて、こうやって人が入れ代わり立ち代わりだから、まぁいいんだけどさー。長く付き合える友達なり、オンリーワンの彼氏なりがほしいんだけど。

と…そんな時、昨日ウォーキングをした塗装業のひとり親方くんから「連絡先交換しますか?」のメッセージが来た。まぁ、別にいいけど。
そういえば、昨日の別れ際「今度ドライブでも…」なんて言ってきたけど、その時は聞き流した。
すると、また昨夜もメッセージの中に「今度はドライブでも」と書かれていたので、ウォーキング仲間募集なのになんで?と思い「若い男の子がこんなおばさんとドライブする意味がよくわかんない」みたいな返事を出した。どうやら、カフェとかお店の中に入ると、その景色にすぐ飽きて落ち着かないらしい。
落ち着かない…すぐ飽きる…。ADHDの傾向が強いなぁー。
何だか知らないけど…磁石のように似たような人たちが吸いついてくるわ笑。

家族運が薄い

1人親方くんと外出先でラインを何往復か交換しながら家路についた。
帰りの電車の中でふと考えたが、家族運が薄い人…特にSNSで友達募集とかしている人たちはそういう人が多い。
私も含めて…私の息子もそういえばそうだな。兄弟もいないし、父親もいないし、肉親といえば私だけ。嫁はいるけど、子供はいない。

SNSで知り合った人たちも振り返ってみると、1人親方くんのように若い頃から両親が揃ってない、もしくは両親がいない人、両親との仲が悪くて早くから一人暮らししてる人…何人かいたな〜。
1年位前にLINE交換していた40代の人、31歳の熟女好きのぽっちゃりくん、図書館司書アツオ、ネガティブなブチャラティ、フォトグラファーカツミ、いろいろみんな背負って孤独に耐えつつ生きてるんだね。
1人が好きな人も中にはいるけど。

ずいぶんいろんな人と知り合って、いろんな人と話して…いろんな人生にちょっとだけ触れて。蜘蛛の糸のように細くてすぐに切れてしまうようなつながりだったけど、リアルだったら全く話すことも出会うこともない人たちと、ほんの一瞬関わりを持って、彼らの生き様を垣間見ることができて…。
SNSの出会いは全く無駄ではないし、むしろ貴重だったな。
それが私にどう影響及ぼしているかは謎だけど…。
そして、相変わらず肝心の彼氏はできないんだけどね。

午後6時位の公園


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