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GSRの総合優勝を考える

 GSRにとっては非常に悔し過ぎるレース、そしてホピ子こと25号車にはなんとしても復活して欲しいと心から願います。
 今回はちょいと志向を変えて過去のデータ分析を総合優勝分析に広げて考えてみたいと思います。


優勝戦線は?

 鈴鹿の過去データは基本的に前回ご紹介したものと同じで、そちらを参照して頂きたいのだが、そこで語られている様に、第3戦までに15ポイント以上取っているチームが今まで総合優勝しており、これで総合優勝チーム候補が6台(56/2/52/7/65/18)に絞られた訳だが、JGTC発足以来破られていない強固なジンクスのデータ通りに優勝が決まるのであろうか。

第3戦終了時時点のドライバーポイント

 そして第4戦ではあの厳しいBOPでよく表彰台を取ったBMW M4のStudieが2位表彰台。現時点ではランキング荒選手がランキングトップとなり、ここでのポイント15点はあまりにも大きい。

データ分析を邪魔するもの

 過去のデータ分析をしていると外れ値を叩き出すことが多いチームがあるのだが、それがグッドスマイルレーシング
 例えばFSW(春)の予選の順位から決勝の順位を見たものだが、基本FSW(春)で1位になるには5位以内に入るのが必須だが、一台だけ予選9位からの優勝という外れ値を叩き出している。

FSW予選順位からの決勝1位

 ちなみにこの9位からの優勝は2014年の事であるが、GSRの歴史を知っている人はピンとくるかもしれないが、その前の第1戦の岡国戦でも優勝を飾っており、前人未到の開幕からの2連勝でその年の総合優勝もかっさらっているのである。
 また外れ値でもマイナスの外れ値もあり、前戦のFSW(夏)では6割の確率のパーフェクトウインをふいにしてしまったのも記憶に新しいところだ。

漫画みたいなチーム

 その他にも外れ値を叩き出しているGSR「泥試合・荒れたレースに強い」と称されることもある反面、まさに昨年のFSW戦(夏)の様にパンクでリタイヤからの鈴鹿優勝という「漫画かよ!」とツッコミを入れたくなるのもまたGSRの面白いところなのである。

去年と今年の鈴鹿(夏)BOP比較

 次戦鈴鹿戦のBOPが発表されたのだが、注目すべきは去年の夏との比較。記憶にも新しいように去年の鈴鹿は優勝したわけだが、その昨年と比べて-10kgも軽いのである。また、GSR単体のサクセスウェイトを見てもまだ9kgと昨年比で-13kgも軽いのである。
 また、去年のSUGO戦もNOBさんの盲腸というアクシデントがあったものの、Q2進出、本戦でも1分21秒107と上位と遜色ないラップタイムだっただけに、BOPが去年と変わらなければ2連勝という道もまだ残されている。
 JGTC発足以来破られていない強固なジンクスを破るのもGSRではないかと思っており、今年がそのチャンスだと思っているのだが言い過ぎであろうか、鈴鹿戦そしてSUGO戦のBOPを注視したい

去年の鈴鹿の再現を

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