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オートポリス SUPER GT GT300クラス過去データ分析

 SUGOではGT500/GT300クラス両方とも暫定1位の表彰台がルール違反で失格というマモノもびっくりの結果に。鈴鹿(春)の23号車に続いて100号車が大クラッシュ。事故の連鎖を止めないといけないと思いますが…


GT300クラス総合優勝は2台に絞られる?

 オートポリスを含めて残り2戦、オートポリスはサクセスウェイトが半分になり総合優勝のチームも、実は過去のデータ上では2台に絞られているのである。

JGTC時代から続くもう一つの堅固なジンクス

 以前GT300クラスで総合優勝するためには「第3戦までにドライバーズポイント15点以上をゲットしておかなければならない」と紹介したが、実は総合優勝争いをするためにもう一つの重要なジンクスがあるので紹介しよう。
 それは上記のジンクスかつ「取りこぼしは2戦以内まで」というジンクスであり、これもJGTC発足以来破られていないジンクスである。

第3戦鈴鹿(春)終了時
第6戦SUGO終了時

 この2つのジンクスに現在当てはまっているのは2チーム、52号車(埼玉トヨペット Green Brave)と56号車(KONDO RACING)の2台となる。

年2勝でも勝てないSUPERGT

 ちなみに年2勝しているチームでも総合優勝できないチームは過去にも沢山あり、近年では2021年の60号車(FSW春夏2連続勝利)や2019年の11号車(FSW春+もてぎ)が記憶に新しいところだろう。
 SUPERGTは勝つだけではなく取りこぼさないというのも総合優勝においては重要なファクターとなる例だと言えよう。
 ちなみにSUGOで18号車がもし優勝していれば初の3勝+取りこぼし3戦以上というジンクス破りの初の例になるはずだったかもしれない。

AP戦タイヤメーカー別勝利数

 また、52号車がBS、56号車YHということでAP戦では残念ながらYHの勝利が4年間無い状態である。BS有利なサーキットで如何に56号車が52号車に対してポイントを近づけるかがAP戦の"通"としてのの見方であろう。ただ、もちろんまだオートポリスを含め2戦あり、他チームの動向も見逃せない。

ではGSRはどうよ

 気づけばシード落ちの危機… GT300クラスに与えられるAシードは今年18台、そのためには18位以内に入っていなければならないが、度重なる不運で今年はなんと現在15位。Aシードに入っていなければ出られないと言うわけでもないが、ガレージの少ないSUGO等で出られなくなる可能性が無きにしも…

GSRの下位も曲者揃い

 GSRのシードを脅かすのは、堅実な走りのyogibo27号車、老獪な走りのK-tunes96号車、駿くんのLMcorsa60号車、映画も好調GT初代チャンプのイゴール・大村・フラガ選手のアネスト岩田50号車、オリダーのapr30号車、もてぎ巧者の東名スポーツ360号車、APが地元戦のマッハ先輩、痛車のライバルPACIFIC9号車とうかうかしてられないのである。

オートポリスBOP昨年比較

 ただAMGは去年に比べてLambda値が+0.01高いのがかなりのポイント。NOBさんの体調も通常通りになるので去年の6位以上は硬いかもしれないが、先ずは堅実にポイントを稼いでシード権争いから脱出したい。
 また、同じAMGで痛車のPACIFICにも高ポイントをゲットをしてもらいたいと思う。

シード権を巡る痛車同士の戦いが始まる

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