工藤の2015年 ベストディスク

工藤の2015年のまとめ。最初は-音楽編-。ベストディスクを25位からランキング形式で記します。

25位 bird「lush」POPS

「今ジャズ」をJ-POPに落とし込んだ冨田ラボの研究結果がこのアルバム。birdの声はこういうトラックに映えますね


24位 G.RINA「Lotta Love」POPS

シティ・ポップなんて、大嫌いだ!!


23位 SiR「Seven Sundays」R&B

ひとつひとつのトラックが、そしてSiRの歌声が、どれもとってもSEXY。コールガールを呼んだ日のBGMは、これに決まり!


22位 Med, Blu & MADLIB「Bad Neighbor」HIPHOP

Bluの滑らかさとMedの渋さの相性がよい。何より、MADLIBのトラック!ザラザラした表面の奥の奥の奥の深い部分にユラユラと揺れる低音が沈んでいる、そんな本気の彼のビートが久しぶりに聴けた気がしました


21位 Cero「Obscure Ride」

ジェイムス・ブレイクのように、ジャケット写真の顔は全員ブレています。もしかして3人とも、童貞なのかな?


20位 Mark Ronson「Uptown Funk」R&B

ブラックミュージック史を1枚で包括する内容といえば、今年はどうしてもケンドリック・ラマーになってしまうけれど、マーク・ロンソンはそれをポップな次元でやったと思います!エラい!!


19位 Mad Satta「Comfort」R&B

よれたビートが印象的な"今"を感じさせるソウルバンド。エキゾチックなクセがないハイエータス・カイヨーテといってもよいかもしれません


18位 Illa J「ILLA J」HIPHOP

"J Dillaの弟"が、Dillaのトラックを使わず、でもDillaっぽさを残して作りあげたアルバム。偉大な兄の呪縛から解き放たれたい、でも完全には自由になれない、そんなイラ君が想像できて泣けます


17位 The Internet「Ego Death」R&B

来日コンサートで何をやるのかも、シド・ザ・キッド(女性です)がいつまであの髪型を続けるのかも気になります


16位 Jose Gonzalez「Vestiges & Claws」WORLD

スウェーデン出身/アルゼンチン人の家庭をそのまま反映したような、ヨーロッパと南米のいいところ取りの曲群。ズルい!


15位 Suchmos「THE BAY」ROCK

ボーカル・YONCE君のトレードマークである、よれたadidasのジャージが象徴するような、ダサかっこいい感じが好きです


14位 Pusha T「King Push – Darkest Before Dawn: The Prelude」HIPHOP

35分で終わってしまうので、白石麻衣さん握手列に並んでから自分の番までに3周くらいは聴けます


13位 Toro Y Moi「What For?」POPS

ブライアン・ウィルソンが憑依したとしか思えない「Run Baby Run」に泣きました


12位 João Sabiá「Nossa Copacabana」WORLD

Free Soulのような抜けの良い聴き心地のブラジリアン・ミュージック。これを聴きながら、美女のつくる健康的な朝食を食べたくなります(「いつかティファニーで朝食を」の見すぎ)!


11位 Beirut「No No No」POPS

相変わらず、ワールド・ミュージックの要素をポップスに落としこむのがお上手!MVも好き


10位 GoldLink「And After That, We Didn’t Talk」HIPHOP

聴けばカラダが踊りだす、見ればみんなが恋をする…。そんなキャッチフレーズがピッタリのヒップホップ。最近はメロウなトラックやダウナーなものも多いシーンですが、どのトラックも足に羽が生えたみたいな気持ちになる軽やかさがあり、お気に入りです


9位 安室奈美恵「_genic」POPS

38歳子持ちの女性の中で、ステージ上で生着替えして許されるのは安室ちゃんだけ!「Birthday」は2015年ベストJ-POPトラック!!


8位 Alberto Continentino「Ao Som dos Planetas」World

数多くのブラジル音楽の大物アーティストのアルバムに参加しているベーシストのソロ。初めて聴いた時は、「"渋谷系"みたいだ」と思いましたが、海外にそんなジャンルはないことにふと思い当たりました。ブラジル音楽やジャズを基調にしながらも、ポップスのようなまろやかな感触があります


7位 DAVID MORIN「EVERY COLOUR」R&B

最近のTHE INTERNETやTHE WEEKENDのようなドープなフューチャーソウルにはない、爽やかな曲調のイケメンなネオソウル。とても懐かしい香りがしました。今のメロウマッドネスが苦手な人にもおすすめの1枚!


6位 Quantic presents The Western Transient「A New Constellation」JAZZ

コロンビア仕込のトロピカルさが隠し味になった、クアンティック流ジャズ!クアンティックのアルバム、毎年ランキングに入れている気がしますが、好きなものはしょうがない! 麦わら帽の似合う美女と、エキゾチックな街で茶をしばきたくなる1枚です!


5位 Kamasi Washington「THE EPIC」JAZZ

ブルーノートTOKYOでのライブも素晴らしかったカマシ・ワシントン。何度も声に出したい名前のカマシ・ワシントン。こんなスピリチュアルでグルーヴ感のあるジャズを3枚組アルバムでリリースするなんて、絶対クレイジーでしょ! 初めて聴いた瞬間の衝撃度は、今年No.1でした。トランス状態に一時入るので、聴き終わった後は少し疲れます。


4位 Monsieur Periné「Caja De Musica」WORLD

最近、町並みがステキな田舎町か、海のきれいな南の島で美女とのんびり暮らしたいと考えることが多くなりました。コロンビアのジプシーバンドによるこの2ndアルバムは、小麦色に焼けた肌の美女と真っ青なカリブの海、吹き抜ける乾いた風が連想できる、とっても心地良い1作です


3位 Kendrick Lamer「To Pimp a Butterfly」HIPHOP

文句なし!かっこ良すぎてマイナス。ちなみに、ケンドリック・ラマーはラップ自体も好きですが、ルックスも好きです


2位 As Ganhadeiras de Itapuã「As Ganhadeiras de Itapuã」World

ブラジル音楽が誇るバイアーナの原初の姿を感じ取らせてくれる曲の数々は、最近「シティ」や「アーバン」に辟易している私の心をこれでもか!というくらい躍らせてくれました。今の生活から意中の女性(絶対、性格の良い美人!)と脱走して、高飛び。長い旅路の果てに辿り着いた楽園は、こんな音楽が遠くから聴こえて来るような街であってほしいです。


1位 Hiatus Kaiyote「CHOOSE YOUR WEAPON」R&B

栄えある第1位は、これ! 複雑なリズム。独特のエキゾチズム。もしかしたらクセが強くて苦手意識を持つ人もいるかもしれません。でも、自由奔放で扱いの難しいじゃじゃ馬娘ほど、セックスに持ち込めた時は気持ち良いと思うんですよね(経験はありません)。このアルバムも同じ。一癖も二癖もある彼らのリズムを乗りこなせた瞬間、立ち上ってくるエクスタシーが尋常ではないんです!彼らが来日した時に見られなかったのが、2015年一番の心残り!


以上、今年ワタクシが気に入った25枚でした。



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