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2024年富士スピードウェイ(春)SUPERGT GT300クラス過去データ分析

 岡国戦を現地観戦していましたが「厳しい」の一言しか出ませんでした… ソシャゲ的にいうならSUPER GT Ver.2.0という感じにバージョンアップ(ダウン?)した感のある印象で、それまでのデータ等もご破産になりかねないのですが、先ずはデータ分析をしていきたいと思います。


過去の有利な車はGT-Rだが…

過去6年車種別表彰台

 この表を見ると圧倒的にGT-RがFSWで有利で表彰台を獲得していたことが分かるとは思うが、去年のもてぎから始まった対GT-R弱体化用BOPでFSWを走っていないだけに、去年56号車が練習走行1位→予選1位→決勝1位の完全優勝という偉業を果たしたが、今年もGT-Rが強いかというと、岡国の結果を見ても疑問符がつく。

苦手のロングフォーマットレースのFSWでBSは輝くか?

 今回はキロ数ではなく時間で区切られるフォーマットのレースだが、GT500が約1分30秒で周回したとき、極々単純計算で120周で3時間、キロ数に直すと約548km。500kmレースが110周、コロナ前にあった500マイルレースが175周なので、SC等が出なかった場合は500kmレースより多少長い距離を走ることになる。
 300kmレースの岡国で1-2-4-5位と無交換・2本交換等の幅広い戦略で無双状態だったBS。今回のFSWは3番手と苦しい立場にあり、去年のFSW(春)では負けはしたものの今まではDL勢が有利であったが、もし今回のロングフォーマットのレースでもBS勢が圧勝となると鬼に金棒、虎に翼、弁慶に薙刀と、正直手を付けられなくなってしまうので、DL・YH共に奮起して欲しいところだが…

ではGSRはどうよ?

GSR FSW(春)順位表
※2012年はBMB号11位、2020年は第二戦27位

 "マモノ"と聞くとSUGOを思い出すが、GSRに関してはFSW(春)でマモノに魅入られる事が多い。
 古くはボンネットがクラッシュでブッ飛んで手書きボンネットという後世に語り継がれる事となる2012年。2013年・2016年・2017年・2020年(2戦目)はタイヤのパンク、2022年は赤旗で2回のピット義務を果たしていたにも関わらず他車はペナ無し、記憶にも新しい2023年はオイルパン破損とお祓いした方がよいレベルでの不運が巻き起こる。
 逆に言えば、スムーズにフィニッシュしたときは初期を除き確実にポイントを持ち帰っているため、トラブルがないことを祈ろう。

【悲報】リストリクター径絞られる

2024FSW(春)BOP昨年比較

2024FSW(春)BOP昨年比較 FSWにおけるAMGのリストリクター径は2019年以降36mm×2と決まっていたのが、まさかここに来て-1mm×2減るとは… 寝耳に水とはまさにこのことかと…
 代わりにBOP重量が-15kg減らされたとはいえ、岡国でLambdaも減らされており、GSRにとっては痛いBOPになった。

雨を期待する?

 岡国のときにもYHのA052に似たパターンのレインタイヤの調子がよいことを記載したが、実際にFSWのテストでは良いタイムを出していただけに雨を期待するのも一つの手かもしれない(観戦するのは辛いが…)
 長期予報では信頼度は低いものの雨予報もでており、稀代の雨女のミクさん(最近は聞かなくなったような気がするが…)の神通力に期待するしか…

4/22 15時発表 ウェザーマップ社天気予報
4/22 15時発表 ウェザーマップ社天気予報

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