新卒は就職しなくてもサイコーなんだぜ

現在、劇団ゴキブリコンビナートに参加させていただいている。ゴキコンに参加したいと思ったのは1年以上前で、本公演の演者募集ツイートを見たときから「出て〜〜〜」よりは「こんな面白い劇団が人足りないってどゆこと〜〜〜ウチがやるしかなくね〜〜〜」と心の地元愛強め系ギャルが騒いだ。当時は大学生だしスキー部あるし、そもそも演劇は未経験なのでスケジュールも定かにならない当時の状態では無理と判断し諦めた。
実際、本公演の3日間とも空いてなかったのでこの時の判断は正解だったと思う。
年が明けて卒業目前のころにウルトラさんが昨年と同じくゴキコン本公演の演者募集ツイートをしていたので2日後くらいにDMで申し込んだ。年齢性別演劇経験の有無を聞かれたので「22歳男演劇経験無し」と送り即採用された。そこからほどなくして4月から阿佐ヶ谷ロフトの『見世物ナイト2』のミニミュージカルの稽古が始まり、本名が同じ加藤という理由だけでもう1人の方と合体しているシャム双生児(兄)役をもらいゴキコン初出演を果たし、翌日はまたゴキコンとして姫乃たまのバックダンサーとなり巨大八角形をゴロゴロ転がしたり解体したりした。
5月から本公演の稽古が始まり、5時起きでバイトに出かけ、バイト後すぐ稽古へ行き23時に帰宅するという、高校生のガチでやってた部活を超えるタイトなスケジュールが襲ってきた。
そのストレスを解消するかのごとくコンビニの芋けんぴを毎日のように食べ(安くて量があってたくさん噛めて満足するから)、今まで聞かなかったSHISHAMOを聴いた。少しでも青春や恋にかける男女の歌で、ゴキコンの怪電波ミュージカルソングに侵されていく心を浄化しようとしてたのかもしれない。
5月の本公演も初日に肋骨をポキってしまうも、公演になんの影響もなく終わるという『大きな目で見たら無事終了』した。チャップリンも本人にとっては悲劇でも周りから見たら喜劇みたいなこと言ってるし、まあそんな感じだ。
本公演直後もゴキコンがライブハウスに呼ばれエアバンドを結成したり、BBG48のバックダンサーとして出演したりと6月7月も充実した。

そんな中でグレイモヤを2回見たり、東京に遊びにきた立命館の人たちと麻雀したり、学生落語と学生お笑いがガッツリコラボするライブを見たり、自炊が思いのほか楽しかったり、いろんなイベントもあった。大喜利もいっぱいやったな〜。
今が人生で一番楽しい。
大きな夢に『ゴキコンに参加したい』があってそれを叶えることができ、しかもそれが充実してることで夢の2乗が完成してる。
夢を叶えることでまず一つのハードル、叶えたとしてもそれが良いか悪いかという二つ目のハードルどちらも超えた、いわゆるギャンブルの勝ちパターンに入っている。確変である。STだ。ARTだ。三連単だ。
夢を叶えられたとしても現実は非情な人たちもいるわけで、そう考えると幸せすぎるくらいではないか。この幸福を叶えられる人は何人いるんだろうか、少ないかもしれない。
大学生活は勉強とスキーにエネルギーもってかれ、スケジュールを抑えられていたが、今は自由度も広がり、そこに注ぐエネルギーもたくさん。
大学生活は人生の夏休みと言うが、夏休みは本来暑くて勉強に集中できない環境だから休みなのであって、今は涼しい中休めるのでサイコー!!ハッピー!!!みんな夏休みの宿題持って通学してるーー!!!
極めつけにゆうDフェスを開くんだから、ホントやりたい放題できるんだな。新卒フリーターは無敵。
とはいえ仕事は仕事ととしていつかちゃんとやりたいと思っている。バイトが5時出勤18時退社とかギャグである。とりあえずバイト辞めても生活できるよう固定費を下げたい。上京したら仕事辞める宣言をしてる友人ハーデスと就活してないゆうDとルームシェアして1人家賃2万ちょいで過ごせたらいいなと思ってる。この3人はめぞん一刻のこずえちゃんを好き、許せない、普通の思想で分かれている意外は仲がいい。俺は全自動麻雀卓、スイッチでスマブラもマリオメーカーもCLANNADも持ってる。死ぬまで遊べる。遊ぶ仲間さえいればいいだけ。その計画を進めるためにも早くクソ長屋を形成したいものだ。

はたから見たら大卒フリーターでふらふらしてるように見えるけど、実は気ままに踊ってるんだよ。

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