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スポーツランドSUGO SUPER GT GT300クラス過去データ分析

 鈴鹿でGSRは5位という結果でした。速かったがFCYのピットタイミングで決まってしまった感もあり、本当に今年のGSRは"ツキ"が無い…
 気を取り直して第6戦となるスポーツランドSUGOの過去10年間のレースからデータ分析を行いたいと思います。


苦悩のヨコハマタイヤ

メーカー別タイヤ表彰台数

 一見するとほぼ同勝利数でタイヤ別勝利数は拮抗しているかのように見えるが、2015年のVivaC86MCを最後にヨコハマは実に7年間も勝利に見放されている。ちなみに直近の表彰台に上がったヨコハマのベストリザルトは2019年のGSRの2位である。

BRZ・GT-Rの2強のSUGO

過去5年間車種別

 現在4年連続でPPを決めているBRZ。69kgのサクセスウェイトを負っている事に加えて去年より55kg重いBOPを課されているとはいえ、5年連続PPの最右翼であると言えよう。
 GT-Rの得意なサーキットといえばFSWがまず挙げられるが、実はSUGOもFSWの次にSUGOの相性が良い
 特にGAINERはDLタイヤとのマッチングも相まって2022年は2位(ウェイトハンデ60kg)、3位(ウェイトハンデ93kg)であったり、100kgウェイトのKONDO56号車が4位とウェイトハンデをものともしないターボパワーが見られるのだろうか。ただしBRZ同様今年は鈴鹿(夏)同様にBOPで-0.07@の過給圧減少が示されており、本戦では鳴りを潜める可能性が高い。

ではGSRはどうよ?

サクセスウェイト別勝利数

 SUGOでの勝利ポイントはサクセスウェイトの重さにある。SUGOはほぼ第5or6戦に配置されることが多く、シーズン中で一番ウェイトが重い車が多く、過去データを見てみると61kg以上のサクセスウェイトを負った車は過去10年間SUGOでは勝利がない。
 GSR今年はここまでポイント9点で27kgのウェイトという絶不調振りだが、SUGOで初勝利のために今まで不運を被ってきた、と言っても良いくらいの軽量ウェイトである。
 問題は上記にも書いたようにヨコハマタイヤの勝利が7年間も無い事だが、最近はFSW(夏)でPPを取ったように、雨さえ降らなければ復調しているように思える。
 実に15年間の歴史で国内のサーキットで唯一の勝利が無いSUGOだが、去年鈴鹿(夏)でようやく初勝利したように、今年も間違いなく荒れるであろうSUGOでマモノを味方につけて初勝利する年だと思いたい。

SUGOのポディウム頂上の初登頂を狙う一戦に

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